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運命の恋

作者: VISIA
掲載日:2011/02/17

──誰かが、アナタを見ています。

──会社の昼休み



「あら、典子。何だか嬉しそうな顔して、どうかしたの?」

「ふふーん、わかる?」


「わかるわよ、凄く。鼻の下のびてるしさ、顔にに¨男¨って書いてあるよ。」

「いやーだー、もー。」


「で、相手は?…この会社の人?」

「そう。彼ね、毎朝同じ時間に同じ場所ですれ違っていたの。」



「それで?」

「すれ違う時に、挨拶していたんだけど…」


「うんうん。」

「彼の目つきが日に日に変わってきたわけ。」



「それで?」

「あ、私に気があるなと思って…」



「うんうん。」

「バレンタインデーの日に、本命とギリの境目が曖昧なチョコを渡して反応を見たわけ。」


「それで、彼は?」

「うん、小さな声で¨有難う¨って。」



「それだけ?」

「それだけ。そのまま行っちゃった。」



「そこから、どうしたら男と女の関係になるわけ?」

「んーとね、チョコ渡した時一瞬、彼の目の色が変わったの。だから、本音を吐かせようとして、休みの日に飲みに誘ったの。」



「うんうん。」

「それで、どんどん彼に酒を飲ませてたんだけど…」



「逆に、典子が酔っちゃった…と?」

「ふふん、酔ったふりをして彼の部屋に強引に私を連れて行かせたの。彼ったら、なかなか尻尾を出さなくてさ。」



「うんうん。」

「私は酔って気付かない振りしてたんだけど…」



「…?」

「彼の部屋の壁一面に、私の写真が貼られていてね…」



「典子のストーカー?…気持ち悪くなかったの?」

「愛されているんだな、って感動しちゃった。私ってさ、彼のストーカーしてたから。」



「……。」

「しかも、この間2人で歩いていたら、占い師が声を掛けてきて…」



「…?」

「お互いに、お互いの生き霊が憑いているんだって。凄いでしょう?」

「……。」

「でもね、ひとつだけ不満があるの。」



「……?」

「私達2人の写真を撮ると、お互いの生き霊が周りの霊まで呼んじゃってさ、2人の写真にならないのよ…」

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― 新着の感想 ―
[一言] ギャグにも受け取れる理想のカップルですね。でも何かのきっかけで破滅的に壊れそう。オチも怖くて笑えます。
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