表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

天使

この世界では時折"異変"が起きる

通常であれば

人からは人が生まれ

魔物からは魔物が生まれる

そこに異変が生じ

人の形でありながら魔物の力を持つもの

通称"魔族"が生まれる

彼らは人との交流をできるだけ避け

独自の社会を持っている


私はここら辺で一番大きい集落へ歩いていた

途中、洞窟があった

周り道はなく集落へ行くにはこの道しかない

暗く深い闇の果て

少年のような声が聞こえるこれは歌か嘆きか

歩いて行くと外に出た

少年は羽を持つ魔族だった

その姿はまるでキリストやユダヤに記述がある天使のよう

羽を持つ魔族は二種類確認されている

一つはこの少年のような白の羽を持つ魔族その通称は天使や白鳥などと呼ばれることもある

二つ目は黒の羽を持つ魔族その通称は堕天使や悪魔、烏などと呼ばれることもある

その少年に聞いた

"なぜさっきまで歌っていたの?"

少年は言う

"昔聞いた人間の歌"

とだけ答えてくれた

この少年を集落へ連れて行くわけにはいかない

心よく魔族を受け入れてくれるものもいるが当然よく思わないものもいる

互いにそこまで干渉しないというのがこの世界の魔族と人の在り方だ

魔族も人も責任の取り方は同じだ、それを犯したものはそのものが罰せられる、それはある意味合理的ともとれるし薄情だとも、どのようなことをしてもした奴が悪いという考えだ

私はそんな天使と別れ集落へ歩みだした

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