抜け。ここで。
秋葉原
「アンちゃん、本当にあるのか?
秋葉原高校って、聞いた事ないぞ」運転手
「くっそ~・・とりあえずここでいいよ。いくら?」岩永
秋葉原高校。一般には、存在さえ、知られていない。
当然、地図登録や、電話登録も無い。
「とりあえず、走りまわるしかねえ!」急ぐ岩永
一方
(あと、もう少し・・この路地を、曲がって・・)
バイクで、飛ばすひとみ
秋高は、もうすぐ。
(来た!・・・掛かれ!)路地裏に隠れる池田と、兵隊
「グン!!」
宙を飛ぶひとみ。
道路に張られたロープ。
(えっ!・・やばい。引っかかった。空飛んでる。
この体じゃ、打ち付けられて、死ぬな・・・
ああ・・何人か、潜んでやがる・・・・)
ひとみ、スローモーションに感じ、良く、状況が、見える。
(ああ・・もう、落ちる・・多分すごい衝撃だろうな・・
えっ!!!けーちゃん!?)ひとみ
巡り合う。一瞬岩永も、意味が、わからない。
遠くで、ひとみが、空を飛ぶ。
「ドっ!!!ドガァーーー!!」叩きつけられる、ひとみと単車
「行けおら~!!殺せ~!!」池田
「うおおおお!!」兵隊
「ドゴ!」「ドゴ!」木刀で、殴られるひとみ
だが、すでに、体は、動かない。もとの、ダメージもすごい。
単車に乗るとかの状態では、最初からなかった。
「何やってんだ~コラ~~~~~!!」遠くから、突っ込んでくる岩永
(・・・けー・・ちゃ・・ん・)もう、僅かな意識
回想・・・
池袋某所
「まず、ひとみを取れ。
病院から、秋高に向かってくるところを狙え!。」滝部
「はいっ。確実に打ち殺します。すでに、虫の息ですし。」池田
「ああ、それから、爆撃と、黒紅蓮で、
潰しあってもらって、虫の息の両方を・・」滝部
「はいっ。まあ、残るのは、安田でしょう。」池田
「どういう事だ?池田」キムも、作戦会議に参加。
「実は、最初から、反根本で、意見は、揃ってまして、
キムさんには隠してましたが、
安田も、こっち側です。滝部さんにも、話は、通ってます。」池田
「わははは・・使えるじゃねえか池田!」キム
「はいっ。これぐらいしないと根本は、取れませんから・・・」池田
茶番劇!!なんたる、悪党。浅草の狂犬と、池田。
いつから?どこから?
根本を、取るために、爆撃の戦争に油をそそいで、
爆撃に根本を、取ってもらう予定だったが、
さらに、好都合、滝部参入。後ろ盾も、できた。後の、道筋まで。
あの、浅草の狂犬が、三つも年下の根本に、使われるはずが無い。
池袋の兵隊を殺したのは・・・安田。なんたる、茶番劇。
事実、すでに、池袋は、壊滅。頭の、死体も、いずれ、出てくる。
池袋の実権を手に入れた池田。さらに、滝部と言う後ろ盾。
滝部は、これで、新宿と、池袋の若手を押さえた。
いずれ、利権に繋がっていく。
ほとんどの謎が、滝部、池田、安田、キムの仕業。
ひとみを病院で、殺そうとしたのも、池田。
池田が、襲われたは、嘘。永井を、殺したのは、キム。
唯一、フランス戦で、安田が、撃たれたのは、
どさくさを狙った、華竜会のしわざ。
ん?覆面の集団は・・・
滝部、一気に、一大勢力。この企みが、成功すれば、
新宿、池袋。安田の浅草や、台場。
さらに、東京爆撃隊発足で、必然的に、本陣の渋谷。
さらに、小島が、基盤を作った、神楽坂まで・・・
もう、止まらない、滝部の勢い。思考。
回想終了・・・
(誰だ?あいつ?)池田、まだ岩永を知らない。
「シュっ!」何かパンチが、出たような?出てないような?
