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殴り合いデスティニー  作者: 火村虎太郎
天下一武盗会
21/90

切ない無双


グランドに出てきた金山


ふらついた演技しながら・・・

「大丈夫か?金山?」心配する一年達。

「ここまでやった・・・戦いの勝者を・・瞬間を、見てみてえ・・」ナイス言い訳金山君


残り五分まだ、グランドでは、大乱戦。

傍観を決め込む生徒や、ギャラリーが、盛り上がる。


そしてついに、カウントダウンが始まる・・・

まだ、取ったり取られたりの指輪。

9・・8・・7・・

「おおおおお!!」盛り上がる観客。

6・・・5・・・・4・・・

「田辺が、一つ奪ったぞ!!」盛り上がる観客

3・・・2・・・1・・

「俺だ~!!」「俺だ~!!」「俺だ~!!」「俺だ~!!」


「うおおおおおお!!!!!」超盛り上がる観客。

なんと、宣言者は、四人!


(ぐっ!!!四人?どういうことだ?)超焦る金山。当然手を上げた一人。


ゆっくり、見渡し・・

(俺、二年の田辺さん。おっいたんだ?二年爆撃の小島さん、そして・・・

 あ・・・ああ・・ほっとくか・・)金山呆れる。


椎名さんが、自分の指輪をまだ、額につけたまま、自信満々で、手を上げる。


「え~。今年も、審議に入ります!」校長

まっ、毎年偽物出回るらしいからね・・・慣れたもんだ


各自、指輪を持って、校長の前に・・・

いやっ・・・きちゃう?やっぱり、椎名さん。


「おいっ・・・金山の奴、どういう事だよ・・」一年男子

「おいっ、渡辺が、頭から血流して倒れてるぜ。」一年男子

「じゃあ・・・やりやがった金山だ、勝者・・」一年男子

「だけど・・こんな汚い・・」

「いやっ・・孫子以来の策略家だよ、騙すなら、まず、味方からの。」

「マジか?、ちょっと、かっこよく見えてきたぜ」

「ああ、今年の一年代表だ・・・」

あれ?・・・まっ・・バカばっかりの高校だし・・・


「ふっ・・やられたよ。金山」もう敗北をわかっている、二年小島

「ああ・・だけど、俺達も、いいアピールになったよ、最後この壇上に呼ばれて」二年田辺

「まだ、わかんねーぜ!!」・・・・・・いや・・椎名さん・・


校長が、指輪を確かめ、大きく息を吸い・・


「勝者っ・・・金山!!!!!」

「うおおおおおおおおお」盛り上がる会場


「パン!!パン!!パン!!」あれっ、花火なんて、用意してないよ・・


「うわああああ!!!」逃げる金山

石川、中野、とばっちりを受けた滝部まで、金山に拳銃を発射。


そして・・・

(知らなかった・・・こんな事が、あるなんて)マジ泣きたい金山

毎回大会終了後、勝者や途中の指輪所持者で、感想戦が、行われる。

始めの所持者から、どういった、経緯でとか、どういった、作戦でとかを、みんなの前で発表


「それでぇ!!?」聞き返す石川、

「え~そのあと・・・ダミーを~・・・寝てる石川さんの額に・・・」すべて話す金山

機械製造科もすでに、中野から、ヤキをくらっている。

(こうなるの、知ってたが、勝たなきゃ・・・痛えぜ・・・つつ・・)機械製造科


「最後・・渡辺を、後ろから・・」もう泣いてる金山


「ひでえな、金山・・・勝つとはいえ、クソヤロウだな・・・」一年男子

「ははは・・これぐらいしないと、勝てないんだよ。一年坊」二年田辺

「結局、金山も、よかったが、一年全員で、かく乱したってのが、勝ちに

 繋がったんだから、許してやれ。一年の勝者は、伝説になるぞ。」二年小島

「はいっ。ご指導ありがとうございます御先輩方」律儀な一年。


「そうだな、俺達一年全員の評価も上がった事だし。」

「ああ、いつもの、所で、打ち上げだ!」一年男子

「俺もいくぜ・・当然」渡辺

「おおっ、影のMVP登場か。」一年男子

「ばかっ、テレっだろ・・」うん・・・アホだな・・渡辺と一年


やっと、石川のヤキも終わり、一年と合流

「みんな、特に渡辺すまねえ・・」本当に思ってる?金山君?

「バカヤロウ!祝勝会行くぞ!」渡辺

「おお。ありがと。・・・勝ったぞ~!!」金山吠える

「ははは・・」みんなで、笑いながら、メイド喫茶へ


「ガチャ」


「お帰りなさいませご主人様~」「お帰りなさいませ~」「おかえりなさいませ~」

丁寧に一人ひとりに、言ってくれるメイドの女の子

そして、金山が、入る・・・


「お帰りなさいませ~・・・クソヤロウ様!!!」メイドのひとみちゃん

「うっ・・・・」言葉がでない金山

「何しにきたの?早く座ってよ!」あれれ・・・ひとみちゃん

「さっさと、決めろよ、クソヤロウ!」メニューを投げるひとみちゃん

「あっ・・・はいっ。」切ない金山


なぜか、金山だけ、ツンデレ喫茶に変わったメイド喫茶。

いやっ・・ツンしかないけどね。ツンツン喫茶へようこそ、金山様


祝賀会も終わった夜。もう朝方・・・


「すいません・・お客さん閉店です・・・」店員

「あっ・・・はい・・・出ます」金山


いやっ・・・来ないよ。金山君。

ドンキで待ってても・・・

あんな、外道な事したら、当然来ないよ佐藤先輩


帰りだす金山の背中、切ない・・・切ない・・・切ない無双

きっと、もう一つのご褒美もないだろうね・・・

いいじゃん祝賀会で、使ったのこり、賞金500万の内400万が残ったんだから・・

あっ・・ドンペリに、変装費、指輪製作費・・

もろもろ全部で、400万!?

いいじゃん。残ったじゃん。思い出が・・・


うん。そうだね・・・入っちゃえ。よしっ!財布の中身確認したね。

実費で、風俗行くか。

朝一、開いてるから。

でも、プチラッキーあるよ。良かったね。

いるよ・・・あの人が


ああ・・あと、まんだ〇け で、売れるよその指輪

てか、いっぱいあるよ、まんだ〇け に。レーダーも・・・

毎年偽物でるからね。秋高の皆様に特価で!!って、売ってるよ。

ここで、買えば安かったのにね。


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