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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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無くなる

ずっと大切にしていた写真が無くなった


名刺入れにずっと入れていたので、もしかしたら名刺を出したときに落としたのかもしれない


いつ無くなったのかは分からない


もう一度撮る事は出来ない。なぜなら、彼女はもう居ないから


当然、いくつかの写真は持っているが一番のお気に入りだったのだ


気が付いたのは、名刺を整理していた時だった。いつも入れていた場所に無かったからだ


それから、彼女の写っている写真の表情が暗くなったように感じた


「ごめんよ……」


謝っても無くなったものは戻ってこない。こんなことになるなら、写真たてにでも入れておけばいいという人がいるかもしれないが、持っていることの方が重要だったのだ


いつ無くしたか、何処で無くしたかずっと考えていたら、とうとう夢に彼女が出てきた


夢だと分かっていても、彼女と会えた事に満足感を覚える


それから、夢を見るのが楽しみになった


そうだ、ずっと彼女の夢を見るために睡眠薬を大量に飲もう



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