決着と、雨と友と
なぜ俺はこんな目に合わないといけなかったんだろうか・・・
別の店に行けばだてちゃんには絡まれなかっただろう
せめて他の席が空いていれば・・・
「うおおおおおお!」
【念力】でだてちゃんの体の動きを調整しながら避けまくる
要所要所で使うだけにしていざという時の魔力は残す
「なんで当たらねえんだよ!」
「そりゃあ、当たらない攻撃は当たらないからなあ」
ここからスキルを使っわれたり魔法を使っわれたりされるとやばそうだから一気に仕掛ける
「【風林火山】【鏡花水月】」
ステータスを上げ、姿を一瞬消してから前に出る
「【アースウォール】!!」
だがいきなり土の壁が現れて閉じ込められてしまった
これが魔法なのだろうか?思った以上にファンタジーだな
でも見た目はちょっと微妙だ、現在進行形で崩れてるし・・・
「今さっきから俺が無駄な攻撃ばっかりしてると思っただろ甘いんだよ!ガキが!」
果たしてだてちゃんは何歳なのだろうか
そしてここから何をするつもりなんだろう
【立体駆動】を使って空中を蹴って上に逃げ
そこから一気に下へ落ちる
壁の高さが思ったよりなくって助かった
「【ファイアー】!」
俺がかなりの速度で落ちてくるのに真下で魔法を使う度胸は凄いと思うがもう少し別のやり方があったのではないかと思う
火炎放射のような攻撃を浴びてしまったので一度人型を解除し、
刀がある程度落ちたところで人型を生成して頭を刈った
〈プレイヤー【シロ】の勝利〉
〈両プレイヤーの全ての状態をPvP前の状態に戻します〉
〈報酬としてプレイヤー【伊達 正宗】の所持金と持ち物をプレイヤー【シロ】に譲渡します〉
ん?所持金と持ち物って別なのか
目の前に現れたYOU WINという文字を見ながら呟く
そしてだてちゃんのやりたかったことが分からなかったな・・・
「なあ誰か教えて欲しいんだけど、PvPって報酬がもらえるのか?」
「報酬だとか、ルールだとかは直前に決めれるのよ、なるべく初心者?からむしり取ろうとしたんじゃないの?」
「へえ、ありがとうお嬢様」
「お嬢様はやめてください」
「お嬢様であることは否定しないんだ」
やべえ話しかける人マジで間違えたな・・・
黒服のお兄さんに話しかけられないか心配だわ
「一応、私に説明を依頼したのだから依頼の内容によっては聞いてあげようと思ったのだけど、いらなかったかしら?」
「いやいや、めっちゃいる!」
「それで私に何を聞きたいの?」
「ゲーム全般?」
「報酬は?」
「金属の素材と金?」
「どれくらい?」
「金属の方はインゴット20個分ぐらい?金は100万ゴルぐらいまでかな」
「教えてあげれるのは私が知ってるものだけだからね」
優しいな、絶対最初から教えてあげる気満々だっただろ
悪い大人に騙されないだろうか・・・
お嬢様だし心配だ
「やっぱりその報酬はいいわ」
ほら優しい!そうだと思ったわ
「その代わり、あなたの最後のスキルを教えてくれないかしら?」
うわあ、嫌だわ、
正直言って最後の火炎放射はかなり威力があった
武器の損傷度はかなりのものになったし体力もかなり削られた、すぐに全快したからちゃんとは分からないけど損傷度は90パーセントを超えたと思う
そのダメージを防いだ能力というのは魅力的すぎるだろう
それが例え、見かけだけであったとしても十分だ
「いや、種族的なものだからな、お前じゃあ使えないよ」
「その種族の情報を教えてもらっても?」
「いや、俺の大事な情報だから」
かなりたちが悪いぞ諦めるか・・・
「私も大事な情報をあげるんだからいいじゃない」
あれ?
