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殴り合いデスティニー  作者: 火村虎太郎
爆撃戦争前哨戦
42/90

幻想


天下一武盗会の最中

なぜか、廊下に人だかり、順番待ち。


笑ったり、吹いたりしなければ、100万円

駄目なら、ヤキ。

さあ!根性ある奴は、挑戦だ!  椎名


と、書かれた看板。

列の最前には、後ろ向きで、座っている椎名さん。

挑戦する、三年の生徒。

「じゃあ、次どうぞ」そういって、椎名さんの前に立つ生徒。

わずか、一瞬で、「ブッ!!!」吹いてしまう。


隣にいる、滝部に、ぶん殴られる生徒。田代さんも、ゲラゲラ笑う。


すでに、並んでいる金山。

(なめんじゃ、ねえぞ、この俺を・・・だいたい、椎名さんが、やる事なんて、

 もう、頭に、はいってる。あれだろ、どうせ、この時期だ、

 去年の指輪を、額にくっ付けたまま、なんだろ?だが、これほどの破壊力

 まだ、何か仕掛けてる、指輪が、顔面全部にとか・・・

 ふっ・・・だいたい想像してれば、吹く事もねえよ、ふふふ)悪そうだね金山君


そして、金山の順番。大きく深呼吸

(よしっ。大丈夫だ行ける。100万頂きだ!)

「では、どうぞ」そういって、椎名さんの前に回りこみ、顔を覗く

「ブブ~!!!」一瞬。わずか、一瞬で、撃沈金山

いつもより、ちょっと多めに殴られる金山


(嘘でしょ・・完全に石川さんだったよ。)虚を突かれる金山や、生徒達。

ただ、石川さんが、死んだ魚の目で、座ってるだけだった。


そうこう、してるうちに、喫茶から、帰ってきた渡辺

「金山・・次頼む・・」静かに言う渡辺

「ぁぁ。」そういって外出する金山。指輪を受け取った模様


「ああそうだ!渡辺~今面白いイベントやってるぞ、椎名さんが(ニヤッ)」金山

「おおっ!あれか?賞金100万!すげ~、いってくるわ~」渡辺


「ドゴン!」

(うわ~もう殴られた渡辺・・)ひどいね金山君


だが、賞金獲得者でるよ。うん、肝すわってるし、今までの流れ知らないし・・


「・・・えっと・・・・根本です。」根本意味わからず

「・・・・う・・うん。」石川

「くっ!」滝部

「わははははは!取られてやんの100万」大笑い田代


(うそだろ?マジで、100万くれた・・・しかも、石川さんに滝部さん、田代さんまでいたな

 どうなってんだ?秋高)うん、狂ってるよ根本君


(うおっ!!いたっ!絶対あれだ、渋谷のゴスロリ番長!)

根本、メイド服のまま、校内を、うろつく、ひとみを発見。

(どうすっか?・・・安田は、まず情報集めろって言ってたから、様子見るか・・)


「まてコラ!二年(ドゴ~ン)」木刀で、頭を叩き割るひとみ


(うごっ!)根本も一瞬ひるむ。返り血を浴びたひとみが、悪魔に見えた


「なに見てんだコラ!」根本に突っかかるひとみ

(くっ!やらなきゃやられる、渋谷の頭やってるぐらいだ、ハンパねえ)突っ込む根本


「ボコン!」

なんと、相打ち。ひとみの木刀と、根本のパンチがお互いヒット。

「バタン!」倒れたのは、ひとみ、根本も頭から血を流す

「てめ~えっコラ!」見ていた渋谷爆撃メンバー数人が、根本に殴りかかる。


(くっ!)初めて押される根元、さすが、爆撃。ハンパ無い。

話を聞いて飛んできた金山も参戦。

人数で押す。根元初めて、膝をついた瞬間、ここぞとばかり、

金山の金属バットの、フルスイングが、ヒット。

根本、大人数相手では、あるが、初めての敗北。気を失う。


次の日


「くそ~、姐さんに、こんな事しやがって、あのガキ」切れる爆撃メンバー秋高二年、永井

目の周り、大青たんの、ひとみ

「だが、やばかった、総長の最初の一撃がなければ、間違いなく、全員やられてた」永井

金山も含めた、五人で襲い掛かったが、すでに、二人病院送りにされた。

 

「あれが、飛び級の、紅蓮の根本か・・・萩原さんが、推すだけある」金山


そこに、爆撃鳳凰の、小島がやってきた。

「・・・笑いに来たか?小島?」ひとみが聞く

「いやっ・・・逆だ。」小島


たしかに、根本に、一瞬の気の迷いがあった。

学校内という事、本気で、殺しに掛からなかった事。

爆撃は、ひとみがやられた瞬間に切れて、殺しにかかった、根本を。

初めて根本に敗北を味わわしたのだ。

だが、次はそうは行かない。根本はまだ、60%位の力しか出していない


「もう、うちの、兵隊何人かやられたぞ・・」小島

初日のうちに根本、三年の爆撃鳳凰のメンバー数人を病院送り。

「完全に、頭取る気か、爆撃の・・・」ひとみ

「ああ・・・年上だろうが、お前・・石川の妹だろうが、突っ込んでくるぞ。」小島


「萩原さんは、どういうつもりで・・・」金山が、小島、ひとみに聞く


「もしかしたら・・俺達は、代理戦争に飲み込まれているんじゃ・・・」小島

石川の爆撃鳳凰、渋谷爆撃対、萩原の爆撃紅蓮と。


「だとしたら・・死人の一人や二人は出るぞ・・・」ひとみ


「小島さんは、渋谷の仲間でいんですよね?」金山が聞く

「ああ。同じ系列だ。しかし、根本は、名前だけ、爆撃の

 他団体と思ったほうが、よさそうだな」小島


「ああ。今回たまたま勝てたが、次は、いきなり殺す気でくるだろう根本も」ひとみ

「実は、・・・滝部さんから、根本は、殺せって、言われてます」金山

「そうか・・・殺そう。」小島即決

一同少し驚く

「ああ・・・でも、拳銃や、刃物は、使いたくない。」ひとみ

「ああ・・・殴り殺す。あんなガキに、飛び越えてもらっちゃ、困るんだよ」小島

渋谷爆撃、爆撃鳳凰で、根本に挑む。爆撃戦争が始まった。


一方、台場近くの病院。

「大丈夫か根本?」安田

「・・・見ろこれ」そういって百万円を見せる根本。

「な・・なんだその大金?」安田驚く

「へんな、イベントで、僅か数分でゲットだ。考えられネエよ秋高、

 しかも、これもんにやられた、初日だぞ、まだ」根本

びびる紅蓮の兵隊。

あの、負けなしの根本が、わずか、一日で病院送り、考えられる事ではない。


「うわさの渋谷か?」安田が聞く

「ああ・・あの石川さんの妹ってのは、なんとか、いけたんだが、頭カチ割られたが・・・

 あの、滝部、田代さんの付き人やってる、金山ってのに、やられた・・」根本


「あの馬場さんの時代からの猛者なんだろ?」金山の評価も一人歩き

「ああ。俺のミスだ、気が緩んでた。相手は、あの爆撃だ、

 この辺の不良グループとは、わけがちがう。最初から殺す気で行かなかった俺のミス。」根本


「爆撃鳳凰の奴も、やったんだろ?一気に攻めてこないか?やつら?」安田

「ああ・・しくじった。秋高シメるなんて、到底無理だ。

 他にも、本職や、新宿、池袋の猛者ばっかりだ・・」根本


「どうする?」安田

「ふっ・・・考える暇なんて、ないよ、爆撃だぞ。(ブルンブルン)」単車の音

「ほら来たっ。いきなり、死ぬ気じゃねえと、すぐ死ぬぞ!」気合を入れる根本

「ああ。」気合を入れる安田。


「根本どこだ~?コラ~!!」根本を探す渋谷爆撃メンバー人数多そう。


「いったん、逃げっか?。」根本

「・・・ああっ。もう少し、作戦会議と、根本の全快待ちだ」逃げる根本と紅蓮のメンバー


「ぬっ。」行くてを、さえぎる金属バット。

「くっ!」根本見覚えがあるバット


「二代目渋谷爆撃だコラ!」金山登場

実は弱いが、名前と幻想が、一人歩きしているため、根本や、紅蓮のメンバーには、

鬼のような強さを持っていると、思われている。

「くそっ!金山だ、お前ら先に逃げろ!」根本

「わああ!」二階の窓から、飛び降りて逃げる紅蓮のメンバー


(うわぁ~気持ちいい~。俺、超強いと思われてんだ・・・

 うん、だって、お前に初めて勝った男なんでしょ・・マグレだけど、

 じゃあ、このまま、ハッタリでいったれや!)さすが、せこいね金山君


「・・・今日・・・この場所で、おま」(ドゴン!!)金山が、酔いしれてるうちに、

 根本の強力パンチがヒット。倒れる金山

(くそっ!俺が、こんな汚い手で・・)そう思いながら逃げる根本。

うん、大丈夫だよ。タイマンなら、貴方、今東京の現役では、ナンバー1だから、


逃げ切った根本、幻想が、戦争を長引かせる事となる。


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