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やんちゃメイド

「ドッキーン!!」


っと、完全にハートを撃ち抜かれた金山


朝、学校に登校してきた、何気ない日常。


くわえ煙草で、メイド服。たたずむ校門。(意外)

「よう!おはよう、金山。」ついに、登校してきた、メイド喫茶の、ひとみ


(やっぱ、かわいいな、ひとみさん。くわえ煙草のまま、メイド服。なんちゅう組み合わせ・・)


「おはよっす。ひとみさん・・二年?っすか?」気になる金山

「うん。今日から、通うから、よろしく。」ひとみ


一際、異彩を放つひとみ。一人、メイド服のまま授業を受ける。


「なんだか、変な感じだよな。」一年

「ああ。いっこ上なんだな、ひとみさん」渡辺

「ああ。なんだか、仕事の合間合間で、授業受けるから、面倒くさいから、着替えないってよ」金山

「ああ。だって、朝モーニング食いに行ったら、いたよひとみさん」一年

「ヤンキーメイドか・・・いいな。」一年

「いいっ!。」金山と一年。


一年の教室に、二年、爆撃所属の小島が、やってきた。

別に今話題の、飛びきりルーキーひとみの話じゃなさそう。

「金山昼、打ち合わせしたいから、ツンデレの方寄ってくれや。」小島。どうも爆撃の事らしい

「はいっ。分かりました。」金山


昼休みになり、二年のたまり場ツンデレ喫茶に向かう。

「何しに来たのよ!早く座ってよ!」いつもの接客ツンデレ喫茶。

「おお金山!こっちだ!」そういって小島が、自分のテーブルに金山を呼ぶ。


「おつかれ、金山!」振り返ると、メイド服のままのひとみが、飯食ってる。

(なんだこれ?メイドがメイド喫茶で飯食ってる・・・)うん不思議だね金山君


どうやら、話は、爆撃隊の話らしい。

現リーダーの馬場(秋高には、通ってない)が、引退をするらしく、

次期リーダーを、どうするか?ましてや、渋谷で、続けるのか?

どうも、小島は、渋谷は、他のメンバーや、金山達に任せたいらしい・・・


「どういう事です?俺は小島さんの下で、やって行きたいっす。」金山は、小島が好き

「うん。俺地元で、新しい爆撃作ろうと思うんだ・・」小島


小島は、地元でも、有名人で、爆撃隊に所属していない、地元の不良グループの頭でもある。

爆撃隊を大きくするために、新しい爆撃隊を作ろうとしている。


「でも、当然渋谷と、敵対する、チームとかじゃないぞ。喧嘩になりゃ、一緒に行くし

 普段どおり、仲良くバカやったりよ・・」小島

「自分は、それでもいいですが、今まで通り仲良く遊べるし、人数も増えるなら・・」金山

不安なのは、残りのメンバーが、渋谷に残るのか、小島について行くのか・・

そして、石川、滝部の意見。


「石川さんや、滝部さんは・・・」肝心な事を聞く金山

「うん。実は、滝部さんが、言い出した事なんだ、今、頭に東京も、ついてないし、

 爆撃と言うチームを、まず増やせって、それから、いずれ、その中で、

 東京の名前を継ぐような奴が、現れれば、いいって・・」小島


「たしかに、渋谷の覇者ってだけで、満足していた、自分もいましたね。

 これからは、もっと縄張りも広げなくちゃいけないって事ですよね。」金山

「ああ、石川さんに言われる前に動かないとね。」小島


「石川さんから、してみれば、ちょっと、寂しいんでしょうね。自分の作ったチームが

 今、渋谷だけで、パっとしてないから」しみじみ思う金山

「ああ・・滝部さんにしてみてもそうだよ。必死で守って、でかくしたチームだし

 それに、今、新宿愚連隊も、池袋喧嘩会も勢いあるしな」小島


「うい~す。」同じ喫茶にいる。新宿、池袋所属の、秋高二年の生徒達


結局金山は渋々了承。(本当は小島のチームにいたい)

渋谷爆撃、馬場引退後も、渋谷に残る事となる。


盛大に、行われた馬場の引退パレード。暴走族からチーマー系、入り乱れパレード。

途中、新宿紅蓮や、池袋喧嘩会も参加。さすが、馬場のネームバリュー。

一人要らない子も混じってるが・・・

「この、渋谷の覇者~馬場さんが~成し遂げた~数々の~」

街宣車で、お祝いのスピーチは、辞めようね渡辺君・・・


「新宿も池袋も、今日は、ありがとう、こんな、立派な引退式にしてくれて」おだやかな馬場

(うおっ!遂にあの馬場さんも引退か・・)渋谷を歩く通行人

「ああ・・俺達の代は、結局決着付かずだったな。」新宿、池袋、渋谷、何度か、やりあった仲


「小島、しっかり、やってけよ」馬場

「はいっ。」小島

「次に繋げられるって人物がいるだけで、すばらしい事だよ・・」池袋

「ああ、うち等は、まだ、引退できるほど、磐石でもないし、敵も多いし」新宿


三人が、思い出にひたる。

そして、拳を突き出した馬場に応え、二人も拳を重ねる。

「あと・・何秒か・・・今日が終われば、もう、俺は、完全引退だ。」0時ちょっと前

「カウントダウンしましょう馬場さん~」派手に終わりたい金山

「おうっ。お前ら、最後派手に単車吹かしてやれ!」新宿の頭が兵隊に

単車にまたがり、0時を待つ者、花束や、クラッカーを持ち待つ者

花火も大量に、着火待ち。そして・・・

「ブルン!!パン!パン!ウオン!ウオン!・・・・・・・・・・・・・・」

渋谷の街に、馬場引退の鐘(爆音)が鳴り響く。感動的な引退。


そうこうしている内に滝部さん登場

「お疲れさまです。新宿の何々です。池袋の何々です」新宿池袋の頭があいさつする。

(うおっ!あれが、伝説の滝部さん)マジびびりの新宿池袋の兵隊

(てか、さっき、ウロウロしてるの、見かけたな・・)また迷ってた滝部

さっきの爆音で、やっと、気づいてやってきた模様


馬場が、深く頭を下げ

「ありがとうございます、こんな俺の引退式に顔だしてもらって・・」

「・・・あっ・・・うん。おおっ。これからは、喧嘩じゃなく、お金なんだぞ。」滝部

(こいつ・・・忘れてたな・・あれほど、今日だっつったのに・・)そうだね金山君


「じゃあ行くぞ!」 マジっすか?滝部さんが、馬場の単車の後ろにまたがる

(バカヤロウ。今きっちり、引退したよその人・・しかも感動的に・・)呆れる金山


「新宿、池袋・・すまねえな・・もう少しだけ、付き合ってくれや。」うん大きいね馬場さん

「当たり前だよ。あの滝部さんと流せるなら。」新宿池袋の頭も興奮で楽しそう

(うおっ!マジか?今日来てよかった~)マジうれしい新宿池袋の兵隊


「横浜まで、行くぞ!付いてこいや!!」滝部が大声で

「おおおおおおお!!!」もうテンション上がりまくりの兵隊

(くっ・・こいつ、ホテル帰る気だ・・)うん正解金山君



感動的に、また、一つの時代が、終わった。

そして、新しい時代が始まる。

そして、超意外な人物が・・・

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