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春3


はらはらと、緩やかな春の風に乗る桜の花びら。

夢の中、白黒の世界で見た光景と重なる。


「ねぇ夜」


とは言ってもすべてが同じと言う訳ではなく、今隣に居るのは少女ではなく、もう少女の殻を破ってすっかり女になっている紅なのだが。


「なに?」

「少し思ったのだけど、着物を着ている女の人多いね」

「ん? ああ、そうだな」

「なんでだろうね」


確かに多い気はする、特に女性が。

だけど全く興味が無かったのですぐに頭の隅に追いやった。

最初、桜通りに入った時は、人がまばらだったが、公園に近づいていくと人の数も多くなっていった。


「紅」


名前を呼んで手を伸ばし、紅の手を掴んだ。


「え、なに? なんで?」

「はぐれたくないから、しっかり掴んでて」


紅は着物の袖で顔を覆った。俺もなんとなく恥ずかしくて身じろいだ。

紅も、俺も、相変わらずこう言った恋人同士でしかしない事に慣れない。何度も手を繋いだ事あるし、多くは無いけどキスをした事だってある、両方とも経験があるのに全く慣れる兆しが無い。

さすがに顔を近付けられるのは、毎日の事だからさすがに慣れたけど。


「あ、夜、見えてきたね、大樹の桜」


視線を上げると大きな桜の木が見える。毎年の事だが大きさに圧倒されてしまう。

あの木が、夢の中の小さく細い苗木だったのだろうか。

ハッとして首を左右に振る、どうして俺はあの夢が現実にあったものであると錯覚したのだろう。


「……夜、あそこにしだれ桜があるんだけど、行ってみてもいい?」

「えっ、あ、うん。いいよ。じゃあ行こうか」


しだれ桜の方に向かって行くと少しずつ人が少なくなっていった。

近くにベンチがあるのを知っていたのだろう。紅がそこに座るように促した。


「夜、喉乾いてない?」

「うん? だ、大丈夫だよ?」


それに紅は、そっか、と言って安心したように胸を撫で下ろしていた。

そこでようやく気が付いた。俺があの夢の事ばかり考え、上の空だったせいで紅に気を遣わせてしまっている事に。そればかりか気分が悪いと思われてしまった。


「紅、ごめん……」


紅がキョトンとして眼を真ん丸している。


「考え事してたんだ……せっかく二人で出かけたのに、悪かった」

「……そうだったの」

「悪かった、何か願い事聞くから! 何がいい?」


紅が悲しげな表情になったのでとっさにそう言うと、


「じゃあ……こっち来て」


手を引かれ、しだれ桜へと向かって行く。

すると、垂れていた枝を近付けてきた。


「なにするの?」

「えっと、夜の眼が桜色になるのが見たかったから」


少し笑いながら紅が覗き込んでくる。

俺は目の前いっぱいの桜の花を眺めて、綺麗である事に頬が緩んだ。


「どう?」

「うん、綺麗……ありがとう、夜」

「このくらいだったら何時でもやってあげるよ?」

「ううん、大丈夫。我がまま聞いてくれてありがとう。」

「我がままとか……元は俺が悪いのに…」


俺は紅のこういった所にも惚れている。

逆にもっと我がままでもいいくらいだ。

何だか急に紅が愛おしくなって、子供みたいに紅にすり寄った。


「なに?」

「別にー」

「夜が甘えてくるなんて珍しいね」


そう言って可愛らしく笑った。

それからしばらくはまたベンチに座り、遠目に大樹の桜を眺める。

紅とこうやってぼんやりするのが好きで、よく神社で二人きりでぼんやりしたいがために、仕事をしている紅を引き留めてしまう事がよくある。しかも紅は優しいからあまり断らない。婆さんはそんな俺達を後押ししてくれているのか、紅が俺の為に時間を割いてしまっていても、何一つ文句を言わないどころか、もっと俺の所に居るように言ったりする。余計な事をと思うが、紅は俺ともっと居たいからと言う理由で巫女になったと言うのだから、願ったり叶ったりではないだろうか。最初聞いた時は嬉しすぎて血液沸騰するかと思ったが。


「夜、今日はあったかいね」

「うん、そうだね……眠くなってきたよ……」

「起こしてあげようか?」

「ん、大丈夫…起きてる」


そんな心休まる時間を過ごしていた時、


「あれ? あいつ神代か? おおい! 神代!」


うとうとして半分落ちかけていた瞼を開ける。

なんか、雑音が聞こえた気がした。いや、あれは人の声だった。


「神代、お前神代だろ?」

「……人違いです」


声の主はすぐ目の前に来ていた、と言うか一人じゃなくて三人居た。案の定全員男だった。たぶん高校の同級生だった気がする。でも何だか面倒くさい事に巻き込まれそうだったのでとりあえず否定しておいた。

