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二代目渋谷爆撃

「・・・・・嘘でしょ・・・」


あくる日、渋谷のたまり場にやって来た金山。

「おいっす!金山。」この男、唯一の金山と同い年で、爆撃隊所属の田村。無職。


なんと、いつものたまり場には、この田村しかいない。

「えっ?ええ~?田村だけ?」金山きょどる。


どうも、爆撃のほとんどのメンバーが、小島が地元、飯田橋で作った、

神楽坂爆撃愚連隊、爆撃鳳凰に参加したもよう。


「小島さん!どういう事っすかこれ?」金山が小島に電話する。

「ん?ああ、みんなだいたいこっちに・・・いるな~

 まあ、喧嘩になったら、すぐ応援に行くから。」そう言い電話を切る小島

(バカヤロウ、喧嘩になったら、駆けつけるって、

 駆けつける前にやられちまうよ・・・)たいした腕っぷしではない、金山と田村


「だけど、神楽坂って、とこが、すごいよな。」田村

「えっ?なんで?ただ、地元なんでしょ?」よく意味がわからない金山

「いや・・・地理的によ・・・」田村


たしかに、新宿、池袋とも、綺麗に、三角形が描けるような場所。

東の、台東区、江東区にも、対応できる位置。山の手線内のちょうど真ん中に位置する。


「なるほど・・・攻めて、行くのには、好都合な場所か・・」金山、小島の考えを理解

「ああ。だから、向こうに人数が、いるってのも、あるんだろ。」田村


「じゃあ、逆に、この守る渋谷の方が、楽なんだろうな・・」金山

「ああ。もう、ネームバリューもあるしな。」


(うおっ。爆撃だ・・・ん・・今日人数少ないな・・・)通行人


「じゃあ俺、渋谷の二代目でいい?」超やりたい金山

「・・・・いやっ・・無理かな・・・」田村

「やっぱり~・・・でも、二人だけだよ、渋谷爆撃。」金山がっかり

「だって、弱いじゃん・・・俺達。」田村

「うん・・・代理くらいで・・・」謙虚さを覚えた金山


「でも、爆撃鳳凰の鳳凰って、なんだろ?」田村気になる

「ああ!鳳凰ねっ。」何か知ってる模様金山。

「あれ、多分てか、そうだと思うんだけど、たまに、石川さんや滝部さんと、温泉行くんだけど、

 あの人達、背中に鳳凰の刺青が、入ってるよ。」金山


「なんか、特別なのか?」田村

「うんなんか、飛びぬけた奴らだけだって、石川さん言ってたから、

 石川、滝部・・・あと誰だったか、刺青が入ってるよ。称号みたいなもんなのかな?」金山

「へ~じゃあ、小島さんも、鳳凰になりたい、なるぞ的な意味で名づけたんだろうな」田村


「勝手に入れちゃうか?俺達も?」田村ニヤける

「いやっ石川さんに、素手で、刺青の皮膚剥がされそう。勝手に入れんなって・・」金山

「有りうる・・・やめとこ。」びびる田村

結局、曖昧なままのスタートとなる渋谷爆撃。だが・・・



「どうした~!?ええっ?爆撃こら~」倒れた所を、さらに、蹴られる金山

「くっ!。」田村も、数人に殴られている。

どうやら、さっそく、馬場引退を狙い。渋谷に攻めてきた、目黒の不良グループ

「馬場がいないと、こんなもんかコラ~」うん。弱いね。今二人だし・・


「ドコ!!」「ウグっ!!」「がはっ!」


やっと、駆けつけた応援。問答無用、木刀で、相手グループの頭を次々に叩き割る。

「くそっ・・・マジか!?、ハンパねえ・・」血だらけで、逃げていく相手グループ

まだ、倒れたままの二人。

(おおっ。やっと、応援に駆けつけてくれたか・・うぐっ!!)驚愕の金山

(うおっ!!悪魔の生まれ代わりですか?)その姿にびびる田村


「二代目渋谷爆撃だコラー!いつでも来いコノヤロー」


(うわっ!超かっこいい・・・)二人思う。


そういって、応援に駆けつけたのは、

木刀から、したたり落ちる血。返り血を浴びた、

秋高二年、メイドのひとみ登場。

ゴスロリの格好に木刀、返り血。

一際異彩の、二代目渋谷爆撃誕生の瞬間。


(てか・・・ずいぶんイメージ・・てか、そんな人なんだ・・ひとみさん)うん猫かぶってたね


「文句あるか?」ひとみが、金山と、田村に聞く

「ないっす~~。」なんだか、ハイテンションになってきた二人

まさかの、ひとみ、爆撃に参加。しかも、いきなりリーダーに就任。


二代目渋谷爆撃総長、石川ひとみ17歳

メイド喫茶勤務。秋葉原高校二年。普段着ゴスロリ系

ゴスロリのファッションに身を包み、木刀に、くわえ煙草。

初の爆撃女性総長。

石川・・・石川?・・・・石川~!?

嘘でしょ?

嘘でしょ?

嘘だと、言って。


ほら来たっ。

様子見に来たよ。

やっぱり、渋谷が、本隊みたいになってくよ。

人望と、ネームバリューで。


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