青い魚
釣りが趣味の友人と海へ釣りへ行くことになった
釣具店で要りそうな物を買い、友人の車で海へ向かう
「最近、温暖化の影響か、釣れる魚がえれーかわっての」
「へー」
俺は別に釣りに詳しくもないため、そもそも何が釣れるのかよくわかっていない
椅子を置いて釣り糸を垂らし、ぼーっとする
「あっ、やべ」
友人が、風に帽子を飛ばされたようで、回収しに走っていった
すると、友人の糸が引いているのが見えた
とりあえず、見よう見まねでリールを巻く。抵抗らしい抵抗もなく魚が釣れた
釣れた魚は、見たことも無いような青い魚で、釣り針を外す前にすでに死んでいた様だ
針を外して自分の保冷ボックスに入れる
しばらくして、友人が戻ってきた
「こんな魚が釣れたんだけど」
「初めて見るな、さっそく刺身で食ってみるか? 新鮮な魚はうまいぞ」
友人は包丁を取り出すと、慣れた様子で捌いていく
「おっ、こいつはうめーな」
友人は、自前の醤油につけてバクバク食べている
そんなにうまいならと、俺も一切れ口に運ぼうとしたところで、友人が腹を押さえた
「……ちょっちトイレいってくらぁ」
俺は食べるのを止めた
しばらく待ったが友人が帰ってこない。まだトイレにこもっているのかとトイレに行った
しかし、友人の姿が無い
代わりに、洋式トイレの中に泳いでいる青い魚が居た




