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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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肝試しの前に

こんにちは、山内花林です。


これは、学校で肝試しを行う前に、先生が話してくれた怖い話です


むかし、むかし、ある村で肝試しが行われました


村のはずれにある祠から、札をはがして持ってくるというものでした


10歳くらいの悪ガキ数人と、1歳くらいの弟をひもで背負った12歳くらいの女の子がその場に居ました


祠までは、村から500mくらいなので、往復でも30分とかかりません


最初に一番の悪ガキが、度胸を見せると言って、祠から赤い札をはがしてきました


帰ってきたとき、1歳の弟が泣きました


「よしよし、泣かない、泣かない」


そう言って女の子があやしました


それから悪ガキたちがどんどん札と取ってきました


最後に、女の子の番が来ました


女の子は、子供だましだと思っていたため、さっさと終わらせて帰ろうと思いました


女の子が祠に向かう途中、やけに弟が泣きました。祠に着くと、札は最後の1枚になっていました


「これをはがしておわりね」


女の子は赤い札をはがすと、温かい風が吹き抜けました。気持ち悪くなった女の子は、帰り道を急ぎました


帰り道、弟は寝てしまったのか、やけに静かでした


村へ戻ると、悪ガキたちが私の背負っている弟を指さしました


「そいつ、首がねぇ」


弟の首からは、生暖かい血がポタリ、ポタリと垂れていました


こんな話、聞いたことはありますか?


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