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第一話 男と男の娘

俺の名前はカキョウナツム、高校二年生で何をやってもダメダメすぎる男、成績はほぼ、最下位と言ってもおかしくない成績である、ただ運動だけは部活をしている為できるはできる、と言っても筋肉でカバーしてるだけの普通な成績


「ナツム~!ご飯できたよ~!」


今叫んだこの男、見た目ほぼ女に近い茶色い髪の毛を片方結んでる短髪女、じゃなく男の名前はカンザキホマレ、皆からは男の娘やら何やら言われていてこいつも俺と同じでほぼ落ちこぼれと言っていいほどに成績が酷い、ただし見た目でだいぶカバーされている為特に問題なし、そしてこの目の前にいる人物は俺の幼馴染でもある


「おっ、やっとできたか~、というかそれ以前の問題でお前、その姿、なに?」


痛々しい話になるがこいつは自分が女、だと言われても嫌がらず逆に嬉しそうにしながら自分から女装したりしている痛い人物だ、こっちが恥ずかしくなるからやめてほしい、と思うが服装については指定など何もないのでこいつの勝手だ、それに俺がなにやら言う必要もない


「ん?あぁ、これね、熱いってもあるんだけど、着たくてね、だめ、かな?」


「いや、だめかなと言われてもな・・・お前の勝手だし」


見た目女だけじゃないの?もしかしたら下は毛ボーボーじゃないの?と思われるかもしれないが、残念、こいつは本当男性ホルモンがないのかわからないが毛を剃らなくても全然生えてこないというびっくりな体質だ、男の大事なあれ、はちゃんと小さいころから俺が確認してるから大丈夫、おもちゃなんじゃないのか?と思って引っ張ったりもしたがそれもない、こいつは正真正銘男、の娘だ


「まぁ、そうだね、私の勝手だね、それより早く食べてよー冷めちゃう」


「はいはい、わかってますよ、いただきまーす」


そして今更すぎるが俺達が今いるところ、ここは学生寮だ、俺とホマレが通っている学校はここから少し離れた約5分ぐらい歩いたところにある、在校生約一万人、そしてそんな多いのに俺達二人は最下位、すっげー死にたくなるよな


「・・・はぁ~、俺達ってなんでこんなに成績悪いんだろうなぁ・・・」


「ん~、さぁね~、まぁ私は全然気にしてないけど、上に上ったところで何かが変わるってわけでもないし」


・・・そう、こいつは俺と違い今のこの生活に十分充実しているらしい、と言っても俺も今のこの生活に十分充実している、こいつと同棲してる為得に料理に困る事もないし、洗濯物、他何か困る事もない、はっきりいって周りから羨ましがられるほどだ、ここだけは勝ち組といってもいい


「そうは言ってもよ~、あまりにも成績酷すぎるだろ、魔法とかも全然使えねえし・・・」


「私はいまのこの生活で十分充実してます~、ナツムは充実してないの?私と同棲してて」


ホマレはそう言いながら暴食している、その一口一口で口の周りをすっげえ汚してて充実してないのと言われましてもねぇ…


「・・・充実してますよ、かなり、な」


「っ!?っごく、ちょ、ちょっとやめてよ!吹き出すかと思ったじゃない!


リスのように膨らます頬を突くといきなり飲み込みそう言ってきた、うん、流石男の娘、と呼ばれてるだけある、かわいいやつめ


「!あ、あはは、て、照れてるなぁ」


「あ、そう」


俺はそう言い、皿に盛られている飯を食った、うまいな

明日からやっていきたいと思います~よろしくお願いします!

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