明らかに面倒くさそうな顔をして、声の主を見る。

名前が……思い出せない。

顔は覚えているのに名前が出てこない、誰もが一度は経験することだろう。


「ああ、お前か。最近不審者が多いからな……知らない人と話してはいけないと祖母が……」

「神代、お前歳いくつだよ……」


それにしてもこいつら何故わざわざ俺に話しかけてきたのだろうか。

俺は、成績も友人関係も何もかもが普通だったから、一番に忘れ去られるような存在だったと思うのに。むしろそうなる様に努めてたのだが。


「で? 何か用?」

「ん、まあお前に用事ってわけじゃなくて、そのお隣の子に用事があるんだが」

「俺の彼女に何か用でも?」

「高校の時噂になった彼女ってその子か」


高校生の時、紅とは違う高校で授業が終わった後、何度かデートする事があった。もちろん彼女が居るなんて知られたくないから誰にも言わなかったのだが……ある日の放課後、会う約束をしていたのに色々重なってしまい遅くなってしまった。心配性の紅はわざわざ校門まで来て待っていた。そして、おそらく色目を使ってくる男子に声をかけられたので、俺の事を聞いてしまって……紅は全く悪くない、全面的に俺が悪い。

……もしかしてこれのせいで覚えられてしまっているのか?


「神代、お願いだから彼女の写真一枚撮らせてくれねえか?」

「はあ? 気持ち悪いお前」

「そう言うんじゃないって、祭りの実行委員なんだよ、俺」


男がそう言うので、腕を見ると腕章が付いていた。どうやら本当の様だ。

だがそれとこれとは別の問題だ。


「駄目に決まってるだろ。そもそも何に使う気だよ」

「う~ん、やっぱり駄目か」


名も忘れられた友人は、後ろを振り向き、後ろの男二人と何やら会話をした。

会話が終わった後、一人の男と目が合った。

何故かニヤニヤ下衆な顔をしていた。

瞬間、二人がかりで押さえつけられた。

声が出るより前に、残ったもう一人が紅をしだれ桜の方へ、手首を掴んで乱暴に連れて行った。


「おいお前ら離せ! 訴えるぞ!」

「祭り成功の為だ、我慢しろ」

「意味分かんねえ! 何が我慢だ! 人の彼女無理矢理連れて行って!」


喚き散らし、暴れたが、ものの十数秒で犯行が終わった。

三人は終わったら用はないと言わんばかりに何かを言い合い、笑いながら去っていった。

戻ってきた紅が、


「大丈夫? 夜?」


と心配して言うほど、俺は息切れしていた。

俺の事なんかより紅の方が大丈夫だったのか。


「紅の方こそ! 大丈夫だった!?」

「う、うん大丈夫、写真だけだよ」


すごい剣幕で紅に詰め寄ったら、戸惑いながらそう返答したので、ほっと胸を撫で下ろして、紅の手を取る。


「手首、痛くなかった?」

「うん。痛くなかったよ。それから、その……さっきの人は夜のお友達?」


あんな奴、友達だなんて思いたくもないし思われたくもない。と言うか友達だったのかですら怪しい。


「いいや、高校の時の同級生。ただの知り合い」


その答えに紅は、そうなんだ、と言ってゆっくり頷いた。

それにしても何故こんな事をしてでも紅の写真を撮ったのだろう、祭りの成功の為? 何を言っているんだ、桜を眺めて和む祭りに。

イライラしている事が伝わってしまったのか、紅が持っていた鞄から何かを取り出した。


「夜、はい。お弁当作ってきたんだ。食べてくれる?」


紅を見て、次に公園の時計を見た。時計の針は十二時を過ぎていた。

先程までのごたごたを忘れ、気合を入れる。


「あ、ああもちろん! 食べるよ!」

「……言いたい事は分かるよ」


そう言って紅がお弁当の蓋を取った。


「……あれ?」

「私もね、食べられるくらいにはできるようになったと思うんだけど……」


と言う紅の発言からも分かると思うが、紅はとても料理が苦手だったのだ。

高校生の頃、初めてお弁当を作って来てくれたのだが、火加減が分からなかったのか知らないが、おかずが黒ずんでいた、大きなものは原形を留めていたが、小さいものは炭になっていて、何なのか全く分からなかった。さすがにおにぎりは大丈夫だと思ったが、見た目は大丈夫に見えたのだが口に入れた瞬間、シャリッ、と言う小気味良い音と共に口の中に冷たさが広がった。上手く形が作れないからと言って凍らせたと紅は言う。残すのも忍びないと思い、毎度胃袋を酷使し、料理と呼んで良い物なのか分からない物を平らげ、毎回料理のアドバイスをしてきた。その成果か回数が増えていくに連れて上達して、去年何とか頑張れば食べられるくらいになった、相当頑張った、俺が。


