表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは・・・ですが  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
134/862

銀行強盗で

「動くな!」


俺は銀行に入ると、拳銃を取り出して銀行員に向ける


「きゃあぁ!」


銀行内に居た客は、俺の言葉を聞いていなかったのか、慌てて出口へと向かう


「動くなって言ってるだろ!」


俺は銃を構えると、威嚇のつもりで地面に向かって撃ったのだが、跳弾したのか、近くの女性に当たった


「うぅ!」


女性は腹を抑えて蹲る。それと同時に入口近くのランプが赤くなった。通報されたのだろう


「ちっ通報しやがったな!」


俺は銀行のカウンターにあった裸の数万円だけを掴むと、銀行から逃げた


俺はもともと土地勘があるため、パトカーの入れないような小道を通ると、生け垣を利用して隠れながら移動した


「たった数万円で重罪か」


俺は借金返済の足しにもならない金額に愕然としたが、やってしまったものはしょうがない


俺はアパートに帰ると、拳銃を返した


「どうだった?」


弟は組員で、今回の事を計画したのも弟だ


「だめだ、すぐに警察を呼ばれて失敗だ」


弟はテレビをつけると、緊急のニュースで銀行強盗について流れていた。そこに、丁度救急車に運ばれる女性が写っていた


「おぉ、一人殺したのか」


「こ、殺してない!」


俺は反射的に答えたが、もしかしたら、あの女性が死んだのかもしれないと思った


それから、何度か警察も家に来たが、弟が追い払っていた


防犯カメラにも顔は写っていないので、付近を捜査しているだけだろう


ある夜、夢を見た


「お前」


肉の塊の様な物が、俺に向かって指の様な物を伸ばす


「お前」


ぐちょっと足の様な物を前に出して進んでくる


「お前」


だんだんと近づいてくるが、俺は動けない


「お前」


俺の目の前まで来た時、目が覚めた


「どうした?うなされて。それより、あの女、助かったらしいぞ」


弟はニュースで情報収集をしていたのか、重傷だった女性に命の別状が無い事が分かった


俺はほっとしたが、数日後、新たな情報が入った


女性のお腹に居た赤ん坊は死亡したと


それ以来、俺は夢の中でたまに肉の塊に会う

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