「ドン!!」吹っ飛ぶ池田。一瞬で、気絶
さらに、蹴散らす岩永。まさしく原爆。すべて、ふっとばす。
「ひーちゃん!!!ひーちゃ~ん」岩永呼びかけるが、返事が無い
「ぐっ!」ひとみを抱え上げる岩永
(とにかく、病院。表通りに出れば、人なり、タクシーなり・・)
急ぐ岩永
(・・ああ・・やっぱり、あれは、けーちゃんじゃ、なかったんだ
あいつだ・・・よくみると、あの時の影・・・
(池田を見て。池田少し岩永に似てる)
こうして助けに来てくれるし・・・けー・・ちゃん・・ごめん疑った
ぎゅっと・・・ずっと・・・・・・・こうして・・・・・・・・)
かすれて行く意識のひとみ
「ピクっ・・・ピクっ・・・」僅かに動く池田の手
一方秋高
「ドゴ!ドゴ!ドゴ!」すでに、気を失っている小島を殴り続ける根元。
圧勝!黒紅蓮。だが、兵隊は、お互い全滅。さすが、小島。
ほぼ小島一人で、黒紅蓮兵隊を撃破。(根本は、骨折のため、温存してた)
最後、残ったのは、爆撃側は、小島、金山、田村。黒紅蓮、根本、安田。
回想・・・・
先ほど
「結局最後は、頭のタイマン勝負か!?」根本
「俺も、出るぞ。3人で、デスマッチだ!」金山
(まあ・・当初の予定通りか・・・
根本が、あの金山と、小島二人撃破できるか?
無理だろうな。よし。ここで死ねや根本!じゃあ、俺は・・)安田
「お前は、俺が、やってやる。
強いんだろ!?爆撃のナンバー3さんよ!(田村)」安田
「・・・・・・・・いいのか?死んでも!?」田村
(うおっ!やべえ!何ちゅー迫力。失敗した・・
俺が、初めて、ブルってやがる・・
年下相手に、この浅草の狂犬が・・・) 安田かなりの勘違い。
もしかして、幻想で、行けそう?田村、もしかして・・・
「俺が、渋谷で、何て、言われてるか、しってるか?コラ!」
田村まだ言う?・・・・
「ぐっ!・・何だよコラ!」チョイびびる安田
「渋谷の狂犬だよ!!狂犬!!」田村
嘘っ?かぶった!マジだせえ!知らないんだ、田村・・・
その人も狂犬だよ・・
しかも、本家本元。もう、東京中で有名だけど・・・
(うわ~だせえ・・・かぶった~。
お前狂犬じゃなくて、狂牛病くらいだよ・・)金山
「ぐっ!・・狂犬・・狂犬都内最強決定戦って、とこか・・・」
安田。あれっ信じたね。
ある意味、メインイベント。もう、プレミアム。
なんという、力量差のタイマン。幻想と言う武器をぶん回す田村
「ジリっ・・ジリ・・」慎重にガードを固め進む安田
「めんどくせえな!おいっ!・・・張れよ(ポンっポンっ)」
そういって、自らの頬を出す田村。
(ふっ!真っ直ぐにか・・・)にやける安田
(うわ~見たことある。デジャブだ!デジャブ・・
見てたんだ田村あのフランス戦)金山
「浅草の狂犬安田だ!コラ~!」安田渾身のパンチに・・
(何!?、突っ込んできやがった!くっ!狂犬!!)安田
田村、安田のパンチに、顔面から突っ込む。ダメージ×2だ。こりゃ。
「ドゴォン!!」 ×2で、田村の顔面にヒット
(ニヤっ・・)田村
(うっうおっ・・やばい。これで、決めなけりゃ・・・)安田びびるが・・
「バタン!」ぶっ倒れる田村
(取りやがった、安田。さすが・・)根本
(やばかった・・・最後、悪魔の微笑みか、
自ら、相手のパンチに突っ込んでくるなんて、
まさしく、狂犬だったな・・・次俺が、出来たか、どうか?・・・)安田
(いや・・・何の為突っ込んだ?ああ・・自殺か、ある意味・・・)金山
回想終了・・・・
「このやろ~俺の、兵隊全員ぶち壊しやがった!」根本まだ殴り続ける
(こ・・・・・じま・・・さん・・)僅かな意識金山
(やはり、なんという強さ、根本。
もう少し、弱ってからじゃないと、きついな・・
今回は、スルーか・・池田、キムと、合流してからだな・・)
根本を狙う安田
「安田~もう、殺しちまうぞ!このクソ!(小島)」切れている根本
「・・ああ!殺せ!そいつに、何人殺された事か!やっちまえ!」安田
(よしっ。小島は、もう、ほぼ、死んだな・・
生きてても、ありゃ~かなりの、後遺症
あとは・・・こいつか!)金山を見る安田
この状況で、さすがに、少しは善戦した、金山。
だが、やはり、あっさり、敗北
(さすが、根本、金山まで、取りやがった・・)安田
安田、落ちていた木刀を拾い、金山の前へ・・
(ぐっ!殺され・・)体が、わずかしか、動かない金山
(・・・・・・・・)ぶっ倒れたままの田村
「さよなら・・」木刀を振りかぶる安田
「・・・・」もう、諦めて、目を閉じている金山
「バコン!!!!」
・・・・・・・・・なんと、吹っ飛んだのは、安田
「なっ!!!!」驚く安田
(ま・・・マジか!?)超~うれしい金山
(うおっ!マジっすか!?)ちょっと元気になった田村
(冗談だろ!?もう、引っ込んでろよ!)根本
なんと、登場!!
