07.処女受胎
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処女受胎。
男性とエッチしてないから処女のはずだ。だが、女の子とのエッチはいいのだろうか?
量子ちゃんと初めてというようなことが書かれていたはずだ。膜があるということかな?
某世界的宗教では救世主が母親だけから生まれている。天使が父なのか? 神さまが父? よく分からない。
単為生殖。
人類ではそういう例は存在していないらしい。
何故か、ヒトデの例が書かれている。ヒトデは栄養が豊富な場所では自切したりして回復して個体を増やしているらしい。別に普通に産卵したりして、増殖もできるようだ。
しかし、卵管を通り、左右の精巣と卵巣から、排卵した卵子と射精(?)した精子が受精し、それが着床したのだろう、個人の体内で。
受精してるから自己複製というわけではないようだ。ヒトデの場合はクローンらしい。
神秘だね。
第二の聖Мリアさまになる?
あ、でも宗教だと過激派みたいなのに存在を抹消されかねないんじゃなかろうか。
一枚岩とはとても思えない。
あ、宗教以前に他から狙われたらしい。
某人口の多い国から病院のデータが盗まれて、別のノーベル賞を取ってない国の科学者に情報を提供、それを元にノーベル賞を取るために生きた実験動物として狙われたようだ。
いったいどうやってこんな情報を手に入れたのだろうか。ハッカーだったのだろうか。ん、友人が情報に詳しい、と。その友人こそ何者だ?
くっ、忙しいと情報が抜けることは分からなくもないけど、詳細がないのはいただけない。
なんとか拉致を潜り抜けたようだ。
何々、某大国の宗教組織に、私が狙われている情報を漏洩されて、潰し合っていた、と。
危ないなぁ。よく無事だったな。
そして帝王切開で出産。
えっ、これ日付が飛んでるじゃん。子供いるんだ、私。
救世主は二人もいらない派と新たな救世主として祭り上げる派を争わせている、と。
救世主は二人もいらない派にはМリアさまは二人もいらない派も合わせて勢力が拡大。
それに対して、新たな救世主として祭り上げる派には他の宗教組織である未だ救世主が現れていない元となる宗教に迎合させて勢力調整した、と。
またしても友人の協力と書かれているが、ホントその友人は何者だよ。
それで、私を犯して処女では無くそうとした派が息子を捜索している、と。男の子だったんだ。
というか処女受胎って受胎したときにはもう手遅れなんじゃ……。
救世主が男の娘派も捜索している、と。なんだなんだ。いったいどこからこんな派閥が……。
そういえば息子はどこにいるんだろう。
遺伝的に男でも見た目が女ならいいじゃない派がそれを妨害。もうオタクの派閥だよね、これ。
えっと、続きは何々。
どうやっても、これから先は狙われるため、いつかは逃れられなくなる。そのために某人口の多い国のハッカーらしき人の一部が協力してくれるらしい。また、そこから隣国の科学者集団の一部の上司を裏切り助けてくれるようだ。皆が皆、悪い人ばかりということでもないのだろう。
その手助けやらで、特殊な薬品を手に入れたようだ。
ズバリ、記憶喪失になる薬だという。これって、もしかしなくても記憶喪失の原因かな。
その薬を散布する前に、ハッカーの人たちの協力で情報をクラックし、追い掛けられなくするようだ。
作戦はなんとか成功して、記憶喪失にさせたらしい。
話がサクサク進む。
だが過って、その薬が大量に散布してしまったらしい。
一度眠ったら、記憶が崩壊するようだ。しかも原液を吸い込んだ私は他の人たちのように数か月の記憶ではなく、ほとんど失ってしまうという。
しかもこの薬は実験段階で治るのかどうかも、更にはどこまで消えるのかも不明らしい。
記憶が何度も失うという報告もあるそうだ。
その危険な物を使用してしまったのだから、もう後の祭り。
息子は安全を確保するために隔離されたらしい。信頼できる人に渡したようだ。
これで事件は終わりということなのだろうか。
明日次回08.トランスジェンダー