「あなたはゲームの情報を知れて、私は今さっきの能力を知ることができる。winwinの関係じゃない」
野次馬はどっかに行ったけれどまだこいつは話してる
何かが頭に引っかかる
「ねえ、あなた?聞いてるの?」
ふと、目線を下から上に上げたとき気付いた
「なあ、なんで武器を持ってないんだ?」
なぜか驚いた顔でこっちを見ている
「どうした?」
「い、いえ何でもありません。今日は武器をつけてないだけです」
「ふーん、今まで見たプレイヤーは全員武器をつけてた気がするんだけどな」
言外になんでそんなに動揺するんだと言いながら
「邪魔ですからやっぱり」
「へー、鞘を付けてるのに?」
「えっ!嘘!」
「うん、嘘」
マジかよ
「なっ!?騙したわね!」
「でなんで武器がないんだ?それと立ち話もなんだし店に入ろうぜ」
「それもそうね、でも騙したことは覚えておくから」
武器はないがかなり装備はいいものだと思う
赤と白の髪色に合わせた装備で、姫騎士のような見た目にうまくなっている
ここにいるということはまあまあ実力があるはずだ、その上、見た目にも気を配れるということはかなり余裕があるのだろう。
武器はないが・・・
「でなんでないんだ?」
「その前にあそこの今さっきの人と話して来たら?」
「なあ逃げないか?」
「逃げないわよ」
許可も得たことだから今さっきからこっちを睨んで仲間らしき人に慰められているだてちゃんと話をしてみよう
「なんだよ」
「なああんた、交渉しないか?」
はっきり言って今回の決闘(笑)はだてちゃんのせいだ
だが突っかかってきたことや報酬の設定以外は理不尽なことをしていなかったし、暴言も吐かれていないようなものだった
今回のことはチャラにはしないが情状酌量の余地があるだろう
「なんだよ、ガキが」
「所持金と持ち物全部は要らないからな、インベントリもパンクしそうだし」
「これが勝者の余裕なのかねえ」
「でこれは返してほしいだろう?」
「そりゃあな」
所持金と持ち物すべて奪われてしまっているわけだが
勝敗が決まったところで俺を脅せば戻ってくるかもしれなかったのだ
だがそれをしなかった、駄々をこねることもせずおとなしくしていた
口は悪かったが若干好感を持てる
最初に突っかかってきたのも
自分たちのアイドルに手を出そうとしたからだと思えば理解はできる
「でだ、俺の聞きたいことを教えてくれたら持ち物の大半と金の半分を返そう」
「そんぐらいならいいけどよ、なんでそんなことをするんだ?」
「元々、ここに来たのは情報を集めるためだったしな、それにあいつには聞きにくいことだったし」
「何が聞きたい?」
「有名なプレイヤーの情報が欲しい」
「そこまで知らないぞ?俺は」
「本当に有名なプレイヤーだけでいい」
「それでいいなら教えてやるよ」
「一応、前払いで渡しておくな」
「さんきゅ」
もらった所持金の半分と面白そうな素材を除いた持ち物を返した
「フレンドに登録するかっら後でメールにまとめて送ってくれ、送ってくれた後はフレンドを解除してもらって構わない、もちろん騙したら分かってるよな?」
俺は自分の攻撃を無傷で突破できる能力を持ってると思ってるはずだ
そんな相手にケンカを売るとは思えない
それと俺が騙されたとしても失うものは元はなかったものだし要らないと判断したものだ
「んなこと分かってるって」
「それじゃあ、今週中に頼む」
「分かったよ、その、すまねえな、お嬢様に話しかけてるのを見たらついカッとなってよ・・・」
「おう、謝罪分も情報を追加しといてくれよ」
喋り方とか、見た目とか物凄く悪役っぽいのに
素直でちゃんとしてるな
短気なのが玉に瑕だが・・・
「すまないな」
「私が提案したものだから気にしないでいいわよ」
「なんか飲み物でも頼むか?」
「もらうわ」
「おーい、おばちゃん!」
「はいよ、何がいい?」
「なんかジュースを、お前は?」
「それじゃあ、アイスコーヒーを」
「代金は300ゴルだよ、ジュースはリンゴでいいかい?」
「ああ、それでいいよ」
かなり曖昧に言ったのに対応できるのか
最近の技術はすげえな
中に人、入ってたりしない?
