ラノベ大好物な者達?
弱肉強食 下剋上! 平和ボケしていては、一瞬の判断で 命を落としかねない。ニホン人を ナメるなよ!
召喚者達 出現騒動
ビッカーっ!!
眼も眩む光の中 大魔法陣の中央の五芒星の上、跪いて召喚者が 出現した。
聖国大聖堂 ギンギラギンに、ド派手その場に ドギツイ衣装の法王と、真っ黒な法衣?の者達と 魔法陣のマワリで、息絶えた?魔導師達?
「転生者達が、気がつく前に 魔導師を片付けよ!!」枢機卿の一人が、命令すると 倒れていた魔導師達を 司教達が、マジックバッグに サッと入れて片付けた。本当に 息絶えたのだ。マジックバッグに、生きものは入れられない。
「6人ですか! 大漁ですなっ!」
「コレッ! 言葉が過ぎますぞっ!」
「もうすぐ、召喚者が 動き出すでしょうが! 我々は、聖職者らしく ふるまわねば!!」
「「「「「「………?」」」」」」
召喚者達は、無言で 顔を上げた。
「よくぞまいられた!!召喚者様方!!我々聖国は、勇者様方を 歓迎いましますぞ!! 魔王を倒し、この世界に平和をっ!! まずは、ユーラシア大陸一の大国、黄龍帝国を 滅ぼしてくだされ!! 奴隷制度をゆるすまじ!! 奴隷を開放し、助けましょうぞ!!」ドギツイ衣装の法王は、大声で 召喚者達に、命令に近い お願いをした。
跪いていた召喚者達は、一斉に立ち上がる。
五芒星の真ん中の 精悍な青年が答えた。
「こんにちは。ハジメマシテ?かな、名乗る前に 尋ねたい。ここはドコで、あなたはどなたですか?」
「おおーっ、これは失礼した。ここは、ユーラシア大陸大国の聖国、ワタクシは、太陽神教法王ベルゼバブと申す。以後 お見知りおき願おう。まずは、勇者召喚成功の式典と 勇者の証の授与、今後の説明と 準備しておるゆえ、まかせて貰おう!」ベルゼバブ!召喚者達は、驚きを表情に 出さないよう努力した。ラノベ知識がない、地球の一般人でも その名前は、知っているだろう。
「そうですな! 隣の部屋に アーティファクトのステータス鑑定プレートで、マズは ステータス鑑定しなければ!」枢機卿の一人がせかす!
「それでは、まいしましょうぞ!!」法王は、先頭を歩いて 隣室に入った。召喚者達は、お互いに 何やら顔を見合っていたが、無言のまま 隣室へ歩きだす。真ん中の 青年が、先頭をきった。
「ソレでは、早速 コノプレートに、右手を載せるのだ。」あくまでも、命令口調な法王。青年は、躊躇せず、何か アヤシゲなプレートに、手を載せた。
名前 未定
人種 異世界人
称号 召喚者
職種 勇者のたまご
レベル 未定(訓練と努力次第)
HP 未定 栄養状態と精神状態次第
MP 導く者の力次第
スキル 発現は 運と、経験値次第
ユニークスキル 発現は 運と、経験値次第
「なんじゃこりゃあーっ!!」召喚者達は、一斉に吹き出しそうになったが、必死で堪え 平生を装った。法王の 驚愕が、落ち着くのを待って、青年は うそぶく。
「私達のステータスは、多分全員 同じでしょう。異世界召喚されたのなら、前世の記憶も消え、名前さえ消えている。ただ1つ、勇者のたまごという職種なら、この先 この召喚された世界で、勇者になれるかもしれないと 希望は持てました。よろしくご指導ご鞭撻お願いします!」青年は、ハキハキと一気に宣言した。自分達を 大事に育てろ!!と。
「な!な、ななな」法王は、ゆでダコみたいに真っ赤になり、プルプル震えている!ゲキオコ?
「勇者のたまごですぞ!法王様!たしかに、敵には アーサーという勇者がおります!勇者は 唯一無二! 世界に一人! ならば、勇者のたまごは、勇者になれる逸材でしょう!!」
「おっ?…?…おおっ!そうじゃな?! 勇者のたまごか! 考えていたのと違う…かなり、違うが まず、召喚者様方には、ゆっくり休んで貰い、明日また、話しをしようぞ!」法王は、顎をしゃくった。枢機卿の一人が、召喚者達を ドコかへ、連れて行った。
「誰が責任者だっ!!」法王は、カンカンゲキオコだ。枢機卿達は、無言だ。
「異世界からの、召喚者は勇者のたまごだぁ?どうしてこうなるっ!!」知らんがな…と、枢機卿達は、全員一致で考えていたが 沈黙を守る。
「勇者が存在しているのに、勇者召喚の魔法陣をムリクリ使ったのは!!」全員一致で 法王ですと考えた。コキュートスなみの沈黙の時間。
「まあ、仕方ない そうだな、たまごでも、勇者のたまごだ! 育てろっ!至急だ!」多分、一番最悪な命令の失敗は、元凶は自分だと気がついた法王は、あとは 丸投げして、自室へ 去った。
「おいおい、丸投げだよ…。で?どうしたらいいんだ?」枢機卿の一人は、ツブヤク。
「前回の 勇者召喚時は、勇者不在で 魔王が、暴れまくってたので、成功したんでしょうがね!勇者がいて、魔王はいないのに、勇者召喚って ムリでしょうよ!」枢機卿達は、肩をすぼめる。
「同じ言葉を、法王に言えるか?」全員首を振る。詰んでる…。
「聖女に 相談してみよう!」俯いていた全員が、拍手した。全員一致とは、ある意味でスゴい。
召喚者達は、個室の客室に案内され 招待客用の、大浴場でゆっくりして 全員で夕食を食べた。リーズナブルなホテル?位の設備と対応 食事だ。食事中 誰も喋らない。しかし、全員に 青年の、念話は聴こえていた。
……お疲れ様でした。一応 私の念話を、信じてくれて ありがとうございます。私は、〇〇大生 徳川スバルです。ラノベ大好物で、召喚された瞬間の 一番の危機を、全員で乗り越えたいと 3分時間を下さいと、呼びかけました。全員じっと、傾聴し 私の言うとおり、演技してくださり 本当に良かったと考えます。しかし、まだ、安心できません!皆さん このまま、ステータスは、私に隠蔽させておいてください!ベルゼバブ法王から、安全に脱出できるよう よく考えて、行動したほうがいいでしょう。強者なら、直ぐ戦争に出されそうな 話しでしたし、今夜は、出来るだけよく眠って 明日、相談しましょう。
あまり 無言なのも、監視に アヤシマれそうですが、話し出すと 色々バレそうなんで、アヤシマせておきましょう!!……
ちょっと 吹き出しそうな、何名かの召喚者がいたが、静かに食事をおえて自室に戻った。
召喚者は、真ん中だった青年と高校生の男子三人、高校生の女子二人だ。それぞれ 違う制服を着ていた。幸いだったのは、青年を含め 全員が、何となく 楽しそうだったことだろう。
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