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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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スカイダイビング

今日は、彼女にプロポーズをするつもりだ


一生忘れられない思い出にしようと、彼女をスカイダイビングに誘った


彼女はスカイダイビングが初めてではないのは知っていたからだ


この日のために高価な指輪も用意した


彼女には、ただのデートだと伝えている


高度数千メートル、あと数分でスカイダイビングだ


「おっと」


彼女にバレないように、しっかりと指輪をポケットに入れる


くっ、入れ物が大きくてうまく入らないな……


「どうしたの? そろそろ飛び出す時間よ」


「ああ、分かった」


俺は無理やりポケットに指輪のケースをねじ込んで、彼女の手を取る


そして、彼女と一緒に飛び出した


本来の予定では、このまま彼女と空中で色々なポーズをとったりする予定だったが、俺の予定ではこれからプロポーズだ


俺は彼女の手をはなす。彼女は驚いた顔をしている


俺は驚く彼女に大丈夫だと手振りで伝える


そして、ポケットからケースを取り出すと、丁寧に指輪を取り出した


「俺と結婚してくれ!」


大声で叫ぶと、彼女は泣きそうな顔になって


「わかったわ。私も好きよ」


プロポーズは成功した


あとは、無事にパラシュートを開くだけだ


そう思って背中にあるひもを引っ張ろうとする


「あ」


さっき、ポケットに指輪を入れるのに夢中でパラシュートを背負うのを忘れたようだ


2人きりになるためにお願いしたので、誰も他に居ない、俺達2人だけだ


俺の幸せもあと数分で終わる……

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