表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは・・・ですが  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

842/854

点滅

学校の廊下を歩いていたら、ある教室のドアが点滅していた


「普通の教室、だよな?」


学校の2階、だからこの部屋は高校2年生の教室のはずだ


まさか、ドアを開けたら異世界転移・・・なんてことあるはずないか


近づくと、点滅が消えた


「何だったんだ?」


まさか、教室の中で溶接していたわけでもあるまいし


一応、こわごわと扉を開けるが、中に異変は無かった


そのまま歩いて行くと、次の次の教室のドアも光っている


「今度こそ、開けてやる」


俺はダッシュで扉へ飛びつく


点滅しているのかしていないのか分からないうちにドアを開けた


「・・・何も無い」


異変が無いじゃなく、何も無い


部屋の中は、真っ白で何も無かったのだ


「本当に、異世界転移か?」


俺は一歩、教室の中へと踏み込んだ


「って夢を見たんだけど」


「夢の話かよ」


俺とダチは一緒になって笑う


そう、夢のはずなんだ


実は、ダチに話していない、本当の夢の中身


俺が開けた教室は、本当は真っ白なんかじゃ無かった


積み上がった死体、死体、死体


恐らく、その量はこの教室全員分の死体だ


床は血で染まり、一番上にはダチの死体


そこで夢が覚めたから、今日、ダチの姿を見てほっとして、この話を誤魔化して話した

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