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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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猟友会に入った


講習を受け、免許を取り、散弾銃所持の認可をもらった


もともとジビエに興味があり、また親の畑がよく猪に荒らされるから、なんとか助けてあげようと思っての事だった


先輩たちからアドバイスを受け、何度か熊や鹿を撃った


最近、親からまた畑が猪に荒らされると聞いて、見張っていた


猪は基本的には夜行性だから、暗い中で待機する


明かりをつけるわけにもいかず、蚊に刺されながらもじっと待った


すると、がさがさと何かが近づいてくる音がした


大きな何かが近づいてくる気配がする


(これが猪か)


俺は暗い中、猪に狙いを定めて銃を撃った


それは見事に猪に命中した


倒れている猪に近寄って確認する


今は暗いので、明日あかるくなってから猪を獲りに来ようと思い、一旦帰った


次の日、昨日の場所へ行くと、猪の死体が無かった


血の跡はあるので、実は致命傷では無かったのかもしれない


悔しくはあるが、これでこの畑に近寄ってくることは無いだろう


そんなことがあってからしばらくたったころ、うちの母親が行方不明になった


畑に行ったまま帰ってこないのだ


山を捜索した結果、母親は見つからなかったが一頭の猪の死体が見つかった


体に散弾銃で撃たれた傷があり、それが元で死んだらしい


さっそく獅子鍋にしようと猪が解体されることになった


大きな猪の腹が裂かれ、そこから大きな何かが出てきた


それは俺の母親だった

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