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吸血鬼ですが、何か? 第4部 人間編  作者: とみなが けい
13/43

本筋とは関係ありません。はなはだ邪道ですが書かずにいられなかったです。

初めまして。

作者です。


これは多少ネタバレを含みますんで純粋に「吸血鬼ですが、何か?」を楽しみたいと言う方は読まずにバックしてくだされば幸いです。





『吸血鬼ですが、何か?第4部に関して。』




1時間ほど前に夢を見て飛び起きた。


それは今書いている吸血鬼ですが、何か?の第4部人間編のラストシーンだった。

それは最初私が設定していたラストシーンとは全く異なる物だった。


その夢を見て第12話で現在登場している中で最強の悪鬼である明石景行の家族全員が明石の正体を知っていた事について明確な答えが出た。


正直言って私の初めの構想では明石の正体は明石の奥さんは知っているだろうと言う設定だったが、明石を助けに?来た白いアコードに奥さんと共に娘たちも乗っていて、吸血鬼の本性を現せた明石に向かって、パパ!こっちこっち!と手を伸ばして呼んでいた事に作者である私自身が一番驚いたのだ。


なぜ?なぜこうなる!

明石の家族については書いている最中に全く考えていなかった娘たちの登場だが、それは目の前にありありと浮かんだ情景だった。


私はその情景をそのまま描く事しか出来なかった。


書き上げてしまってから私は悩んでしまった。


何故ならこの第4部になぜ人間編と言う名をつけたか?それは彩斗達が悪鬼以上に醜い所業を犯し続ける人間への絶望を書こうと思ったからだった。

遊び半分に子供達を嬲り殺してゆく、これまた未成年の男達。

この事件を解決する彩斗達だがラストは彩斗や真鈴が人間の醜さに対する絶望的な号泣で終わる予定だったからだ。


我ながら希望が無い、読者を絶望に叩き落とすラストにする予定だった。


現在の世界を見ると子供殺しの未成年がかわいく思えるほどの汚らしい蛮行を国家ぐるみで行われていて、世界はそれを速やかに止める術を持たない状況だ。

その現実に目を向けてほしいと思い絶望的なラストを予定していたが、私の心はもやもやしたままだった。


希望が無いな…いや、しかし…現実の非情さを伝えないと…いやだけど…もともとそう思いながら書いている第4部だった。


そこへ何の予定も無い明石の娘たちの登場。

私は混乱しつつ眠りについた。


そして、夢を見た。


今ここでは書けないが、人間に絶望した彩斗や真鈴に希望を、そして彩斗や真鈴と共に四郎やはなちゃんや明石に新たな戦いへの決意を指し示すラストだった。

明石の娘たちは、人種や民族や肌の色や信仰や生活習慣、それどころかもはや人間でさえ無くなった存在とでも手をつなぎ共に未来に向かって歩めるんだ!と言う希望の象徴として登場したと思う。


もう、第4部のラストは確定した。


吸血鬼ですが、何か?を読んでくださっている方達。

作者自身が何かに引っ張られるように書いています。

こんな経験は初めてのことです。

恐らく私が書く、人生最後の長編になるかも知れません。

それでもいいか、と思って書いています。


皆さんどうか、最後まで彩斗達の冒険に付き合って頂ければ幸いです。


「言いたい事は作品で語るべき!」


と思いながら今まで色々なお話を書いてきました。


でも、今回この事を書かずにいられなかった。

邪道と言われても仕方が無いですね(汗)


でも、遺書に邪道もくそもあるか!と言う事で。

これは私の遺書になるかも知れませんから(笑)

登場人物たちが長年の親友と化した未熟な作者です(汗)


ごめんなさい。


皆さんが第4部を読み終えて希望を心に持ってくれることを願いつつ一所懸命書き進めます。

という訳で第4部長くなりま〜す!










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