「すごく美味しそう、俺なんか嬉しくて涙が……」

「大げさだよ、お母さんの手伝いして努力したんだ」


目の前にあるお弁当が完璧すぎる、少し形は歪だけどそれがまたいい。

例え味が付いてなくても、見た目が悪くても、内臓が悲鳴を上げなければそれで十分。

紅から箸を渡され、恐る恐るから揚げに箸を伸ばしていく。


「……! 紅!」

「なに?」

「美味い! 好きだ!」


ちょっとしょっぱいけど!

と余計なことは言わず、感動のあまり紅を抱きしめてしまった。

気が付いた時にはすでに遅く、紅の顔を見てみたら真っ赤になって、しかも涙目になっていた。


「……っ、よ、る……!」


眼を回して震え始めた紅を慌てて開放する。

恥ずかしいのか口元を隠してこちらを見上げてくる。

そんな様子の紅を見て、俺も恥ずかしくなってしまって、視線を外した。

手持無沙汰で今度は卵焼きを頬張った。


「……うッ! こ、紅……」

「ぁ、あ……えっと、あっ、なに?」


呻き声を出してから紅に声をかけ、紅を見る。

話しかけられた事で紅も我に返ったようだ。


「卵を割る時は注意しようって確か前にも…」


少し歪だけど完璧な卵焼きに卵の殻が混入していた。

見た目が普通だったから油断した。

でもそんなに異物の量は多くないから他の卵焼きは無事かもしれない。


「でも本当……上達したなぁ、よかった」

「夜のおかげだよ、ありがとう」


そう言ってまだ赤い頬で微笑んだ。

紅は、家事と言われる一括りの中で料理だけが壊滅的に出来なかった。なぜ料理だけ……

でも諦めないで良かった。何度挫けそうになった事だろうか。

紅のお弁当を食べながら再びしみじみとそう思って、違うおかずに手を伸ばした。

それから一つ一つのおかずに評価を付けて、おにぎりを手に取る。

毎回こうして評価を付けて改善点を上げるが、今日は悪い点はあまりなく、卵の殻くらいのものだった。

おにぎりはと言うと、形は三角形、具もはみ出してない。得体のしれない物が入っている気配もない。

口に入れる、ちょっと塩の振りすぎぐらいで、お米に芯が残っているわけでも、逆におかゆのような悲惨な状態でもない。具は梅干し。

完璧だ。

成功を噛み締めるようにおにぎりを頬張っていると、


「……あ、そう言えばね、夜」

「うん?」

「さっき、写真を撮られた時の事なんだけど……」


頭の隅に追いやった記憶を引っ張り出されて、顔を歪める。


「撮った人がね、午後一時になって三十番って放送で呼ばれたら本部に来てって、言われたんだけど……」


なんだよそれ、強引に写真撮って次は呼んだら来い?