渋谷爆撃。
初代総長 馬場。
「今日だけ、渋谷爆撃復帰だ!バカヤロウ!!」馬場
(うお~!!大先生がんばれ~!)壊れかけの田村
(やっちゃえ!やっちゃえ~。あんた強いもん。)思春期の金山
さあ!少年から、大人に変われ!
超強力な、助っ人登場。
完全な、ルール違反。だが、それでも、かまわない。
あとで、どんな、ペナルティーや、ヤキが、あろうとも。
かわいい後輩の教育にやってきた馬場。
残るは、馬場と、根本、安田。
だが、早くしないと、小島が・・・・
もう、岩永も、現れない。あとは、馬場頼みの渋谷。
(・・困ったな、これで、出ていけねえな・・・)隠れていたキム。
(くっ・・頼むあれで、死んどけやゴスロリ)撤退する池田
(ここで、抜こう。あんたの伝説から、何もかも・・・)
意外、安田、引かない。
(やる気か!?安田?)根本
なんの、利点も無い。どうせなら、根本と、ぶち当てれば・・・
(俺が・・・取るんだ・・・東京爆撃隊の総長の座を・・)安田
安田も、欲しいのは、東京の名の付く爆撃隊総長就任。
やはり、都内では、東京爆撃隊のネームバリュー。
ツブシも利く。
引退後、手っ取り早く、金持ちになれる。
利権も回ってくる。
石川、滝部、もしくは、田代の下に付けば、もう、安泰。
萩原は、金儲けなど、眼中に無い。(でも、それなりに金持ち)
やはり皆、毒華に憧れる。
薄汚れた金に・・・
あの馬場を取れば、誰もが、認める。
キム、池田、安田のトップ争いも、突き抜ける。
後々、根本は、いつでも取れる。まだ、騙されたまま。
だが、馬場と、タイマンを張れる状況など、二度と来ない。
すでに引退した相手。
初代浅草愚連隊総長と、三代目浅草愚連隊総長が、ぶつかる。
とんでもなく複雑に・・・ただ、殴りあう。
六本木
「次ぃ~~!!」切れている佐藤
岩永のメールから、出てくるわ出てくるわ。浮気の証拠
次々読まされる菅原
「え~、次13日。
・・・今日帰ったら、Hしよっか?泊まりにおいで、けーちゃん。」菅原
「わはははは、また出た~」大笑いの無責任片岡
「・・・あっ・・・それ私だ・・・」マジはずい佐藤
「笑っていいんすか?」片岡
「ブチ殺すぞ!コラ!」佐藤
「えええ~だって~・・・・・」しゅんっとする片岡怒られたね。ねーさんに
おお!また色々、今のうち消してるな菅原。ナイスチームワークだ!
「んっ?あれっ!公衆電話から、着信。」菅原
「貸せ!けーちゃんだろ!」佐藤
(田代さん、岩永の事、萩原さんに似てるって、言ってたけど、
本当は、竹下そっくりなの、気づいてるんだろうな・・・
あと、気づいてるのかな?あの佐藤って子、
・・昔の田代さんにそっくりだな・・)
ビルの上から、煙草を吹かしながら、見下ろす山根
やはり、山根も、竹下を知っている。
竹下が死んだのは、山根デビュー前だが、
歳は、一つしか、変わらない。
ただ、竹下の名前は、やはりタブーで、その名を出す事は無い。
(んで、両方、六本木か・・・・歳も、一緒の頃か・・・)山根
どうやら、竹下も、六本木にいたみたい。
田代も昔から、六本木が、主戦場。
滝部の歴史は繰り返すのか?発言は、これ。
当時竹下15歳高校一年世代。
六本木のミサイルの異名で、鳴り響いていた悪名
わずか、15歳で、ほぼ、六本木を制圧。人望でひきつける兵隊。
彼女は、現滝部の秘書。書類上の社長、中尾亜希子、当時19歳
六本木ホステスのナンバー1。
この時田代は、すでに、六本木のチョイ権力者。今の佐藤みたいな感じ
石川が、現役バリバリ東京ナンバー1の時代
滝部まだ、全然ペーペー。
「うん・・・うん・・・わかった。すぐ向かう!」
佐藤電話でけーちゃんと会話
(なんかあったな・・・
てか、ねーさん、かわいっ!Hしよだって・・ぷぷ・・)片岡
(さてっ鬼も消えそうだし、ナンパ行くか・・)うわ~ひどいね菅原
(こいつら、また、超適当な事考えてるな・・・)
六本木チームのリーダー。正解!
秋葉原
「ドンっ!!!!!!!!!!!!!!!」
シャレに、ならねえ!!(金山)




