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殴り合いデスティニー  作者: 火村虎太郎
秋葉原ベースボール
6/90

鬼!


「パン。」 拳銃を発射


いやっ!!完全にボール見てねぇ・・横っ飛び金山。


明らかに、金山を狙った石川の拳銃。


「当たんねぇーもんだな・・」拳銃を眺める石川


「ストラーイク!!」

ええ~!!・・今更・・・


てか、滝部さん、盗塁して、三塁いるし・・・

あれっ・・渡辺・・かすったのね・・・


渡辺、顔から、血が流れる。セカンドだもん、当たるよね。


「ターイム!!」金山たまらずタイムを取る。


「大丈夫か渡辺?」金山

「ああ・・滝部さんに殴られた。」渡辺

「えええ!!そうなんだ。」一同


「じゃあ・・弾丸は・・・」金山

「うわぁあ・・バックスクリーンだ。」一年男子 バックスクリーンにめり込む弾丸を発見


これに、石川が審判に詰め寄る。

ホームランじゃないかと・・


「そんな無茶な・・・」一年一同呆れる。


「・・・・・ファール!!」 審判が、せっぱつまって


「ええええええええ!!!」一年一同

もう、ルールが・・・まっ・・さっきからだけど・・


「ファールかぁ~。ちきしょう!惜しかったな。」石川 悔しがる。


(アホだ。・・・アホ。絶対言えないけど・・・)一年全員思う。


「いいか金山。あと一球だ。」渡辺

「え?どうして?まだ、一回じゃん?」金山意味わからず


「いいか・・見て見ろ。もう、寝てる椎名さんに、中野さん。

 それに、まだ飲み続けてる田代さん。

 滝部さんに至っては、もう、面倒くさくて、三塁から、ベンチに帰ってるよ。」


「ほんとだ・・・」呆れる一年


「と、いう事は、石川さんにしても、この1打席で、飽きて辞めるに違いない。

 たとえ続けようとも、もう、人数足りないじゃないか・・・」渡辺力説。


「そうか!そうだな。」納得金山と一年


「・・てか、今・・・三塁けん制してみる?・・・」金山がタブーを、言い放つ。

「・・・・・・・・・・ぉぉ。」一年小さな声で。


試合再開。


少しの間・・・


構える石川(拳銃をね。しかも今度は二丁)


「おおおお!!」観客どよめく


金山タブーであろう、誰もいない三塁に牽制球。


(よしっこれで、スリーアウトだ!!)誰もがそう思った瞬間・・


「スパパパパパパパパパパパパ!!」石川拳銃を乱射

牽制球に当たり、ボールは粉々。


何もなかったかの様、弾薬を詰め換える石川。


(この人にシャレは通じねぇえええ!!)マジ泣きそうな一年一同。


「ははは・・あの石川さんだよ・・」三年わかってた様。ほくそえむ。


「ターイム!!」また、たまらずタイムを取る金山


「どうする・・・石川さんには、通用しないな。」金山

「ああ・・もう、真っ向勝負しか・・」渡辺。


「いやっ!ちょっと待てよ・・・もし、真上に投げたら・・

 当然石川さんそれに、連射だよな。

 そして、粉々になったボールを全員で、しっかり全部キャッチしたら・・」一年男子が提案


「・・・よしっ。それで、いくか。」金山

「そうだな。それが一番安全だな」渡辺


さあ試合再開。

構える石川。


軽く渡辺や全員と目で合図。金山。


金山が投げる。山なりで、上に。

石川が、瞬時に連射。「スパパパパパパ!!」もうボールは粉々。


「うお~!!」 野手全員が、金山の近くに走り込む。


粉々になったボールを、一つも残さず全員でキャッチ!!


一年、一斉に、審判を見る。


「・・・・・アウトー!!!!!」審判。


「おおおおおおお!!」どよめく会場。


一年一同が

「よっしゃ~~・・・・・・・・・ぁ・・・・・・ぁ・・・」


石川鬼。まさしく鬼。鬼の形相。


「うわぁああごめんなさーーーーい」走って逃げる一年。


石川笑顔でうれしそう。

「いいチームワークじゃねえか、一年坊・・・

 よし試合終了。一年の優勝だ!」


さすが大物石川太っ腹。


「おおおお!!」会場どよめく。


秋葉原ベースボールクラシック終了。



だが、まだ逃げる。たまり場のメイド喫茶まで逃げる。


「おかえりなさいませご主人様~」いつもの、笑顔のメイドの女の子。

全員現実逃避で、ひたすら楽しむ一年達だが・・・。

(なんで、みんな・・泣いてるんだろう?)メイドの女の子不思議がる

しばらく学校へは、行けない一年生徒達だった・・・


でも、また来たよ。

迷惑な、あの人。

池袋のあの人が・・・暇みたいね・・・でも、ちゃんと、教育の一環ですから。


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