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殴り合いデスティニー  作者: 火村虎太郎
絶対に負けられない戦い
48/90

秘策連発


どよっ・・どよっ・・


少しざわつく会場

フランス側出て来たのは、明らかにアジア顔。


「・・・キムか・・・」滝部は、さすがに、知っているよう


「おいっ!あれって・・」ひとみも、聞いた事が、ある模様

「・・・ああ。一度、滝部さんの紹介で、あった事がある。

 韓国の、喧嘩番長、韓国爆撃の頭のキムだ・・・」小島


「・・強いのか?小島?」田辺が聞く

「ああ・・・俺達世代の、アジアの五本の指に入るレベル。

 滝部さんの、一番のお気に入り・・」小島


「なっ!・・どういう事だよ?」田辺意味が、わからない


「久しぶりだな小島!そして、始めまして渋谷のバカ姫様」キム

「!!!!日本語!。こいつ、日本生まれか?」田辺


「ああ、二重国籍だ。今、韓国に住んでいるが、留学中だと、聞いたが・・・」小島

「ぐっ!フランスにか!」田辺


「ちょっ・ちょっと待て!これって、まかり通るのか?、フランス対日本だろ?

 ましてや、滝部さんのお気に入りで、爆撃メンバーだろ?」ひとみ

「それを、言っちまうと、椎名さんは、どうなる?あの人イタリア人だぞ。」田辺、たしかに・・


「どっちでもいいよ・・・。日本でも、フランスでも。」キム

「どういう事だ?」ひとみが凄む

ひとみに、近づき、耳打ちするキム

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だよ。」

「・・・聞かなかった事にしてやる・・・」切れているひとみ


「小島・・・ぶち殺せ!」ひとみ

田辺、小島、このひとみの気迫で、キムが、必要の無い人物だと、理解。


(おしゃべりが、すぎるな・・・キムは・・・)滝部

(なんで・・出るんだ?滝部さんの、秘中の秘が・・)パクも、知ってそう


そうか!、パクも、韓国と日本のハーフ。


(留学生か・・・金で、買われたか?取りにきたな、フランス。)萩原

「大丈夫だ!あいつが勝ったら、騒いじまおう。お前フランス人じゃ、無いじゃないかと」椎名

(何言ってんだ?あんた、イタリア人だから、あんたが、勝っても、言われるから、

 チャラだ!チャラ!)すぐ、心の中で突っ込む観客の金山


(だが・・俺は知っているキムを・・・俺の東京爆撃隊総長就任へGoGoプランにも、妨げになる男

 小島さんが、ぶち殺してくれればいいが・・)金山




事実今、爆撃は、四つチームがある

石川の影響力の強い、神楽坂爆撃

石川、滝部の影響力の強い、渋谷爆撃

萩原の影響力が強い、爆撃紅蓮

滝部の影響力が、強い、いやっ、滝部が、作った、韓国爆撃。


あと、たまに、復活する、極悪連合太平洋爆撃


「すいません・・石川さん・・・俺の管理ミスです。」滝部が謝る

「まあ・・・ルール上は、問題ないが・・・」石川

「どうやら、名前が売りたいみたいで、出てきたみたいです。」滝部

「爆撃通しで、潰しあうか・・・やらせろ。おもしれえ」石川


まかり通る。敵か味方か、わからないが・・・


「小島、勝てば良い。それだけだ、石川さんからは・・」滝部

(本気で言ってるのか?この人?アンタの兵隊だろ?どういう事だ?)悩む小島

「考えるな小島。やつは、東京の名の付く爆撃隊就任まで、狙ってるぞ!」ひとみ


(・・行くよ殺しに、俺は、どちらかと言うと、石川さんに、かわいがられている・・・

 と言うより、石川さんに憧れた。嫌いなんだよ・・・

 渋谷を割ったのも、アンタが、嫌いだからだよ、滝部さんよ!)小島

やはり、この男も悪党。小島。


「爆撃が、もう一つあったとは・・・」根本

「ただ、この戦争お構いなしに、突っ込んできたな・・狙いは、小島つぶしか?」安田

爆撃つぶしですが、根本君の事は知らないみたいです。

はたして、滝部の意思か?それとも、キムの独断か?

爆撃の頭が、ぶつかる。


色々な、ものが、渦巻く第四戦が始まる。


圧倒的オーラを放つキム

動かず、ただ、首を回しストレッチ。


防御の構えを取り、じりじり前進していく小島。

静かな、始まり。

(別に格闘技って、わけじゃなさそうだな・・構えもとらねえな・・)小島


「めんどくせえな!おいっ!・・・張れよ(ポンっポンっ)」

そういって、自らの頬を出すキム


(ふっ・・・そうか、真っ直ぐにか・・・)少しニヤける小島


「ドゴン!」キムの顔面にパンチを入れる小島

「くは~・・・さすが、爆撃の頭・・」少し首を振るキム


無言で、立ち尽くす小島にキムがパンチを入れる。

「ぐばっ!」悶絶小島。とんでもないパンチ力のキム


「ほれっ」そういって、またキムが、頬を出す。

「ドゴン!」小島も渾身の力でパンチを出す。


「ツ~・・」キムの口から、流れてくる血


「何やってんだ!小島、付き合うな!一気にたたみかけろよ!」ひとみが怒る

だが、繰り返す。ただ、殴って、殴られるを・・・

「ばかっ!相手のペースだ・・」ひとみ

僅かに、キムの方が、押してる様に見える。


「・・・いいじゃねえか、一つ位こんな試合があっても・・・

 爆撃の頭通しなんだから、根性試しみたいなもんだ。勝て小島!」田辺も熱くなる


(なるほど・・・さすが、キム、俺の右腕。

 どっちに転んでも、勝っても負けても、自分の株を上げるか・・・)滝部


「イカれてやがる・・もう、何十発目だ?」恐れる根本

「ああ・・・これが、タイマンか、爆撃の・・」恐れる池田


「良い試合するじゃねえか、留学生」フランスのボス

「ええ、良い戦力ですね。連れてきて正解でした・・・

 ただ、向こうも、強い。どうなるか?この戦い。」フランスナンバー1


観客も固唾を呑む。

だが、熱い。戦い方が熱い。


(う~ん、情報収集には、ならないな・・根性あるとしか・・・)安田


ただ、作戦失敗だったのは、キム。


「あれっ?、左?」根本


もう、いつからか、どこからか、小島は、もう、目も、見えてない位フラフラ

次かその次で、倒れるであろうを、繰り返す。

圧倒的キムが押しているが・・・


「ああ・・パンチ力が、逆にアダとなったぜ、韓国。

 もう、聞き手の拳折れてやがる。」池田


聞き手の拳が折れ、反対の左で、殴るキム。


「くっ!アクシデントか・・・」フランスナンバー1


折れない萎えない小島が、盛り返す。

逆に目が、良く見えない事が、功を制す。

小島のパンチが、急所の耳にヒット。


「よしっ!決まった!」ひとみ

だが・・・

両者動かない。

「くっ!どうなる?倒れれば・・・だが、次打ってこられたら、もう、負けだ。」田辺


わずかに、動くキムの手だが、空振り。

そのまま、倒れるキム。


「・・・・・・勝者日本!、小島!」レフリー

「おおおおおおおおおお!!」


日本初勝利、小島の根性勝ち。運も、良かった。

負けたキムも、日本側、フランス側からも、拍手が飛ぶ。


(さすが・・・両方手に入れるか・・)滝部

事実キムは、以降も、フランスと、良き付き合いを続ける事となる。


「大丈夫か?小島?」ひとみ、田辺が、リング内の小島に近づく・・・

「・・・・・」もう意識の無い小島

まるで、弁慶の様。立ったまま意識を失っている。


(俺は、そういうの嫌いだぞ小島・・・)石川

たしかに、どっちかと言うと、萩原の好みの戦い方?

いやっ実は萩原も嫌い。こういう戦い方は。

圧倒的圧勝が好きな二人。


だが、やっと、一勝。


第一戦 × 馬場   〇 フランスナンバー1

第二戦 × 永井   〇 ナンバー9

第三戦 × 池田   〇 ナンバー3

第四戦 〇 小島   × キム ナンバー5


次の対戦は、また三年。必然的残る田辺が出てくる。

悩むフランス。残るは、ナンバー2・4・6・7・8

だが、起死回生の秘策もあるフランス。


出てきたのは、ナンバー4.フランス側ここも、取りに来る。

だが、さすが、池袋喧嘩会の頭。田辺。強い。

圧倒的に押す。

だが、フランスのクロスカウンターが、直撃。相打ち。

両者倒れる。

「くっ。最後に良いの貰いやがった!」ひとみ

まったく動かない二人に、カウントが、入る。

1・2・3・4・5・6・7・8・9・

10

「両者ノックアウト引き分け!」レフリー

「おおおおおおお!」観客

めったに無い引き分け。

「逆に、助かったな・・・強かった日本側・・」フランス側

「バカっ!押してたのに・・・勿体無い・・」くやしがる日本側


日本1勝3敗1引き分け、残るは、あと4戦

日本が勝つには、全勝で、5勝3敗1引き分け

一つ落とせば、     4勝4敗1引き分けの引き分け。

残りのカードは、

日本、萩原、椎名、根本、渡辺

フランス、ナンバー2・6.7.8.

日本有利か、このメンバーだと?

だが、裏がありそうなフランス。


ついに、あの男が出てくる。

渡辺じゃないよ!


第六戦目、オーバーエイジ枠

ついに登場、日の丸の無敵不沈艦 

古今無双爆撃の喧嘩番長

萩原登場。


あれっ?先に、椎名さんじゃ?流れてきに・・・

えっ?うんこ、しにいった?

ほんっと、大物だなある意味・・

えっ?なんで、返り血浴びて帰って、来てんの?椎名さん?


えっ?トイレで、フランスナンバー1と、出くわして、叩きのめした~?

えっ?じゃあ、あれは?いるよ、あそこに、ナンバー1.

あれっ?二人いる!双子?いや待て!、トイレで、倒れてるのもいる!

三つ子?

はは~ん、椎名さんファインプレーだ。

フランス、ナンバー1のそっくりさん、二人集めて、

ナンバー1、三回出場させようと、してたんだ・・・わからないように・・

まっ・・それでも、二回は出るけど。確かに圧倒的に強かったな馬場戦も。

なるほど、本当は、残り

ナンバー2・6・7・8じゃなくて、ナンバー2・6・1・1の予定だったんだフランス

それでも、2・6・7・1

ん~・・良い勝負か?


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