「それで聞きたいことは?」
「ひとまずお前の名前は?」
「ああそうだったわね、私は【ルージュ】よ」
「なるほど、それでルージュ、俺さ、今日は買い物に行かないと死にそうだから明日ぐらいにしてくれないか?」
「そっちから頼んでおいたのに、よくもまあそんなこと言えるわね」
「いや、マジで悪いと思ってる、でも食いもんがねえんだ」
「はあ、しょうがないわね、明日の13時ぐらいにここで待ち合わせしましょう、一応フレンドになっておく?」
「すまん、なっておくか」
レベル差に凹む
アイリスのレベルはフレンド欄に書いてなくって一番上がデフォルトらしい
流石女神
「それじゃあ、ごちそうさま」
「明日の午後1時によろしく」
あっ・・・
ログアウトって宿屋の中なのか?
ヘルプ見れば書いてあるか?
「別に街中ならいつでもログアウト出来るのか、でも宿に泊まる方がいいと・・・看板が出てるから分かるはず?」
ここに分からない人いますけどね!
適当に歩いた結果、宿屋に泊まることができた。
買い物しに行こ
ログアウト
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徒歩10分程度の位置にあるスーパーでいつもは買い物を済ましていたが
今日は久しぶりに大型ショッピングセンターに行こうと思う
まあ、徒歩30分程度かけていく必要があるかと思うが生憎、文房具屋が近くにないのでそこに行くしかないのだ
「えっと、生ものは後でスーパーで買えばいいから、二日分か・・・おっ!このシリーズ新しいの出たのか・・・冷凍食品買っても大丈夫か?・・・飲み物は通販で買うけど一応他も買っていいよな?」
いろいろ考えた末に、折れたシャーペンの変えとちょっとした食材、お菓子、ジュースを買って帰ろうと思う
「ん?雨降るのか?それなら傘買っておくか・・・」
3DAI搭載型デバイスからの忠告に従い傘を買う
傘を買うのは痛いが、公共交通機関が家の方向に通じてないので仕方がない
最近普及してきたが知らない人のために言うと
3DAI搭載型デバイスとは色々なデバイスと呼ばれる装置との接続をすることによって色々な情報をまとめ提供してくれるシステムだ
ただこれはスピーカーのようなものでこれだけでは意味はないが、ほとんどの会社がデバイスに対応したものを作り始めたので、遠くからこれを通じてご飯を作ってくれるように頼むだとか、小型のパソコンとかスマホとかと呼ばれていたようなものとつなぐことによってニュースなどを流してくれる。しかもAIによって管理することにより必要な情報を素早く提供できるようになっている、らしい
これが通称、世界樹計画、ユグドラシルプロジェクトの成果の一つらしい
これまでとは別のアプローチでAI組み上げ、フォログラムの実現を達成したそうだ
別にフォログラムの機能はいらないと思うが・・・
少なくとも俺はフォログラムの機能はオフにしてある
ちなみに3DAI搭載デバイスの通称はなぜか、ウォッチャーだ
それとウォッチャー自身もデバイスなのでほかのウォッチャーと連携することもできる
基本は腕時計型なのでウォッチャーだと思うそれと
チョーカー型、指輪型など、珍しいもので言えば帽子型もある
俺はオーソドックスな腕時計型しか持ってないが
「ウォッチャーって便利だけどなんか嫌なんだよな、実際AIにずっと見張られてるわけだし」
傘を持って家に帰る
10分ぐらい歩いたところで雨が降り出してしまった
もう少しで家に着くというところで
なぜか同じクラスの女子生徒を見つけてしまった
傘も持たずにずぶ濡れでベンチに座っているのを放置してどこかに行くのは流石に無理だ
「ねえ、本田さん」
「ひゃっ!だっだれ?」
「黒崎だよ、同じクラスの」
「えっと、なんで黒崎君がここに?」
「だってここが家だから」
「す、すごいね」
「風邪ひくからひとまず家に来なよ」
別に凄くはない、運が良いというか、運が悪いというかでここに住んでいるだけだ
「お邪魔しまーす」
「ちょっとまってて、タオル持ってくるから」
「あ、ごめんね」
本田さんはうちのクラスの図書委員で、本をよく読んでて、笑顔が可愛い
背は同世代の女子の中でも小さ目で、友人はそこまでいないが誰にでも好かれるタイプだ
「ひとまず、シャワーに入ってもらおっか」
