表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
殴り合いデスティニー  作者: 火村虎太郎
天下一武盗会
14/90

出て来い、時代を変える男

急いで学校に到着金山。

「うっ!」

ニヤニヤして待ってるよ。しかも、増えてるね、一人。


(べ~たき、まで、来てやがる・・・)滝部ね。金山君


(あと、30分か・・)しっかり外出時間を計る校長。


「おつかれさまっす・・・」金山もう、逆ギレっぽい挨拶


(くっ!!こいつら。)本当お口悪いね金山君


椎名と田代、滝部が、コソコソ話・・

「ぶははは!」三人大笑い。


(はいっはいっ・・隠してますよ。ええ隠してますよ。

 たいした、腕っぷしでも、ないですからね僕・・・)吹っ切れてる金山


「買って来ましたよ、ドンペリ、冷えてないんで氷も。

 あと、ドンキに石川さんいましたよ。」金山


「すんっすん・・なんか言い匂い・・・」田代が気づく

「ああこれでしょ姐さん。石川さんに焼かれました。」そういって、指のタコ・・指ヤキを見せる


「ガキィお前も、食うか?」あらっ!やはり椎名さんからしたら、ガキなのね滝部も

「はい。いただきます」滝部

(んっ?・・・もしや・・)不安な金山。

「じゃあ、タコヤキ、三つな金山!」田代もう、ドンペリ開けながら。


「はいっ!」

あれっ?金山君、てっきり、ええ~とか、いやぁちょっと、とか・・と思ったら

即決?残り時間大丈夫?


「んっ!早く行けよ金山。」滝部が動かない金山に言う

「はいっ!」 うん・・返事は抜群の金山。


「・・・なにやってんだ・・・金山?」まだ動かない金山に、田代が突っ込む

「何もやってません!」うん。返事は抜群だね金山


「だから、早く行けよ!」椎名もチョイ切れる

「はいっ!!」うん・・だから・・・


(行かねえよ・・あと、30分だぞ・・・

 しかも、またドンキ行ったら、石川さんいるし・・

 まだ、べーたき、に、いじめられた方がましだよ。ここは、ひとまずアホなフリして、乗り切れ)


「いいかげんに、しろやコラ!!(ドゴン!!)」

滝部に殴られる金山。


遠くで見ていた、理由を知らない二年三年が、「うわ~かわいそうだな、あの一年」全員哀れむ


(にやっ!!。いいんだよこれで・・・あと、二時間もすれば、終業時間だ・・

 このまま、俺はセーフティーだぜ~うひゃひゃひゃ!)なんか、キャラ変わった?金山君


「じゃあ・・言っちゃうか・・」椎名がついに?

「そうっすね・・・」滝部も賛同、二年三年もまだ見てる。

(うっ!それは、まずい!どうすっか?)金山必死で考えた答えが・・・



「指輪なら!!・・・俺が持ってる!。」おおお!どうした金山大声で。

一斉に、金山の方を見た二年三年。


「だけど・・・渡さねぇ・・・この・・今、滝部さんのいる前で、

 直系の兵隊のこの俺が、負けるわけには、いかねえ・・

 たとえ・・いやっ殺してでも。それでも、今日奪いたい奴は、今、取りに来い。

 俺が・・・東京爆撃隊の金山だ・・」ハッタリで、いった~金山渾身のハッタリ。


とりあえず、今日だけはって作戦ね。


「ほんとに、あいつが持ってるのか?自分から言う奴がいるか?」不思議がる三年

「ふっ!・・なかなかの男じゃねえか・・・

 在るにせよ、無きにせよ、勝負は、明日からだ、首洗って、まっとけや!」三年男子

「ああっ、明日の朝一から、殺し合いだコラ!」二年男子


「止まんねえぞ・・・コノヤロウ!」あら、かっこいい。金山君


「田代が拾った捨て犬も、なかなかじゃねえか」 椎名が褒める

「あたりめーだよ。私が、やると思った男はやるぜ!」 いやいや、褒めすぎ

「ああ、それでこそ、時代を担う爆撃のエース候補だ。」 もうやめてあげて滝部さん


「止めて見ろや!金山の勢いをよ~」 えっ?まだ言う椎名さん・・

「取れる器の人間はこの、学校には、いね~のかコラ!」 いやいや・・田代さん

「どいつも、こいつも、根性無しか~今年の二年三年は~」 なるほど滝部さん


一気にギラついた、二年三年。三人が、全員をあおる。


(もうやめて~~!)ものすごい熱視線で睨まれてる金山


「根性無しは、ヤキかコラ~!!」 ま・・・まだ言う椎名さん

「石川も見てっぞ!石川もよぅ!!」 う・・・うん田代さん

「出て来いや!時代を変える男よ~!」 た・・き・・べ・・さん・・


「取れるもん、なら、取ってみろや!」 調子に乗った金山が大声で指輪を突き上げながら言う


「ぷぷぷ~~~!!」三人大笑いで、超楽しそう。


騙されたね、金山君。あおられたね金山君。見つかったね指輪。

もう引くに、引けないよ。まあ今日は無しみたいな雰囲気で、しのいだみたいだけど・・

もう、隠しちゃえば?拷問がキツイけど・・ハンパない拷問だよ、秋高だもん。


「かねやまくん・・・」


あれっ?影に隠れて、メイドの女の子見てたよ。金山君

なんか、用事だったんじゃないの?

もしかして?・・・・


最悪な二日目が、始まるよ。いろんな意味で。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