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殴り合いデスティニー  作者: 火村虎太郎
天下一武盗会
13/90

外道悪魔クズ石川


ドンキに到着。


急いでドンペリを買う。

(あと、コンビニで、氷も買っとかないと・・・)さすが、金山君


レジで、支払い中、ふと、視線を感じ、横をチラッと・・

(うっ!!!)


うんっ。今チラっと見えたね。

座って、たこやき食べてるね。お付も無しで。

信じたくないよね。石川さんだよ。


だけど、見て見ぬふりの、金山。

(いま・・間違いなく目が合った・・・いやっ本当に石川さんか?・・)まだ信じたくない金山


「ベチャ!・・・ベチャ!」

ほらっ、飛んできたよ、たこ焼きが。こんな事平気で、しちゃうよあの人。

「ベッチャ!!」金山の横顔に当たるたこ焼き


「領収書ください。金山で。」 いった~ガン無視金山。乗り切れるのか?


完全に、石川さん見てるよ。

だけど、視線に入ってないかの様、テキパキと、ドンペリを袋に詰める。

来たよ!来た。今貴方の顔の、20センチ横に石川さんの顔があるよ!!

「・・さてっ・・あとは、氷か・・・」金山わざとらしくセリフを言い、立ち去ろうとするが・・・



「あっち~~~!!熱い!熱い。石川さんごめんなさ~い!!」

結局捕まった金山。たこ焼きのタコの代わりに自分の指突っ込まれてる・・・


指の先に、まん丸たこ焼きが出来たね。


また、たこ焼き食べだしたよ石川さん。んで、ドンペリ開けてるよ。

(くっそ!引っ越せよ、日本から)金山結局お付させられる。


(でも、考え方しだいでは、強力な、助っ人だよ・・・

 このまま、石川さんを連れて学校に行けば・・行けば・・・いやっまずい!

 たしか、椎名さんとは、仲が悪かった。姐さんは、抑えられても・・・

 椎名さんと、喧嘩・・・喧嘩に、なればいいじゃない(にやっ)

 誰も近づく事できねえだろ・・ふふふ・・・今日一日は、これでセーフだな)極悪金山


「おいっ金山。今祭りは、どーなってんだ?」石川ドンペリゴクゴク飲みながら

「はいっ。まだ、最初の所持者から、指輪は、移動していないはずです!」そりゃそうだ金山


「そうか・・あの指輪はな・・」石川が語りだす


(いいかげんにしろや!どうせ、たいした事ないんだろ!このポンコツが!

 俺はもう、時間がねえんだよ、石川先輩よ!)ひでえ!金山


だが・・

「ブワッ!!」号泣しだす金山


あれは、石川が、全盛期の頃、喧嘩に明け暮れる毎日。

だが、若い、石川と、田代のカップル。当時は金も無く、ろくな生活じゃなかった。

それでも、田代が飲み屋で働き、金を貯め、石川の誕生日に、

せめて、大将なら、良い物着けろと、唯一送ってもっらた高価な物

当時のメンバーや、滝部も、うらやましがり、憧れた。

トップに立てば、こんな高価な物も持てると。

必死に見栄を張って生きてきた若い時代。

だが、それも、石川逮捕で、幕を閉じようとする。

名前は売れたが金は残らなかった。

刑務所に入る前に、滝部に譲ったのがこの指輪。

滝部が、金が無く、生活に困っている事を石川は知っていた。

これを金に換えて来い。お前は、それで、まだ暴れろと。

後継者、悪を育てようとした。くすぶるな、突き抜けろと。

たが、滝部は売らない。守った。

夜は喧嘩の毎日。昼は工事現場でバイト。

石川の帰りを、さらにチームをでかくして待った。

その嵌めた指輪で、すべてを殴り倒した。

伝説の指輪。

帰ってきた石川に返そうとした滝部だが、石川に

それは、また、次の代に繋げろと

滝部が、自身が、やってきた事が始めて石川に認めてもらえ、やっと引退を決意

守ったのは、指輪ではなく、己自身の強気心。折れない、萎えない、倒れない。

その指輪に魂を込めて。

そして、新しい時代に・・・


その指輪が、今、これですわ・・・・

それでも、まだ、隠したままだもん金山君。

普通これ聞いたら、正々堂々嵌めて、来るもの返り討ちが、かっこよくね?


「じゃあ・・・行きますか石川さんっ」もうっ?さっきの涙は?金山君?

「んっ!俺もうちょっと、ドンキで買い物していくから」石川初ドンキが楽しいみたい。


(なんじゃそりゃ!!超金持ちがドンキで買うなや!)そりゃそうだ金山


あてが外れたね金山君

かなり、無駄な時間使ったよ。あと、30分だよ。



あと、いい匂いしてるから、指・・・



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