「そこまでしなくていいよ!」
「ふーん、濡れたまま部屋の中をうろつくと?」
「ごめんなさい」
色々とやらないといけないことができてしまった
もう夕方なので、ご飯を炊き始めて、おかずを作る。
ついでにウォッチャーで本田さんのことを探している知り合いがいないか探してみる
「ひとまず、誰も探してはいないらしいな」
ご両親や親せき、近所の人が探しているのかは分からないが
本田さんの友人に連絡しないはずはないだろう
だから現時点では探されていないと思う
「本田さんごめんねー、出てすぐの右側の大きいのが洗濯機で、横に洗剤があるから。それとその上に乾燥機があると思うから適当に使って。洗濯してあげたいのはやまやまなんだけど流石に俺が洗濯するの問題があるから」
「あっ、はい」
「そうだ、もしかしてさウォッチャー壊れちゃった?」
「えっ!」
「流石にさ、あんなところで座ってる理由ぐらい考えるよ?それで一番可能性があるのはそれぐらいかなーって、それにバージョンが古いタイプだったから生活防水しかやってないかもしれないと思ってさ」
「よく分かるね、正解だよ」
「俺の予備のウォッチャーを置いとくからそれ使って」
ウォッチャーを使わずに使うこともできるけど多分今時の女子高生が使えるとは思えないからな
「はあ、めんどくさっ」
大方、転ぶかなんかしてウォッチャーが水没して家族への連絡とかマップの表示とかができなくなったんだろう
しかも壊れてるなら公共交通機関にアクセスできなくなってしまうからな。カードや現金などを持っていたのなら別だが・・・それはなさそうだ
ひとまず他の理由があったら怖いからいろいろ聞きだすとして
『よう、どうした?』
「海斗、30分以内にうちに来い」
『は?嫌だぞ?』
「グダグダ言わずにすぐに来い、夕飯は食わしてやる」
『ラッキー!お前の飯久々に食うな』
「早く来い」
まだ食べてもないのによくもまああんなにはしゃげるもんだ
ちなみに今日はカレーだ
大量に作っておけば何日か分になるし、大体何入れても大丈夫だからな
「えっと、タオルない?」
「ああ、ごめんよ、はいこれ」
んー、若干甘すぎる気もするけど、本田さんいるしな
好みがわからないからそっちの方がいいか
「あっ、本田さんカレー甘めでも大丈夫?」
「大丈夫ですほんとに頂いていいんですか?」
あれなんか顔赤い?
んー、風邪ひいてる?かもしれんな
「本田さん。一応風邪薬呑んで」
「あっ、うん」
うちの部屋ってほんとに何でも出てくるよな・・・
「それで聞きたいんだけど、なんでここにいたの?」
「ショッピングモールに買い物に・・・好きな作家さんの新しい本が出たから」
「ふーん、あそこで座ってたのは?」
「えっ、ウォッチャーでできる機能がないか探して、現金がないか確認して、詰んだなって思ったから」
えへへ、とか笑っている場合じゃないだろ
「それで家に帰りたい?」
「もちろん、あっでも黒崎君のカレーはちょっと興味あるかも」
「その後で帰さして貰うぞ?」
虐待受けるから帰りたくなくて
口実見つけたから帰らなかったのならかなりやばいからな
まあ、嘘をついてる可能性はあるけど、俺にはそこまでしてやる筋合いはないしな
「あれ?これって『cross world』?」
「ん?知ってんの?」
「そりゃあ、私だってやってるし」
「そうだったのか」
「今何レベルぐらい?」
「18レベル」
「結構最近始めたんだね」
「本田さんは何レベルなの?」
「68レベル!」
「結構前からやってるんだな」
「6か月ぐらい前からかなあ、お父さんが友達に勧められたって言ってくれたの」
ルージュよりもレベルが高い・・・
「ちなみにどれくらい前からやってるの?」
「俺は1週間ぐらい前からやってるけど全くやり方が分からんから結構辛い」
「チュートリアル飛ばしたの?」
「種族スタートだったからチュートリアルがなかったよ、一応らしきものはなくはなかったんだけど」
「へえ、そんな人もいたんだ。ちなみに種族は?」
「まだ俺一人しかいないっぽいんだよなだから言っていいか、迷う」
「それじゃ、私の種族は天使だよ!」
ここで自分の種族を先に言うのはずるいだろ
「まあいいか、俺は剣だ。いや今は刀か」
「え?どういうこと?」
ぴんぽーん!
