手に入れろ、ホニャララボール
静けさの朝
校門の前。
金山が、大きく息を吸い・・・
「爆撃だぁ~こら~ぁぁぁ!!」
持っていた武器を投げ捨て、拳のみで、突っ込んでいく金山。
校内で待ち構える2~30人の指輪を狙う猛者達。
「うおおおおおおおお!!」
突っ込んできた猛者達。金山の素手勝負に応え、こちらも、武器は投げ捨てる
(か・・かねやまくん・・・)メイドのひとみちゃんも、影で見守る。
(ばかっ・・!あの一年坊・・2~30人相手に正面から突っ込みやがった・・)アイドル佐藤先輩
まるで映画のワンシーンの様。
うんっ金山君まず、武器を捨てさすってのには、成功だね。
これで、今年は、素手で・・・みたいな、感じになったよ。さすが。
少しの乱戦のあと、倒れる金山。指輪はすでに、誰かに奪われた様。
「絶対取り返してやるぞ~こら~」吠える金山
「なかなかじゃねえか・・・」椎名
「ふっ・・やりてぇだけだろ・・」田代
「やっ?やりたい?・・」滝部
もう、朝一から来てる三人。もう、朝市も開催されてるね・・・・祭りになってきたね。
「大丈夫か?金山・・・」心配して駆け寄る一年達。
「ああ・・でも、終わんねーぞ・・・このままじゃ・・」すごい金山の闘志に燃えてきた一年
「ちょっと、保健室で、休んでくるよ・・」金山ふらつきながら
「ああ。そうしろ。俺達も、授業始まるからいくぜ・・」一年男子
保健室に向かう金山
「バカだねアンタ・・」聞き覚えのある声が・・
「あっ・・いやっ・・」緊張の金山、佐藤先輩だね。
「でも・・真っ直ぐな男は嫌いじゃないよ・・・
また、取り返せば、いいじゃない。最後に勝てばいいんだよ。」やさしい佐藤先輩
「はいっ!がんばります。」金山やる気マンマンのマン吉君
「じゃあね・・」そういって去って行く佐藤先輩
(真っ直ぐな男~?・・・けっけっけっ・・極悪だよ、俺ぁ~)どうした金山?
保健室でしばらく休む金山。
一年教室では、
「なあ、なんか、理由があるんじゃねえか?金山・・」
不埒な理由がね・・・
「ああっ。あれだけの闘志、気迫、どうしても、勝たなきゃいけねえ・・みたいな」
闘志?気迫?本当に?
「もしかして、勝たないと、ヤキがあるのか?石川さんや滝部さんから?」
別に、無いね・・・
「そういえば、昨日、ドンキで、石川さんに、ヤキ入れられてるの見たぜ。」
ほんとに、焼き、だけどね・・・
「滝部さんの直の兵隊だしな・・それで、滝部さん朝から、確認に来てるのか。」
いやっ違うよ・・・暇つぶし。
「なあ・・ルール無用なんだから・・・」
「そうだな。」
「ああ。」
機械製造科のたまり場・・・オシャレっすね。・・ガン〇ム カフェですか。
「おかしいな?・・」
「ピコーン。ピコーン。」
「ああ。二つ?」
「ピコーン。ピコーン」
「やりやがったな!俺達より、先に・・」
「だが・・こっちが、正解だろ。」
「ああ間違いねぇ。少し泳がすか?まだ、二日目だ・・」
何かのレーダー探知機。ホニャララボール捜すあれ、的な。
そして、指輪!!
機械製造科、さすが!、偽者の指輪を製作。
さらに、指輪の場所が分かるレーダー探知機。
いいね!店にマッチしてるよ。そのレーダー。
もしかして・・・あいつ・・
そして、一年が・・・大変な事に・・・
あれっ?いないね?石川さんと、中野さん・・・
祭り好きなのに・・・