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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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引っ越し

こんにちは、山内花林です。


最近引っ越してきた家族が居ました


その家族はどこから越してきたのかは分かりませんが、丁寧に、お菓子を持って挨拶に来られました


愛想のいい母親と、頑固そうな父親、そして私と同い年の女の子の3人でした


あいにく、私以外の家族は出かけていたので、私が対応する事になりました


そして、母親と父親は、他の家にも挨拶へ行くと言って去っていきました


女の子だけが残ったので、私はいろいろと話を聞きました


その子はおしゃべりで、自分の趣味の事、楽しかった事、つらかった事、家族の事など様々な話をしてくれました


しばらくして、私の家族が帰ってきました


「誰と話しているの?」


私は、引っ越してきた子を紹介しようとして、気が付きました


その子は母には見えていません


つまり、幽霊だったのです


そして、その子の両親は、さっききた2人ではありませんでした


「わたしは、捨て子だったの」


その事を知った彼女は、家を飛び出し、家の前の道路で轢かれたそうです


そして、その事に責任を感じた2人も自殺したそうです


だけど、死んでからは一緒にこうして旅をしているそうです


引っ越しのあいさつをしていましたが、どこかに居座ることなく、またどこかへ旅に出る


そんな生活もいいかもしれません。まだ死ぬ気はありませんけど


あと、もらったお菓子は当然、食べられませんでした

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