表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは・・・ですが  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
325/862

廃ビルで

廃ビルに忍び込んで遊んでいた


小学校の高学年にもなると、ちょっと危険な遊びをしてみたくなるものだ


友達5人と一緒に廃ビルに忍び込んだ


外からは全く誰が中に居るか分からず、ほどほど通りからも離れているので人通りもない


ビルは5階ほどで、バブルのころにたてられる予定だったが、バブルがはじけると共に壊されもせず放置されているらしい


なんか、更地にするより建物がある方が固定資産税とやらが安いらしい


賢い友達がそう言っていたが、俺にはさっぱりだ


最初は1階で鬼ごっこの様なものや、だるまさんがころんだで遊んでいたんだけど、ちょっと探検したくなったんだ


エレベーターはまだ設置されていなくて、階段で上にいく


2階は会議室の様な間取りばっかりで何もない


3階は小さな部屋と大きな部屋があり、小さな部屋は物置に使う予定なのかな?


4階は柱しか無くて、大ホールと言えばいいのかな


5階は、嫌に豪華な扉があり、偉い人が入る予定だったのかもしれない


まだ完成していないこともあり、特段見るものが無かった。そろそろ帰ろうかと思った時


「ぎゃあああー」


誰かの叫び声がしたから聞こえてきた


俺達は自分たちの人数を数えると、ちゃんと5人いる。叫んだのが俺達の誰かじゃないことに安心し、急いで4階へ降りる


すると、さっきまで何もなかった大ホールの真ん中に、大人の男の死体があった


なぜ死体かと分かったかと言うと、完全に首が取れていたからだ


「わあぁあー!」


俺達は急いでビルを飛び出す。そして、通りまで出て大人の人を呼ぶ。50代くらいのスーツを着た男性が、半信半疑でビルまでついてきてくれた


俺達は死体を見るのは嫌だったけど、案内しなければと思うほどには責任感があったようだ


「……で、どこに死体があるって?」


「さっき、ここにあったんだ!」


4階に着いた俺達がみたのは、やはり何もない4階だった


「ちっ、これだからガキは。くだらん遊びをしてないでさっさと家に帰れ!」


不機嫌になった男性に俺達は怒られた……。しょんぼりしてさあビルを出ようとしたとき


「ぎゃあぁあ!」


また悲鳴が聞こえた。しかし、俺達は振り向くことも無く帰ることにした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