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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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エミちゃんルート

増える話を読んだ後お読みください

ユキが目を覚ますと、トイレであったことを思い出したらしく、慌ててトイレから出ようと提案してきた


私たちはトイレから出ると、5年生の教室へ向かった


「ねえ、これからどうする?」


カスミが尋ねる


「私、もう怖い!帰りたい!」


ユキは我慢の限界が近いようで、取り乱している


「実は、音楽室のロッカーを見て来たんだ」


2人は、「えっ?」と固まった


「・・・何か、いた?」


カスミは恐る恐る尋ねる


「うん、ミイラの少女が入っていたよ。それが倒れて音がしたみたい」


ユキはそれを聞いて、ビクリと震える


「この話を知ってる?」


私は2人に1年前の話をした


昨年、この学校が廃校になると決まって、最後の片づけをしていた時だ


一人の女の子が、音楽室にピアニカを忘れたことに気づいた


旧校舎はもう閉まっていて、悪いとは思ったけれど、体育館の窓を割り、侵入した


・・の音楽室へ着くと、旧校舎へどこからか入り込んでいた変質者がいた


女の子は、変質者に乱暴をされたあと、殺されてロッカーへ入れられたらしい


その変質者は、逃げる途中に階段から落ちて死んだらしいけど


「それって・・・」


勘のいいカスミは気づいたようだ


「うん、私の事」


2人は、「明るくなったら必ず埋葬にしに来るよ」と言って帰っていった


「2人とも、めっちゃくちゃ怒られるだろうな」


私は、後日埋葬されるまで、思い出に浸っていた

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