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殴り合いデスティニー  作者: 火村虎太郎
六本木戦争
68/90

バカタレ無双達

雰囲気の悪い六本木。あちこちで、喧嘩や乱闘


「どうして、こんなに荒れてるの?六本木が?」田代

「はい・・・それが・・」山根


回想・・・


「おいっ!聞いたか?岩永君の・・・」

「おおっ。マジ、やべぇよな・・・」


「おいっ!岩永の聞いたか?」

「おお。マジ根性あるっていうか、完全に自殺行為だよ・・」

「やっぱ、すげえ男だぜ、岩永・・」


駆け巡る情報。


広島

一時帰省している。岩永

地元広島で、お店を出した模様。


「ビールじゃんじゃん持ってきて~」客

「じゃあ・・俺、イカ焼きと、焼酎~」客


「おいっ・・・・・」岩永


チョイ切れている模様。


だがやはり岩永の人望?味?それなりに繁盛してる店


「牛スジの煮込みと、ビールね~」こちらも、一時帰省中の菅原

「おいっ・・・お前ら・・」岩永

「えっと・・・俺、ビールだけでいいや。」こちらも、帰省中片岡


「お前等お好み焼き頼めやぁ~~!!!」切れる岩永


「ええぇ~・・・だってぇ・・・」客

「うん。まあ・・今度・・・」客

「だって、久しぶりの広島だよ・・」菅原

「アホなんだよ、アホ」片岡


広島でお好み焼き店オープン。

関西風のね・・・


「だいたい、なんで関西風なんだよ?」菅原


「ねーじゃねーか!あんまり広島に!」岩永


うん・・・無いね・・・

だって博多の屋台の中に、醤油ラーメン出すようなもんだし・・・


「それだけで出したんか?マジか?」片岡


「自信あんだよ!味にようっ!味~!」岩永


そこに新たな客がやってくる。

「うい~す。六本木から来たよ~開店おめでと~岩永~」六本木の数人


「おお!ありがとう。座って、座って」岩永



「じゃあ、俺、ビールと、そうだな、から揚げでも・・」六本木

「じゃあ、俺も・・」六本木


「・・・おいっ・・お好み焼き頼めや・・・」岩永


「あっ!いや、初めて広島来たんで、せっかくなんで、もう有名店で、

 食べてきたんだよ・・おいしかった~」六本木

「うん。うん。やっぱ広島来たら、お好み焼きだよな。」六本木


「俺の食えや~!!」岩永


「だって、関西風じゃん・・・」全員


やっぱ広島では、あんまり人気の無い関西風お好み焼き。だが・・


「お好み焼き頂戴♪おすすめで。」新しく入って来た客


「わぁ~きょうちゃ~ん♪」開店に駆けつけた佐藤


「ねーさんお疲れ~す。」六本木や菅原、片岡


「ジュ~~~~」

汗を流しながら必死で焼く岩永


「・・どうぞ。当店、一押しのミックスです。」岩永


「パクっ・・もぐ・・もぐ・・」佐藤


一同が佐藤のコメントを待つ・・・・


「うん♪」佐藤

「おっ!おおお!」一同


「・・普通ぅ・・・・」佐藤

「わははは。ふつー。ふつー。」笑う一同


本当。楽しそうだねいつも。

てか、無茶したな~お金どうしたの?またくすねたの?


「大体なんで、店だす大金持ってるのけーちゃん?

 それに、菅原、片岡も、何か、最近金持ってんな?」佐藤


「えっ?JACK売ったもん。」


はあ?岩永君・・・


「ああ・・俺も。」


ええ?片岡君・・・


「俺、六本木と渋谷にチーム作って、それの上納金」


マジ?菅原君


「プル・・・プル・・・」あれっ?切れそうだよ。ねーさん。


「この!バカタレが~~~~!!!」佐藤


「うわ~~ごめんなさ~い」岩永、菅原、片岡


原因はこれか・・・六本木が荒れてるのは・・・

ほんっと、超適当な三人だな・・・

結局、どうするの?帰るの?東京に?


えっ?家は、ねーさんの所しかない?ああ、あのせいでか・・

ん?このお店は?店長がいるから、たま帰省して顔出す?

うん。帰っておいで。まっ、帰ってきても、また適当か・・・


んで、渋谷に、JACKとJACK系のチームできてるけど・・

へ~正式な岩永系と菅原系なんだ、ちょくちょく居るね渋谷に二人。


えっ?六本木でナンパしてたら・・

「すみません。佐藤さんに、怒られるんで・・・」とか、

「いやっ、睨んでますよ、佐藤さん・・」とか、

「いやっ、もう何度も遊んでますが・・」とか、

有名になりすぎて、ナンパできない?

しかも、ねーさんチェックがきびしいから、

別の街の遊び場開拓した?

まったく・・・しょうがないな、ほんとうに・・


てか、ほとんど渋谷じゃん。遊んでるの。

えっ?ギャル系が今好み?

知らないよ!ほんとうに!もう・・・




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