彼氏である俺に喧嘩を売っているのか。


「呼ばれても行く必要なんてないよ。食べ終わったら帰ろう。午後はまだ冷える」

「……そうだよね。うん、わかった」


紅も行くつもりは無かったのか納得しながら一度頷いた。

お弁当を食べ終え、紅と他愛もない話をする。

そうは言っても最近は紅が神社を出るまでほとんど一緒で、取り入って話す事は無いのだが……

神社の梅の花が咲いたとか、紅の家の石楠花の木に大きなつぼみが付いたとか。

季節によって、いろいろな花の話をしてくれる。


「紅って花好きだよな」

「うん、夜は好きじゃないの?」

「いや、好きだよ」


元から嫌いでなかったし、紅が楽しそうに話しているのを見ると、俺まで笑顔になってしまう。


「紅はどんな色の花が好き?」

「えっ……色?」

「うん、俺は赤が好きなんだけど」

「そうだなぁ、私は……」


少し唸ってから、


「夜と同じかな、どんな色でも好きだけど、赤は特に好き」

「そっか、なら同じだな」


そう言って紅と眼が合う。

一拍おいてから二人で笑いあった。


「そろそろ帰ろうか、紅」


そう言って立ち上がると、紅もそうだねと言って立ち上がった。

その時、公園にあるスピーカーから耳鳴りを起こすくらいの大音量で、


『今年も来たぜ! 桜祭り着物美人コンテスト!』


毎年設置されている舞台の方で歓声が沸き起こった。

ふと足を止め、ステージを一瞥する。

美人コンテスト、そういや毎年そんな事あったな。

参加資格は女性に見えること、男性でも可。

それから着物を着ている事。

だから着物を着た女性が多いのかと納得した。

すっかり忘れていたが、このコンテストは曰く付きで、優勝したものは、必ず女性としての幸せを手に入れる事が出来る、と言われている。

ここはあの雪山のふもとの通りで、山神様のお力のお陰とも言われている。普段は怖がっているのに、こんな時だけ調子がいいと嫌味を言ってしまいそうになる。


「……夜」


袖を掴まれ、軽く引っ張られたので、返事をする。


「紅、なに?」

「写真、この事に使われた…のかな」


背筋に悪寒が通り過ぎて行った。


「ッ、帰ろう! 紅!」


手を繋ぎ、紅の歩く速さに合わせながら一つしかない公園の出入り口へと向かって行く。

やがて放送のうるささが公害レベルになった頃、


『待たせたなァ! 今から写真投票上位五名、ファイナリストを発表するぜ!』


歓声が起こる。こんな欲にまみれた美人コンテストもなかなかないと思う…


『まずはエントリーナンバー六! そこの金髪ギャルだ!』


公園の出口に向かって行く途中、痛いほど肩を強く掴まれた。


「いっつ!」

「神代、お前どこ行くつもりだ?」


見ればあの時声をかけてきた男だった。


『次はッ、圧倒的人気で一位通過ァ! 清廉潔白の黒髪長髪、ナンバー十一!』


男を睨めつけながら、嫌悪感を隠さず言い放つ。


「どこって、もう午後だから帰るんだよ」

「お前、この放送聞こえないのか?」


むしろ聞こえてるから帰るんだよ!

そう言ってしまいたかったが、先程の事もある、慎重に言葉を選ぶ。


『続いて三人目! 小柄な体のボブヘアー、ナンバー十九!』


「あまりにも放送がうるさくて、ゆっくりしていられないから帰るんだよ」


紅を背中に隠して、睨みつける。


「……なんで怒ってんの?」


頭に血が上る。なぜ俺はこんな事に時間を割いているのだろうか。

と言うかお前が諸悪の根源だよ。


『四人目はゆるく巻いたお団子頭が印象的! ナンバー二十二!』


「いいからどけよ、帰るんだから」

「まあまあ、もうちょっと待てって」

「もう付き合っていられない、行くぞ、紅」


紅の手を引き、歩き始める。


『そして最後は! 参加ギリギリにもかかわらず、上位五名に食い込んだナンバー三十だァアァァ!』


少し後ろを歩いていた紅が足を止める。と同時に紅の短い悲鳴が聞こえた。

「悪い話じゃないんだからさぁ、出ようぜ?」


男は紅の腕を掴んで引っ張っていた。

紅が痛みから顔を歪め、体が強張った。

そして、次に、紅は掴まれていた男の手を叩き、今度は顔を思いっ切り引っ叩いた。

男がたたらを踏んでいるのを見てから、恐る恐る紅の顔を見る。

眉間にしわを寄せ、何より眼が座っていた。

宝石みたいな眼がこれでは台無しだ。


「テメェ、ふざけやがって」

「いいんですか?」


男が拳を振り上げるのを無表情で見て、紅はそう言い、続けて、


「私は今からコンテストに出ます、もし暴力を振るわれた場合、舞台の上でこう言いますよ、桜祭り実行委員の男性に暴力行為を受けました、と。それでも構わないなら、どうぞお好きに」

「紅! 何を言って……」


覗き込んだ紅の眼は怒りに染まっていた。また男に対して拒絶するような絶対零度の冷たい視線を向けていた。

……ここまで怒っている紅を見るのは、何年振りだろうか。


「夜」


名を呼ばれ、たじろぎながら紅をゆっくり見る。

視線が合うと紅は静かに微笑んで、


「ごめんね、夜」


先程までの表情は何だったのだろうと思うくらいの、申し訳なさそうな表情をした紅が話す。


「夜はあまり望まないかも知れないけど……」

「コンテストに、出るって言うのか?」

「私が大会に出さえすれば、夜も……もうこれ以上迷惑被らないでしょう?」

「それは、そうだけど……でも」

「大丈夫、すぐ帰って来るから、終わったら迎えに来て」


そう言って、紅が背を向けて歩き始め、止めようとしたが人混みに紛れてどこかに消えてしまった。

紅は気配を消すのが得意なのか、そもそも気配があまりないのか、出掛けると姿を見失ってしまう事が少なからずある。

子供の頃は、かくれんぼをして結局見つからなかったなんて事もある。

今までの経験から追っても無駄だと分かっているので、取り敢えずは今からステージの最前列を陣取るため、人垣を分け入って行く。


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