表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは・・・ですが  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

801/854

うるさい

明日、早起きしなければならなくなったため、まだ夕方の6時ではあるが布団に入る


住んでいるのはマンションで、いつもは気にならない生活音が今日はやけに大きく聞こえる


隣の家族の子供の足音だろうか、どたばたとする音


上の住人のものか、コツコツと何かを叩く音


車のクラクションや、改造バイクの爆音など


「うるさい!」


俺は思いきり叫んだ――つもりだった


けれど、声が出せない。もう一度、今度は窓を開けて外に向かって叫ぶ


「うるさい!」


そこで目が覚めた。いつの間に寝ていたのだろうか。けれど、時刻はまだ20時で、ぜんぜん寝足りない


再び、目を閉じて眠ろうとしたら、耳元で


「お前の方がうるさい」


とボソッと言われた


当然、そこには誰もいなかった


そして再び目が覚める。自分では、寝ていたとは思えないほど、リアルな感覚があった


目がさえてしまい、眠ることが出来ない


それどころか、こんな夜なのに工事の音まで聞こえる


「うる……」


「うるさい!」


今度は、俺がうるさいという前にうるさいと言われてしまった


また、いつの間にか寝ていたようだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