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殴り合いデスティニー  作者: 火村虎太郎
絶対に負けられない戦い
46/90

フランス無敵艦隊


「第一戦目は・・・

 オーバーエイジ枠!!」クジの抽選


「うおおお!」

「いきなり、かよ!」 見守る関係者各位


「しゃあぁあ行くぞコラ!」椎名

「いやっまて、椎名!相手の出方も見ろ、先に出るのは、野球の先発発表するようなもんで、

 向こうに、作戦時間を与える、リングに呼ばれるギリギリまで、誰が出るか、

 わからないように、しとくんだ。」萩原

(なるほど・・・決めといて、最後にか・・)根本や、参加者、萩原の意味を理解する


番長決定戦で、使われている、六角形の金網リングをそのまま利用。


「それでは、代表選手入場です。」


代表が、誰が出るか、わからないように、かく乱する、日の丸攻撃隊

そりゃそうだ、負けの決まっている、萩原相手に、強力な、選手は、出したくない。

お互い、勝てる駒では、しっかり勝ちたい。


フランス側は、なんと、いきなりナンバー1を持ってくる。初戦を確実に取りにきた

あくまで、初戦から、萩原は出てこないと、予想。

だが、日の丸攻撃隊には、それが、わからない。


そして、日の丸攻撃隊、一人目は、

渋谷爆撃 馬場


「うおっ馬場さんかよ!」観衆

「こないだまで、現役で、実質東京のナンバー1だった男だ、これは、取ったな」観衆


セコンドに、付くのは、去年の番長決定戦覇者、大阪の中川


「うおっ、あの時代の、東京と、大阪のナンバー1コンビか!」


(セコンドか・・・安田が来てくれて、助かったな・・)根本


だが、さすが、歴戦のつわもの、すぐ、読み取る。いわば、野生の勘


「馬場・・・見たか?耳。」中川

「ああ・・・あの、潰れた耳、柔道だな。」馬場


「失敗したな・・今日の俺の格好は、いかにも、投げ飛ばしてくださいか・・」馬場

「まず、距離を取るか?、」中川


「いやっ、見てみろ拳・・・ありゃ~そうとうパンチも有るな。」馬場

「ぐっ!」中川も気づく

殴りすぎて、砕けた拳の骨は、ほぼ、平らになる。


「結局、根性か・・・」馬場

「ばかっ、せめて、距離を取れば、勝ち目は有る。無意味に突っ込むんじゃねえ」中川


「ふっ。無意味に突っ込むのは、お前の特技じゃねえか、

 俺だって、他の年代に舐められたくねえよ。せめて、善戦はするよ」馬場

「バカヤロウそれが、こないだまで、東京で、ナンバー1だった男の言うことか?

 善戦?俺も、お前の方が、強いと思ってるから、譲ったんだぞ!

 勝つんだ馬場。お前は、俺達世代の代表でも在るんだぞ!」中川


「ああ・・すまねえ。見せてやるよ・・・。世界的都市渋谷の力をよ!」馬場

「おお!!いったれ~」中川


「カーン」

第一試合のゴングがなる。

「うおおおおお!!」観衆


「ドゴ!・・・・ドゴ!・・・・ドゴ・・・」殴られる音

あっという間・・・

すでに、気を失っている馬場。だが、相手の足に、かぶりついて離さない

それを、振り払おうを、さらに殴るフランスのナンバー1


「くっ・・・もうやめろ!勝負は付いた!」中川が叫ぶ

「ドゴ!・・・ドゴ!・・ドゴ!・・」まだ、殴る音が響く


「バキ!」

馬場の歯が折れ、やっと、離れるフランスのナンバー1


観衆はもう、声も出ない。あのこないだまで、現役で、ナンバー1だった馬場が

手も足も出ない。馬場がフルボッコ。タンカで運ばれる。


「ボスこんなもんで・・」フランスナンバー1

「ああ、いいインパクトだったぜ、これで、悩むはずだ、日本も・・」ボス


事実、悩んでいる、あのクラスが、続くのか?あれが最強か?最弱か?

