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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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怖くない話

幽霊に会いたい


ただそれだけを理由に、事故物件のアパートを借りた


大抵の人は1か月もしたら音を上げて引っ越していくらしい


その部屋は2階の階段横にあります


1日目:夜の12時になると、階段を1段のぼる音がしました

2日目:夜の12時になると、階段を2段のぼる音がしました

20日目:夜の12時になると、部屋の前まで歩いてくる足音がしました


大抵の人は、ここで友人や別のホテルを借りて、引っ越しの準備をするそうです


私の目的までずいぶんかかりましたが、あと1日で会えそうです


21日目:夜の12時になると、部屋を叩く音がしました


私は、ドアを開けると、不動産会社の担当が居ました


実は、ここは事故物件などではなく、敷金、礼金をボッタくる悪徳商法だったのです


20日を耐えきった人には、いくらかお金を渡して、出て行ってもらっているそうです


しかし、私の同居人は押し入れが気に入ったらしく、出ていきたくないそうです


私がそういうと、不動産会社の担当が、説得させてくださいと押し入れを開けた


中にいるのは孤独死した老女の幽霊なんですがね


あーあ、友達を増やすのに失敗しちゃった


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