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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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授業

気が付いたら学校に居た


辺りは暗く、時計を見ると丁度夜中の0時だった


キーンコーンカーンコーン……キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴ると同時に、椅子ががたりと音を立てる


俺は教壇の上から、何も見えない教室で、あいさつを受けたような気がした


教室は真っ暗なはずだが、俺には黒板がはっきりと見えた


そして、いつの間にか教壇に置いてあった教科書を開き、黒板に書いてゆく


教室には、ノートに書き写す鉛筆の音と、ノートをめくる音が響いた


キーンコーンカーンコーン……キーンコーンカーンコーン


0時45分に、チャイムが鳴る


椅子がずれる音がして、教室の扉が開いた


俺は何かが終わった気がして、職員室へ向かう


そして目が覚めた。その日は、母校が廃校してから10年たった日だった

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