すでに、二年代表、永井と、渡辺は、現実逃避。携帯ゲームに夢中。


(うおっ!あれ、見せ付けられて、あの余裕さ!ハンパねえな二年)根本また勘違い


第二戦目は、二年世代。


いきなり、永井が、バカだし、やる気ないから、リングに上がる。

セコンドには、昨日渋谷で、ナンパした、おね~ちゃんが付く。

ここは、萩原も、敗戦を覚悟しているため、かく乱も無し。

だが、フランスが・・・


「どうする?ボス?」二年代表

実は、有利なフランス。なぜなら、歳を公表してないし、見た目も、わかりずらい。

明らかに、オーバーエイジは、わかるが、高校生は、わからないため、

どれを、出すかを、六人から、決めれる。


「困ったな・・・あいつは、渋谷の殺し屋って、言われてるみたいだな・・・

格闘技か、何かやってるのかもしれないな・・・

一番弱いカードをここで、使いきるか・・・」ボス


「そうですね・・・殺されちゃ、敵わない。おいっ、一年!」フランスナンバー1

「はいっ!」現れたフランス一年。だが、以外に、、いやっさすが代表強そう。


「勝てなくてもいいから、舐められるな。フランスの根性みせてやれや!」ボス

「はいっ!わかりました!」フランス一年


フランス、まさかの、替え玉。ここは、落としに来た。

さすが、永井、善戦する。フランスの最弱に。言うても、爆撃メンバーそれなりにやる。


「うおっ!拮抗してやがる力が!さすが、爆撃。」

この選手も、前の選手位の強さと思い込む根本


だが、永井敗北。フランスは、儲かったの顔。フランス二連勝。


(やはり、永井も要注意。フランスの、中堅何処に、善戦か・・)安田の勝手な予想


「まずいな・・・流れが、フランスだ・・」椎名

「ああ・・層の薄い二年を、確実に狙われたか・・・」萩原


萩原実はあまり、判断能力や、読みがない。戦略等も無理。

ただ、己の能力で生きてきたため、そして、最強な為、あまり、予想しない。考えない。

まさしく、名選手、名監督にあらず。

監督に売って付けなのは、滝部だが・・

実は、極悪で、ひどい戦略や罠の天才。

裏の根回しまで、すべてこなす。悪の華。

古今無双の悪は、滝部。己の為なら、なんでもする。

当然、藤原と揉めて、出ないのも、茶番劇。出て、負けようものなら、いい恥だ。

藤原も、実際喧嘩は、そこまで強くない。滝部が作り上げた、幻想なのだ。

ただ、いいライバルを演じてるだけ、自分のセーフティーなゾーンだけで。

最悪、日本が負けてもよし。との考え。負い目が、出来るのは、萩原や、椎名。

この男、潰せるものは、先輩でも潰す。事実初代爆撃メンバーも、すでに、一人殺した。

いやっ、この、フランス勢自体も、もしかして、もう滝部の手の中で踊っているのか?


第三戦目は、一年。

ついに、登場か?それとも、未知数池田か?


二人で話し合う、根本、池田

今度は、先にフランスが仕掛ける。と、言うより取りに来た。

ナンバー3が、すでに、リングイン。


「かなり、強そうだな・・」根本

「ああ・・・格闘技経験者っぽいな・・・」正解池田。


「根本、お前は、まだ、病み上がりの、まだ、包帯まいたまんまだから、なるべく後で、出て来い

 敵の戦いをなるべく見極めろ。ここは、俺が、出て、相手に、こうすればこう出るとか、

 色々試して見るから、参考にしろ。」池田

「ああ。そうするか、でも、勝ちに行けよ。俺も、勝てるか、わからねえ」根本


「ああ当然だ。池袋なめんじゃねえ。ぶち殺してやるやフランスが!」気合入ってる池田

「しゃー行け。一年なめんなよ!」なんか、団結してきた根本。


セコンドに付くのは、5代目西口愚連隊の総長


「池田っ、西口の恥晒す様なマネだけは、するなよ。東口の奴等も、結構な人数見てるぞ」総長

今、池袋は、池袋連合だが、西口のブラッククローバー

東口の池袋喧嘩会の昔からの構図だが、多少、いけ好かない、微妙な雰囲気。

「はいっ。西口の、根性見せてやります。」池田


この、微妙な、関係につけこむ、男が、いる。裏工作をしている紅蓮の安田

狙いどころは、抜群。すでに、池田とも、仲が良さそう。


負けられない、第三戦が、始まる。

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