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ユキちゃんルート
増える話を読んだ後お読みください
「カスミちゃん?」
私は意識がはっきりしてくると、周りを見渡す
トイレで気絶していたようだ
うぅ、汚い床に手をついちゃった・・・
私は「ちょっと待ってて」と洗面所の蛇口を捻って手を洗おうとする
水道は止めてあるらしく、水は出ない。残念だ
「バンッ」
目の前の鏡に、血だらけの男性が映っている
「きゃーっ」
私はカスミちゃんを突き飛ばして、トイレの外に出る
すぐ側の階段を慌てて降りると、足を滑らせた
頭から落ちた私は、段々と意識が遠のいていくのが分かった
そして、目の前には白骨死体が私と同じように横たわっていた