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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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煽り運転

「ちっ、前の車、トロトロ運転しやがって」


俺は追い越し禁止の標識を無視して追い越す


数日後、今度は、トロトロ走る車に接近し、ハイビームを当て、追い越して急ブレーキを踏んで煽った


「ははっ、トロトロ運転しているやつが悪い」


さらに数日後、普通に煽るのに飽きた俺は、山道を走っているときに、後ろから車をわざと追い抜かさせるが、追い抜けないように並走するように走ってやった


すると、普段車の通りなんてほとんど無いのに、運が悪いのか対向車がきた


並走していた車は、びっくりしたのか、急ハンドルを切ると、ガードレールを突き破り、崖から落ちて行った


「せ、接触していないし、追い抜こうとしたあいつが悪いんだ!」


俺は勝手に落ちたんだと自分を納得させて逃げた


対向車が通報したのか、ほとなくして崖から落ちた運転手が亡くなったことを知ったが、単なる事故として処理されたようだ


「ふう、俺が追い抜く方じゃ無くてよかった」


数日後、俺は海岸線を走っていると、前にトロトロ運転の車が見えた


この道は追い越し禁止でもなく、直線なので対向車が来てもすぐわかる


俺が追い越そうとしたら、急にスピードを上げやがった


「くそっ、危ない運転しやがって」


俺は一瞬山道の事故を思い出し、急ブレーキを踏んで追い越すのを止めた


その車は、しばらくして右折していった


次の日、普通の道路を走っていた時、また前にトロトロ運転の車が見えた


「最近遅い車が多いな」


この道でスピード違反の取り締まりをしている事は無いので、年寄りが運転しているのかもしれない


俺はスピードを上げると、その車を追い越そうとした。しかし、その車はスピードを上げて追い越せないようにしてくる


「最近はこんな車ばっかりかよ!」


俺は自分の事を棚上げして文句を言った。俺はさらにスピードを上げると、カーブで対向車が来たのに気づくのが遅れて追突した


自分の体がハンドルに叩きつけられ、肋骨が折れる感触がする。頭を打って意識が遠くなった


気が付くと、交差点の赤信号で止まっていた


「やべ、居眠りしていたか?それにしても、嫌な夢だ」


信号が青になり、前進すると、右側から赤信号を無視して入ってきた乗用車に追突された


運転席が潰れ、足が潰れる感触と、腕が折れる感触がした


気が付くと、交差点の赤信号で止まっていた


「いったい、何なんだよ!」


俺は赤信号を無視して急発進すると、前方から大型トラックがセンターラインを越えてくるのが見えた


俺の後ろの席から、「永遠に死ね」と言う声が聞こえた気がした

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