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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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お化け屋敷で

こんにちは、山内花林です。


これは、昨年に家族でお化け屋敷に行った時の話になります。


そのお化け屋敷は、廃墟の病院をモチーフにして作られていました。


本物の病院の様な入口を抜け、診察室や壊れた更衣室などを見ながら進みました。


ナース姿の幽霊や、医師の姿の幽霊などがカーテンの後ろや、準備室から飛び出すなどで驚かしてきました。


わざとらしいくらいに幽霊の格好なので、逆に安心してしまうくらいです。びっくりはしましたけどね。


ところが、半分ほど進んだ時です、カーテンで隠されている非常階段の方から、携帯電話で通話する声が聞こえました。


アルバイトの男性でしょうか?詳しくは聞こえませんが、何かもめているような感じでした。


「違うって言ってるだろうが!」


そう怒鳴り声が聞こえると同時に、携帯を叩きつけるようなガシャンと言う音がして、静かになりました。


興覚めをした私は、無視してさっさと進む事にしました。


手術台や、なぜか2階にあった霊安室(普通は地下じゃないかしら?)を抜けて、出口から出ました。


母親に、「あの怒鳴り声のせいで雰囲気が壊れたよね。」と言うと、


「そうね、若い女性のアルバイトかしら?」


と言いました。私は男性の声だと思ったので不思議に思いました。


それに、「霊安室って棺桶とロウソクを置いただけでも雰囲気あったよね。」と言うと、


「霊安室なんてあったかしら?見逃したのかしらね。」


と話があまり合いませんでした。まあ、一番話が合わなかったのは、血だらけのナースなんて見なかったと言われたことですけどね。


挿絵(By みてみん)

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