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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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天井から縄が

授業中、急に体調が悪くなって保健室へ向かった


うちの中学の保健室は、救急車が来たときにすぐに運び出せるようにしているのか、玄関の真正面にある


教室が3階なので、体調が悪いときに保健室へ向かうのも大変だ


「ふぅ、やっと着いた。すいませーん」


ガラッと戸を開けて中へ入ると、誰も居なかった


「ちぇっ、先生も居ないのか。まあいいや、とりあえず寝るか」


保健室には、周りをカーテンに囲まれたベッドが一つある


カーテンをバッと開けたとき、あり得ない物が目に入った


「えっ……? 縄?」


天井の蛍光灯からぶら下がっている縄。何でこんなところにあるんだ?


俺はそれを無視して寝ようと思った


「何してるの!?」


いつの間にか保健室の先生が来ていたのか。そんなに大声を出さなくても、単に体調が悪くて寝ようとしてただけだって


「あええ……え?」


俺は気が付くと、さっき天井からぶら下がっていた縄を輪にして首にかけていた


保健室の先生が慌てて俺に抱き着き、何とか縄を首からはずす


「何で自殺なんてするの!」


「ち、違います! 気がついたら……」


俺は怒っている先生に、経緯を話す


「そう……わかったわ」


先生は梯子を持ってきて縄を外すとどこかへ持っていった


俺は本当に体調が悪く、起きているのも辛くなったので寝ることにした


それからどれくらいの時間が経ったのか分からないが、掃除の時間になったようだ


「きゃあー! せ、先生!」


女子トイレから、先生が首をつっていると叫ぶ声が聞こえた

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