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第1話 最強軍師
「やめろ、ソイツに手を出すな!!」
そう言って俺、ジェイは目を覚ました。
手汗がものすごく出ていて相当うなされていたのが分かる。「………悪夢だ」とポツリ、すると
バンッ!!!
勢いよく扉が開いて
「「「「隊長夜ですよ〜!!」」」」と今年新しく本入隊した新人達がぞろぞろと入ってくる。
いきなり入ってきたかと思えば
「イスクルクル回るヤツだぁぁ!」
「隊長の隊服……ダメダメっ!」
「私たちの部屋より広いですね」
「隊長、早く顔洗ってください」
とうるさい。
ジェイは顔を洗い、1人の新人から隊服を取り上げ、それを着る。
「お前ら、なんで来た」
「隊長がいつも寝坊するからですよ」
「だから皆で起こしに行こうって!」
「…………」なんなんだコイツら…と思っていると、
ビービービー、ビービービー
と警報が鳴る。
ジェイは「おい新人共、行くぞ」と言って雰囲気が変わる。
さっきまで半目しか空いていなかったのに。
この時、新人達は「(愛と勇気では足りないんだな……)」と思ったのだった。
新人達は分からない。この最強がどれ程の過去を持ってここに上り詰めたのかを…まだ、知らない────。




