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少女

その昔、世界を巻き込む戦火があった時

かの英雄たちはかくも何を思って死んでいったのか

ある者は祖国の為

ある者は家族の為

ある者は人と世界を恨み

ある者はきっといい未来があるのだと

そう思って死んでいった

そして人は世界を焼いた

ある村で食事場を探して迷っていた時に少女にあった

名も知らぬその少女は最初このように聞いてきた

"お姉さん何を探してるの?"

それに私はこう答えた

"たべものをたべるところさがしてるんだよ"

すると少女はこっちだと言わんばかりに手を繋いで案内してくれた。そして着きはしたがここまでして"はいありがとうございました"と別れるのは申し訳ない

何気なく無邪気、そこにやましい気持ちが無いとしても私の中の私が許さない

だから私はその少女に"いっしょににごはんをたべない?"と聞いたすると少女は頷いた

お店に入りとりあえず自分用に肉とパンそしてお酒を頼んだ、少女は小さめの肉と野菜そしてパンと甘い紅茶を頼んだ私はそれを聞いて健康的な食事だと思った

いざ食事が来て食べはじめると少女は何気なく

"お姉さん狩人さんでしょ"私は頷いた続けて少女はなぜ狩人は魔物を殺すのかと聞いてきた私は"頼まれたからだよ"と答えたすると少女はこう聞いてきた"頼まれたら人も殺すの?"私は素直に頷けなかったたしかに今は人を殺す必要がないがそれは共通の敵がいるからだ

私は少女に昔話をした少女にこんな話をするのもどうかと思ったが

それを聞いて少女はこう聞いてきた

""共通の敵"それがなくなれば人はもう一度争うの?"

鋭いなと思ったがそうなるかどうかはわからないだから私はこう答えた

"わからない"これしか解答が見つからなかった

人の歴史を見ればいつも争っていて共通の目的があればそれに進んでいく、でもそれが無くなった途端また争う

今の私はわからないとしか答えられない長い旅の中でその答えを見つけていきたい

お店をあとにし少女と別れたあと私はさっきのお店で依頼されたものをこなしまた旅に向け歩き出す

いつかその答えを見つけられるように

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