守護神
「ん・・・?金山なに、鉄みてぇに、固まってんだよ?」
渡辺が女の子に、ご飯を口に運んでもらいながら。
「・・うっ・・に・・苦手だな・・」金山恥ずかしそう
「そんな事言わないで・・せ~~のっ」女の子
「にゃん!!にゃん!!」金山と女の子。金山超赤面。
(飯・・・・定食屋とか・・ファミレスじゃぁねえのかよっ!!
完全にメイド喫茶じゃねえか・・・)
昼時ともなると、この、メイド喫茶も、秋葉原高校の生徒で忙しくなる。
「あっ!金山・・ここが、一年のたまり場だから・・」渡辺ご飯食べながら。
「よろしく~!!」他の生徒達
たしかに近い。学校から。てか、学校の前が、この喫茶が入っているビルの裏口。
萌えと隣り合わせの極悪。
(なんで、こんなとこに学校作ったんだ、あの三人?)謎が、深まる金山
「じゃあみんなで、萌え萌え、じゃんけんいくよ~」女の子
「いえぇ~い」生徒一同
(なんだこれ・・・なんだこの光景・・)金山マジ帰りたい。
そこに、秋葉原高校の生徒と、思われる人物が、血だらけで、転がり込んできた。
「やられたっ!!応援に来てくれ!!」一年の生徒どうやら、喧嘩らしい。
「おかえりなさいませ。ご主人様~」女の子
(・・・・いやっ・・・そうきちゃう?)金山 心の中で突っ込む
「おおっ!!みんな行くぞー」渡辺
「おおお!!」金山と一同
(よかった~喧嘩のが、助かるぜ)金山張り切る
「行ってらっしゃいませ、ご主人さま~」女の子
(ポっ・・・以外にいいかも・・・)金山もう慣れた
金山・・・喧嘩のが、大変だよ・・・
ここは日本一極悪な不良学校だよ・・
喧嘩っていったら・・・
そりゃ~大変だ。
いってらっしゃいませ、金山様・・・
現場に到着。大乱戦。
人数で押されていた秋葉原高校一年。
渡辺、金山らの応援部隊到着で、一気に逆転叩きのめす。
「おい・・こいつらって・・?」金山ぼちぼちの戦力。
「ああ・・フランスかな・・だな。」渡辺が言う。
そう、オタクの皮をかぶった、マフィア達。
東京で唯一、大きな暴力団組織の事務所が置かれてない街、秋葉原。
当然狙う。海外組。当然欲しい、秋葉原の利権。
各国で、巻き起こる、オタクブーム、日本ブーム。
外国人、誰もが訪れたい街、秋葉原。
「なるほど・・・そういう事か・・」金山納得。
そう、縄張りが唯一あいまいな土地、秋葉原。
他団体の兼ね合いもあり、表立って、どこも事務所も構えられない。
まして特定団体名で、海外と、もめたくない各組織。
そこに、若手教育もかねて、自警団を置く。
マフィア達も学生に、やられたので、いかんせんどうしようもない。
そう、萌えの守護神、秋葉原高校。
誰の縄張りでもない聖地、秋葉原。
「いい勉強になるだろ、、秋高。」渡辺
「・・ああ。だから学校内は仲がいいのか?」金山
「うん・・まあ、いずれ卒業すれば、所詮他組織や、チームの違いで、先輩や親分の命令で
殴り合い。殺し合いも、しょうがなしに、あるだろうけど・・」渡辺
「まずは、共通の敵って事か・・・」金山おもしろくて、にやけながら
「ああ・・しっかり、学んで、上に上がってくぜ!」渡辺
アウトロー、夜王、女帝、極悪、育成エリート高校。秋葉原高校。略して 秋高。
こんな極悪共が日本の文化を守っている事を、ほとんどの人が知らない・・・
「よし、店戻ろうぜ!」渡辺
「おうっ」金山と一年一同
先頭で話しながら、歩き出す二人。
店のドアをあける。
「ガチャ!」
「俺。まだ食いかけだったんで、腹へった・・ま・・・まだ・・・」金山
「ははは・・・・・は・・」渡辺
二人の動きが止まる。
「にゃんっ!にゃん!。」意外・・、いい歳こいた、大物、池袋の覇者、椎名が・・・
「うっ!!・・・・・・」見ちゃいけない物をみた二人。
「なぁあに、見てんだこらぁあ!!!!」椎名ブチ切れ。
(じゃあ・・・くるなよ・・・・)秋高一年と、メイドの女の子
(てか、都内から引っ越せ!。)心の中では、結構、毒舌金山だった・・・
でも、理由があるから、わざわざ来てる椎名さんだった。
まあ・・ろくな事じゃないけどね・・・。