「やっときたか海斗、鍵空いてるから入れ」
「おう、邪魔するぜ、涼」
「なんで、清水君がここに?」
「質問に質問で帰して悪いが、なんで留美ちゃんがここに?」
「なあ、腹減ったから飯の後でいいか?」
めんどくさいからね
「さて、カレーを食べるか」
「今日カレーなのか」
「若干甘口だけど大丈夫か?」
「カレーなら何でもオッケー」
「本当にもらっちゃっていいの?」
「1人で食うよりも何人かで食う方が楽しいからな」
明後日ぐらいまである予定だった材料がなくなったけどな
「あっそうだ、『cross world』どうだ?」
「楽しいよ、やっと街に来れたところだけどな」
「どの街だ?」
「カルトロスだ、分かるか?」
「おい第一陣の中でも上位のプレイヤーの俺にそんなことを言うのか?」
「ハイハイ、すごいすごい」
事あるごとにこんなことを言って来ることがあるが
ゲームが苦手で運だけがいいやつがそんなわけあるはずがない
「で、お前シロだよな?」
「ん?ああ、そうだぞ」
「ネーミングセンスに突っ込みたいところだがそこはいい、ダンジョンを攻略したな?」
「ああ」
「【王の資格】ってのをゲットしたな?」
「なんだよいきなり、ストーカーかよ」
「お前、掲示板でかなり叩かれてるぞ」
「見ないから知らん」
「あの、私も見ました。入手方法や攻略方法の情報提供がないじゃないか!って」
「そんなもん個人の自由だろうが」
「でもな、元々王になれるんじゃないかって言われてたんだよ、大体第二陣が入ってきてからかな?それからずっと情報がないままだったんだよ。そこで今回のお前の発見だ」
「先に言っておくが情報を提供するつもりはないからな」
「そういうと思ったよ、でもよう、親友の俺になら教えてくれるよな」
「カルトロスに来てくれ、なるべくなら明日の午後1時までに」
「おいおい、ごまかすなって」
「そこにくれば、教えてやらんこともない」
「ねえ、私も混ぜてもらっていい?」
「何回も説明するのが面倒臭いから来てくれれば教えてあげるよ」
よし、計画通り
「それでなんで、涼の家に留美ちゃんがいるんだ?」
「そこらへんで拾ってきた」
「おい、変なことしてないだろうな?」
「おい、目がマジだぞ。勿論、おい!海斗こっちに来るな!俺は変なことしてないぞ!マジで」
「えっと、清水君?なにもされてないから、でも心配してくれてありがとう」
「連れ込んだ俺が言うのもなんだけど、油断しすぎだぞ?」
「そうだぞ、男は狼だからな」
「でも黒崎君は清水君のお友達なんでしょ?だったら安心だよ。髪の色はヤンキーだけど」
「それは過大評価だぜ、留美ちゃん。俺の友人だからって安心するのはお勧めできないな」
「でも、いい噂を聞かない子とは清水君話そうともしてないじゃん、副委員長でさえも、ね?」
「それは偶然だよ偶然!」
「それと一つだけ、俺はこの髪色は地毛だ。白だけど染めてはないぞ」
「えっ、嘘!」
「本当だよ、まあ真っ白だからなあ」
まさか、染めてたと思われてたなんて・・・
「なんかショック受けてるんだけど?」
「そっとしておいてやれ」
「それより、カレー食べろよ。冷めるだろうが」
「相変わらず切り替わり速いな」
「そういや、お前の種族は?」
「明日のお楽しみにしようぜ」
ピコン!
「メールだ、すまんちょっと見るわ」
「ん」
シロの由来がついにw
本名書いときますね
黒崎 涼 (シロ)
本田 留美
清水 海斗
次回はメールの内容に・・・