表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは・・・ですが  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
442/862

車のライト

ある空き地に車が止められていた


所有者はもう県外に行って長いらしいから、持ち主の車では無いだろう


路上駐車が嫌でここに止めているのか?


まあ、そのうち居なくなるだろう


そう思って散歩を続けた


散歩から帰ってくると、まだ車は止まっていた


まあ、30分ほどの散歩だったし、明日には居なくなるだろう


次の日に見ると、まだ車が止まっていた


昨日は無人だったが、今は人が居るのかライトが付いていた


別に土地の持ち主の知り合いでは無いが、何かあっては嫌なので声を掛けてみることにした


しかし、運転席には誰も乗っていなかった。じゃあ、後部座席はと言うと、後部座席にも誰も居なかった


ハイブリッド車なので、エンジン自体はかかっていなくてうるさくはない


ライトが付いているなら、そう遠くない場所に行っているのだろうか?


しかし、次の日も車は置きっぱなしだった。相変わらずライトはつけっぱなしだ


しばらく様子を見ているが、運て主が戻ってくる気配はない


ただ、その日の夜になっても戻って来なかった。そしてライトは相変わらずつけっぱなしだ


「あそこの空き地に車が止めてあるんだよ。それも、ライトをつけっぱなしで2日間も」


なんとなく、晩飯のネタに妻に話してみた


「あら、そうなの? その車、バッテリーは上がらないのかしら?」


そう言われて見ると、確かにライトをつけっぱなしで2日間も放置すれば、いくらハイブリッド車と言えどもバッテリーが上がるのではないか


そう思って、寝る前にもう一度だけ車を見に行った


すると、なにやら運転席に人が居るようだ


ああ、やっと居なくなるのか。そう思った時、ライトが消えた


ライトが急に消えたせいで、ただでさえ暗い空き地が、真っ暗になってしまった


自分の目もライトに当てられていたため、よく見えない


目を開けると、車が居なくなっていた


「ハイブリッド車だから、エンジン音が聞こえなかったのかな?」


次の日、なんとなく空き地を見に行った。車はもうない


しかし、よく見ると、雑草に止めていた4カ所以外のタイヤ痕が無かった


まるで、空から降りてきて、また飛んでいったかのように……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