第2話 新人、初任務
空から"天使"が降ってくる。
天使というものは簡単に言うと神の使い。
その天使が堕天し、地上に放り出させる。いわゆる敵だ。それを倒す役目が、夜間魔法警備隊。
夜間魔法警備隊はジェイの職業。夜にだけ現れる天使を人々から守り、安全にする、街を警備する隊だ。
基地の屋上にて────
「あのー…私達は…何をすればぁ…?」
とよそよそしく喋る新人、アリス。だが、
「その辺に座ってみてろ新人共」と冷たく接するジェイ。言われた通り新人達は冷たいコンクリートの地面に座り、コソコソと喋り出す。
「隊長めっちゃ冷たいんだが、言ってたことと違うぞアリス」と怒っているのはアリスの兄、レイスだ。
「いや、6歳の時にしか話してないんだから変わってるに決まってるでしょ?!」とアリスが言うと
「ハァ?お前うるさ、戦場だったら1番に死んでんな」2人は兄妹だが、仲が悪い。
そこに入ってきたのが、「2人とも、喧嘩しないでください。タルに悪影響でしょう」
細目に詐欺師のような顔立ちをしたハル。タルと言うのは隣に居る明らかに中学生な見た目だが、20歳だ。
「「細目詐欺師は黙っとけ!!」」とアリスとレイスが言うと
「詐欺師じゃあ無いですよ。まぁ嘘かもしれませんけどね」
「「うるせー!!」」
「お姉ちゃんとお兄ちゃん、隊長が機嫌悪くなっちゃうよ?」と目をきゅるきゅるにさせてタルが言うと、「ま、まぁ、大人げないしな……」「こんな…事、しなくてもぉ?バカ兄には勝てるしぃ?…」
とすぐに収まる。すると、『狙撃ポイントまで移動しました。隊長、よろしくお願いします』
「あぁ、分かった」
と空気がピリつく。最強の技を近くで特等席で見れるのだ。ワクワクは少しぐらいしているだろう。
そして────
「『撃ち抜いてやるよ』」と銃の形をした手から1本の光が光る。それに当たった天使は奇声をあげて塵となって消えていく。ボスとなる天使を倒したら他の天使も塵となって消える。
それを見ていたアリスは「す、すごぉい!!きゃぁぁ!特等席で見ちゃったァ!!ホント生きてて良かっ…」うるさすぎてジェイに気絶させられたアリスはジェイに抱えられて、
「終わりだ。帰るぞ」とその場を後にしたのだった。




