藤原さん
新宿の風俗に入る金山。(任せれてるホスト店近く)
(誰にすっかな・・)写真指名を考える金山
「・・じゃあ・・この子で。」好みの女の子を指名。
「はい。ただいま先客が、ございますので、もう少々あちらの、ロビーで、お待ちください」店員
ロビーに腰掛ける金山。もう一人、待つ客?がいる。
(・・・なんだ!?・・あのオーラ・・・絶対ただもんじゃねえ・・・
ヤクザ?って、感じでもないが、ホスト?ってわけでも・・
うおっ!!こっち見てる。まじ怖ええええ。恐えええぇ
かーちゃん、東京には、まだ、ヤバイ人が、いっぱいだよ・・・
うおっ!!!まだ見てる。な・・何もんだよ・・)金山
いやっ、金山くん・・・
朝から、ヤンキーの格好した、学生服の人が来たらそりゃ、見るよ。
「じゃ~中野さん、また来てね。」風俗店の女の子
「おお。またな・・・藤原~!!」中野
あらっ・・・中野さんいたね・・まあ、新宿だし。
「はい。」立ち上がるロビーの男
(うっ!!!ふ・・・藤原!?)金山、中野より、こっちが気になる。
「おっ!!秋高のガキじゃ、ねえか。」中野が、金山に気づく
「あっ、お疲れ様です。その節は、ご迷惑かけました・・」昨日の今日だしね金山君
「おうっ!藤原~、小遣いと、ここ、出しといてやれ」あら?気前いいね中野さん
「はい」そういって、フロントで、支払いと、金山に小遣いを渡す藤原。
「あっ・・ありがとうございます」丁寧に中野と藤原に頭を下げる金山
「ポンッ!」軽く藤原に肩をたたかれ、
「ゆっくり・・・していきな。」なんともいえない雰囲気、迫力?粋?大物感?
中野のあとを追い、店を出て行く藤原。
(初めてみた・・あれが、伝説の・・滝部さんと互角にやりあった、新宿の藤原・・
たしかに、ハンパじゃねえオーラだった・・・)
「それではお客さまどうぞ!」店員
「・・・あっ・・はい・・」まだ、少し余韻の中の金山
(うわぁ~足ブルブルしてる!)かなりの緊張だった金山
「ああ、それから、三人分のお代をいただいてますので・・・どうなさいますか?
一度に三人付けますか、それとも三時間にしますか?」店員。 粋だね、藤原さん
「三時間で!!」即決金山
うん。アホだね。後悔だね。
若いんだもの、すぐいっちゃうよね。
あと、二時間40分もあるけど・・どうするの金山君。
あっ・・・帰るんだ・・・切ないね・・なんか・・・




