表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは・・・ですが  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

86/854

撮影で

心霊番組の撮影に、廃墟を利用した


「はい、カーット。じゃあ、次のシーン!」


撮影自体は順調に進んだ


俺はカメラマンとして、いろいろなシーンの撮影を行っていた


「じゃあ、次は暗闇の中を歩いてみようか」


監督がそういうと、周りの投光器を消す


真っ暗だと人も映らないので、赤外線モードにする


周りのスタッフも映るが、あとで編集だ


「あれ?」


俺は一人だけ体温が低い人を見つけた


普通の人間なら、橙色になるはずだが、そこだけが青色の人型だ


「人形か?」


その影は動かないし、第一、人間の体温であるはずがない


撮影が終わり、投光器が再度付けられる


さっきの場所が気になって確認するが、当然誰もいない。しかし、人形みたいなものもない


会社に戻り、編集作業だ


問題の部分を見るが、やはり青色の人型が映っている


「ねえ、気づいてる?」


俺の後ろから声が聞こえた。スタッフの声ではない


「ねえ、気づいてる?」


再び声が聞こえたが、振り向きたくない。編集に集中して気づかないふりをする


「ねえ、気づいてる?」


俺は、青い人形の部分を編集する


「気づいてるじゃない」


その声と同時に、画面から青白い女性が飛び出してきた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