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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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デジャヴ

「今日もいい狩りだった」


俺はMMORPGを閉じると、ヘッドホンを外し酷使した目をもむ


「歯磨きでもするか」


俺は立ち上がると、洗面台に向かう。時刻はすでに午前1時だ。家族は皆寝ているだろうから、しずかに歩く


すると、妹の部屋から光が漏れていた


「妹が夜更かしするなんて珍しいな?」


いつもは、「夜更かしは美容に悪いから、絶対に起こさないでね!」とか言うから、もしかしたら電気をつけっぱなしで寝てしまったのか?


電気を消すために、妹の部屋に入るかどうか迷う。すると、中から、グチャ、グチャという音がする


「何かしているのか?」と声をかけるのもためらわれる糸を引いたような音だ


俺は息を殺してそっと妹の部屋のドアノブを捻る。音がしないようにゆっくりと開ける間も、ニチャ、グチッという音が聞こえる


すると、肌色の生物が見えた


「何をしているんだ!」


俺が叫ぶと、その生物はこちらを向いた。口を血で真っ赤に染め、妹の上に馬乗りになっている


妹はすでに息をしていないのか、ベッドから垂れる腕は力ない


「ケケケッ」


肌色の生物は、うれしそうに俺を見ると、飛び掛かってくる


「はっ」


俺は寝落ちしていたようだ。画面では、肌色のモンスターがふらふらと徘徊しているところだった


「なんだ、夢か」


時刻はもう午前2時だった


「歯磨きして寝ようっと」


俺が洗面台に向かうと、妹の部屋からグチャ、グチャという音が聞こえた

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