【人物紹介】
とりあえず第1章が終了したので、ここで人物紹介を載せておきます。
筆者の持つキャライメージを、いくらかでも共有してもらえば。
【劉備 玄徳】 35歳(195年時点、数え年)
一度は季漢王朝の皇帝となり、死んだら29年前に逆行転生した主人公。
前生よりも政務能力に優れており、未来記憶も活用して徐州を安定させつつある。
60年以上も生きたためか、精神的にも余裕があり、人格が丸くなっている。
前生の汚点であった呂布の反乱を未然に解決し、曹操との関係も向上気味。
ちなみに中山靖王 劉勝の末裔などという、高貴な出自ではなく、普通の庶民。
性格はずぼらでいいかげんなところがあるが、人間味にあふれていて人に好かれるタイプ。
それでいて上昇志向も強く、今生ではでかいことをやってやろうと企んでいる。
【関羽 雲長】 34歳
やはり未来の記憶を持って逆行転生した、劉備の義兄弟。
前生経験のおかげで、武力も指揮能力もすでに高いものがある。
ぶっちゃけると武力は当代最高で、呂布すらをもしのぐ。
名士や武将に対して傲慢になる欠点があったが、劉備に諭されて改善している。
【張飛 益徳】 29歳
やはり逆行転生した、劉備と関羽の義兄弟。
関羽に匹敵する武力を持ち、指揮能力も高いものを備えている。
その戦力は劉備の覇道を、強力に後押しする予定。
配下に厳しすぎる欠点があったが、だいぶ反省して改善傾向。
【張遼 文遠】 27歳
元は呂布の配下で、史実では曹操に仕えて大成した武将。
その武力もさることながら、並外れた勇猛さと状況判断の的確さが大きな武器。
本作では早々に劉備に引き抜かれ、頼もしい戦力となる予定。
【陣宮 公台】 42歳
張遼と一緒にスカウトされた文官。
一度は曹操を裏切った男だが、並々ならぬ頭脳を持つ軍師キャラ。
今後、謀略面で劉備を支える重臣の1人となる予定。
【魯粛 子敬】 24歳
史実では孫権に仕えた異才の軍師。
漢王朝の権威を端から無視できるような変人で、その合理的な思考で呉王朝の建国に貢献した。
本作では劉備が東城を解放したのがきっかけで、彼に仕えることとなり、その異才を役立てる予定。
【陳羣 長文】 29歳
劉備が豫州刺史だった頃に仕えていた、誠実な文官。
史実では後に曹魏に仕え、九品官人法を制定し、尚書令にまでなった有能な人物。
ただし後世に記録が残るほどの超肥満体。
本作で劉備が最初に手に入れた軍師キャラだが、どちらかというと内政向きで、今後の活躍は限られるかも。
【孫乾 公祐】31歳
徐州牧時代から劉備に仕えた文官。
飛び抜けた能力はないが、内政や外交面で劉備を支える能吏。
【糜竺 子仲】 31歳
やはり徐州牧時代から劉備に仕えた文官。
実家は非常に裕福な豪族で、経済面で劉備を支えてくれる忠臣。
軍才はないが、内政・外交面でそこそこ有能。
弟の糜芳も劉備に仕え、妹は劉備の嫁となっている。
【簡雍 憲和】 32歳
劉備と同郷の古馴染みで、関羽や張飛に並ぶ古参の文官。
能力はそこそこあるが自由な性格で、劉備に対しても横柄な口を利く。
【陳登 元龍】 27歳
徐州牧時代から劉備に仕える武官。
武力はそれほどでもないが、計略や内政に優れるタイプ。
史実では徐州を乗っ取った呂布に仕えたが、本作では末永く劉備に仕える予定。
父親の陳珪も劉備の臣下。
【陳到 叔至】 25歳
劉備が豫州刺史になった頃から仕えている武官。
関羽や張飛には劣るが、そこそこ勇猛で忠誠心の高い武将。
史実では趙雲に次ぐ名声や官位を得るほどだった。
<劉備のライバルたち>
【曹操 孟徳】 41歳
後に曹魏の礎を築く英雄。
しかしこの時点では、敵だらけの中原で苦闘する群雄の1人。
実は反董卓連合に参加した時点で大罪人なのだが、乱世に乗じて兗州牧に収まった。
優れた人材を好み、内政・統率能力に優れるが、なぜか徐州ではヒャッハーしてしまい、部下の離反を招いて苦労するはめに。
現状では劉備が袁紹陣営に入っているので、消極的な協力関係。
さらに呂布を殺してくれたので、友好度は高まっている。
【袁紹 本初】 42歳
汝南袁家に連なる群雄の1人。
その実態は宦官を虐殺したり、反董卓連合の盟主になったりと、後漢王朝を崩壊に導いた最大級の戦犯。
でも乱世のおかげで冀州牧に収まり、勢力を拡大中。
曹操とは盟友関係にあるが、実際は子分みたいに思ってる。
劉備については、袁術への抑えとして認めることで、消極的な協力関係にある。
【袁術 公路】 41歳
汝南袁家の嫡流だった群雄の1人。
こいつも反董卓連合に参加した大罪人だが、揚州の寿春近辺を支配している。
あまり評判は良くないが、実家の威光もあってそこそこの勢力を持つ。
ちなみに漢王朝の高官であった叔父や兄は、反董卓連合に激怒した董卓に一族もろとも処刑された。
基本的に袁紹と袁術のせい。
最後の部分で、”おいおい、悪いのは董卓だろう?”と思った方。
筆者は、”董卓はそんなに悪いヤツじゃなかった。むしろ被害者” という説を提唱しています。
詳しくは拙作、”それゆけ、孫堅クン!”の20話”董卓との再会”を読んでみてください。
ぶっちゃけ、反董卓連合に加わった群雄は全て反逆者の大罪人だけど、漢王朝にそれを罰する力がなかっただけです。
劉備は参加してない、というかできなかったので、その点ではセーフですね~。w
次回からは揚州攻略編です。
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