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東京四天王

「カラン」


「お帰りなさいませご主人様~」ひとみ

「・・・うん。お帰りなさいました。総長さま・・・」金山


「うご!」蹴られる金山


朝、登校前、モーニングを食べに、メイド喫茶へ、やってきた金山

(朝早くから、営業している)

二代目総長も、本日は、出勤している模様。


「はいっ。こちら、はに~はに~も~にんぐですっ。ご主人様」ひとみ

(トーストにハチミツ。サラダに目玉焼き。しかも、かわいい盛り付け。)

「あっ!すいません。二代目っ」金山

「うごっ!」また蹴られる金山


(やりにくいな・・・)うん。そうだね。でも、みんなは、普通だよ。


「カラン」また、入ってくるお客さん

「お帰りなさいませご主人様」

「あっあはよーっす。」渡辺も、朝食を食べにやってきた模様


「おおっ!こっちこっち。」そういって、仲良く同じテーブルへ。

朝食を食べ終え、コーヒーを飲みながら世間話。


「なんか、卒業式の日に、番長決定戦ってのが、あるらしいぜ」渡辺

「ああ。なんか決定戦って言っても、小島さんに聞いたら、去年は、

 三人しか、出てなかったて、言ってたけど」金山


「ああ、もう大体、強いやつ・・勝てない奴って、分かってるしな・・」渡辺

「今年は、四人出るみたいだよ。しかも、ほとんど、新宿紅蓮」金山

「ああ。三人新宿だろ。もう一人は本職の人らしいけど・・」渡辺


「新宿の三人は、これ、勝った奴が、次の新宿の頭にって、話だね。」金山

「ああ。新宿っていっても、グループが、違うみたいだね

 西新宿グループだとか、歌舞伎町とか・・」渡辺


「ああ。俺仕事で新宿行くから、よく見かけるけど、歌舞伎の頭とか、マジ気合入ってるし」金山

「てか、三年に、爆撃メンバーって、いないんだな・・」渡辺


「そうだね。馬場さんしかり、みんな、秋高には来てないし、馬場さん引退の時

 三年世代は、一緒に引退していったし。」金山

「早いな。別に18で、引退って事じゃないんだろ?爆撃?」渡辺

「そうだね。別に、25~6まで、現役でもかまわないし」金山


今、爆撃の最年長は、高校二年世代。小島や、ひとみ


「爆撃だけだよ。」そう言って話に入ってくるひとみ。

「たしかに、24~5まで、やってる人もいるけど、結局、お兄ちゃんや滝部さんが、

 早くして引退した(18で、引退)ってのが、なんか、美学っぽくなってるんだよ」ひとみ


「結局、石川さんや滝部さんに憧れて入ってくる人ばっかりだから、

 二人みたいに、18までにって、考えになるんだろうね。」金山。

「だね。そういえば、もう一人、有名な人いなかった?」渡辺


「うっ!!」金山と、ひとみ焦る。

「忘れてた・・・最近見てないな・・・」金山

「なんか、最近、若いのが、まとわり付いてて、面倒くせえなって、言ってたよ。」ひとみ


「ん?タブーなの?その人の事話すの?」渡辺

「・・・う~ん・・タブーって事じゃ・・・」金山

「・・う~ん・・微妙・・たまに、お兄ちゃんといるの見るけど。」ひとみ

「まじっすか?。怖っ・・」金山さすがに、色々知ってそう

「そんなにすごかったの?」渡辺興味深深


「すごかったよ。」そう言って現れたのは、メイド喫茶のオーナー

どうやら、初代爆撃の事を良く知っているみたい。


「少しだけ、聞かしてください。」三人とも興味ある


「ん?新宿の中野さんも、池袋の椎名さんも、昔ボコボコにやられてるからね、萩原君に」

初代爆撃の喧嘩番長、萩原。古今無双の喧嘩屋。

石川、滝部よりさらに、野良猫すぎて、どこで何してるかも、掴めない。

もう、ほとんど、伝説上の人物扱い。

ん?ああ普通に東京に住んでるよ。台場のへんに。


「うわああ~すげぇ・・・じゃあ、過去最強だ!」渡辺

「そうだね。滝部さんも、あの4人には、絶対敵わないって、言ってたし。」ひとみ

(石川、萩原、中野、椎名のこと)

「当時、東京四天王って、言われてたよ」オーナー

「かっけー。東京四天王か・・」金山


「おいっもう、授業始まるぞ。」ひとみ

「あっ、じゃあそろそろ」渡辺

「ひとみさん今日授業は?」金山


「え~と・・」そういって、パソコンを見るひとみ

「三時間目からだな・・」

秋校、授業内容が、ネットで分かる。必要な知識だけ、必要な授業だけ、受ける事も可能

たしかに、キャバ嬢や、ホスト系が

麻薬の密売や、任侠道の礼儀作法の授業などの授業を受けてもあまり意味が無い

そこは、すばらしいシステムの秋高。


「続きまして・・執行猶予が、ついた際の・・・」担任

学校教室で、授業を受けながら、窓の外を見ながら考え事の金山。


(萩原さんか~・・・石川さん滝部さんより、謎だな・・・

 田代の姐さんでさえ、名前出したら、ビビッてたし・・・

 あの、椎名さん、中野さんを、ボッコボコって・・・

 確かに、滝部さんと、一緒の時逢ったけど、滝部さん、ブルってたし。

 すっごい、やさしそうな顔なのにな・・・)すっごい気になる金山


(あっ!馬場さん、萩原さんの下で働くって言ってたな、何やってんだろ?

 やっぱ、爆撃の頭くらいにならないと、石川、萩原、滝部さんと、付き合いできないんだろうな

 俺が、珍しい方だな。この若さで、付き人やらしてもらってるの。)

金山は、田代の住み込み若い衆で、かつ、一応、滝部の付き人。 

普段、田代の身の回りのお世話や、仕事の手伝い。お小遣い制度。


あれっ?グランドに、仮設テントが、並び始めたね。

そうだね。もうすぐ三年が卒業だから、就職案内とか、企業面接や、勧誘だね。

うん。ほとんど、暴力団だよ。見てみ。テントに何々組って、書いてあるから。

今年も、無所属の有力選手は、ドラフトが、あるよ。

「金山ヒロシ、秋高三年、ポジション鉄砲玉」的な・・・

うん。日本一の悪学校だから。てか、ヤクザ養成所だな。



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