表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは・・・ですが  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
425/862

ペンギン

「私はね、ペンギンが嫌いなんですよ」


デイサービスであるお爺さんの家に迎えに行った時の事、ふとそう言われた


「なぜですか? かわいいじゃないですか」


「まあ、世間一般ではそうだろうね。だけど私は違うんだ、いや、ある時までは私も世間一般と同じく可愛いと思っていたさ」


それからお爺さんの昔話が始まった


お爺さんは昔、警備員をしていたそうだ。ビルの1階から5階を定時にまわっていたらしい


そして、ある日上から人が降ってきたそうだ


ドンッという音がして、振り向くと40代くらいの男性が立っていた


いや、立っていたというのが正しいのかどうかは分からなかったそうだ


なぜなら、足がほとんど胴体にめりこんでいたそうだ。垂直に落ちたために衝撃がすべて足にいったのだろう


短くなった足。それがまるでペンギンの足のように見えたらしい


ペンギンも見た目は足が短いが、羽毛の中には長い足を隠していると、ペンギンの骨格標本をみてしっていたため、どうしてもペンギンを見るとその足が胴体にめり込んだ飛び降り自殺者を思い出してしまうらしい


「それで警備員もやめてしまったのだが、今でもペンギンを見るとあの男性の顔を思い出してしまうよ」


それを聞いて私は飛び降りだけはしたくないと思った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