マーガレット
ど、どうも、ミカエルです。
修学旅行も終わってようやく日常回に戻ります。それの初っ端目が私ってのもどうかと思うけど。
今回は別になんの事件も起きずにのんびりとふわふわした感じで行きますよ。修学旅行終わった後だもん、別にいいでしょ。
それでは・・・修学旅行では私のツンデレが少ないって思ってる人もいるかと思いますけどあれが本来の私ですからね!
そもそも私はツンデレじゃないですから!!
修学旅行から帰って来て二日目の日曜日。
土日休みで土曜日は本当に何もせずにダラダラして家からも一歩も外に出なかった。
ルシ姉もいてルシ姉からも
「やっぱ姉妹って似るもんだね〜」
って笑ってた。ルシ姉程だらけてはないけど性質は一緒かも。
それで蒼からは
「寝ながら食うと太るぞ」
ベッドに入りながらポテチとかトッキーとか食べてた私に対してそんなこと言ったからスネに軽く蹴りを入れてやったわ。
うずくまる蒼を見て爆笑しちゃった。だって私は蒼のご主人様なんだから口答えしたら罰を与えるのなんて当然でしょ?
ちなみに蒼は冬君と一緒にカラオケいったらしい、よくそんな元気あったね。
そして日曜日、快晴に晴れている空。
普段は蒼に起こされない限り自力で早起きをしない私だけど朝の七時ぐらいに起きた。
もちろんルシ姉は寝てて蒼も寝ている。
二人を起こさないように服を脱いで最近買ったオシャレなスカートを履いて服を着替えてから
「蒼!起きて行くわよ!」
蒼の体を揺らして起こさせた。
「・・・何?まだ八時にもなってないだろもう少し寝かせてくれよ。
昨日出掛けて普通に疲れてるからさ」
「関係ないでしょ、疲れて帰ってくる方が悪いんだから。口答えしない!ほら早く、この時間じゃないとダメなの!」
「めちゃくちゃすぎる。そもそも事前に言ってくれないかな、突拍子も無く言われる俺の気持ち分かる?」
「分からない」
「即答か」
まったく乗り気じゃないわね。仕方ない奥の手よ。
「行かないのならいいわよ。
押し入れに隠してある雑誌をお母さんに言うけどね」
それを言った瞬間寝ていた蒼は一瞬で起きて
「な、なんで知ってる?」
「この前ルシ姉に教えてもらった」
実際に私は見たことないけどあの表情からして本当にあるっぽい。
「き、今日は早起きしようかな〜」
「え〜そんなに眠いなら別に断るよ私は」
「お前は本当にいい性格してるな」
なんでこの状況で私は褒められたんだろ?
私達のやり取りがうるさかったのか普段なら絶対に起きないルシ姉が
「ふわぁ〜騒がしいよ」
大きなあくびをしながらルシ姉が起き上がった。
「あ、ごめんルシ姉。蒼がモタモタしてたから」
「なんで俺のせい?」
「二人共こんなに早く起きてどっか行くの?」
「まぁちょっとね」
「私もこんなに早く起きちゃったし同席させてもらおうかな」
意外だった。一度起きたら二度寝が普通のルシ姉が私達について行くなんて。
断る理由は・・・あるかもしれないけど私は快く
「うん。いいよ」
ルシ姉も私達と一緒に行くことに。
「それじゃあ私は着替えてくるから」
ルシ姉は部屋を出て自分の服があるお母さんの部屋に行った。
「蒼も早く着替えてよ」
「分かってるけどその、お前がいるからよ・・・」
・・・私は急いで部屋から出た。何あの体がいきなり熱くなる感覚。
別に急ぐ必要は無かったけど・・・なんかさっきの行動をやった自分がなんかムカついてきた。
蒼相手に逃げたみたいで。
まぁいいや。二人を待つために私はリビングで待つことに、一階に降りてみると
「あらミカちゃん、今日は早く起きたわね」
お母さんはもう既に起きていた。
「はい、用事があるので」
「蒼はまだ起きてないの?」
「蒼も一緒に行くのでもう起きてますよ」
「あらそうなの、ちなみにどこに行くの?」
私はお母さんに今から行く場所を説明した。
「あそこまで行くの?」
「はい、この時間帯なら静かで心地よい風が出ててあまり人もいないので」
あの場所は昼間とかに行ったら日曜日だし人も多いし人混みは好きじゃないから。
でも調べたら朝はそこまで人がいないって分かったから行くなら今しかないってこと。
「私も行ってみたいけど今日は私も予定があるから。二人で行くってデートね」
「ち、違いますよ!る、ルシ姉だって行きますから」
「ルシちゃんも行くんだ。なんだかちょっと意外ね、そういうのは興味無いって勝手に思ってたけど」
「ルシ姉は意外とロマンチストですよ」
お母さんと話していると
「ミカ〜着替え終わったよ」
「で、どこ行くんだ?」
二人共着替え終わって下に降りてきた。
私はスマホの時間を確認すると
「やばもう七時半!蒼、ルシ姉行くよ!お母さん行ってきます」
私は急いで部屋の二階に向かった。
続くように蒼とルシ姉も部屋に来た。
「行くってなんで俺の部屋?」
不思議がる蒼。私は部屋の窓を開けて蒼の腕を掴んだ。
ようやく察した蒼は苦笑いで
「え、ま、マジ?」
勢いよく私は窓から飛び出して天使の翼を出して蒼を掴みながら空を滑空した。
「お、お前いきなり過ぎるだろ、ちょっと怖いんだぞ」
「あんたがしっかり私を掴んでたら落ちないでしょ」
するとルシ姉も翼を出してこっちに飛んできて
「普通に翼を出すんだ」
「こっちの方が早いから」
すると蒼が急に慌てだして
「人が来てるって!ミカエルは見えてなくても俺は普通に浮いてるってことになるから!」
人?あぁ普通に来てるってことね。そう言えば説明してなかった。
「大丈夫よ。私と一緒で蒼も見えて無いから」
「お、俺も?」
「よく見なさい、普通だったらあの人大慌てになってるけど素通りしてるでしょ?だから見えてないのよ」
その人は私達の下を通ってそのまま歩いていった。何も不思議がること無く。
「本当に俺達のこと見えてないのか・・・でもなんで?」
「これが私の地上界での力だからよ」
「力って、ルシさんとかラファさんが使ってる力?」
「そ、私のは地味だけど私はこの翼を出してる時は普通の人には私の姿は見られない力を持ってるのよ。私の事を知ってる人には見ることが出来るけど」
力の名前を言ってしまえば透明人間みたいな感じかな、人間じゃないから透明天使かな。
「それにプラスして周りにいる指定された人達はその姿が見えなく出来るってこと。
ちなみにルシ姉も見えてない」
「ミカエル以外は翼を出してる時って言うのはあんまり無くない?」
「修学旅行の時あんなにバチバチだったルシさんとガブリエルさんでも翼を出して無かった。
あれは人に見られるから出さなかったのか。ミカエルがガサツで気にしてないから出してたかと思ったけど流石にないか」
「手放していい?」
「ごめんなさい俺を殺さないで」
蒼を掴んでない方の手でスマホを見ると
「やば!時間がもうない!ルシ姉ちゃんとついてきて!」
翼を羽ばたかせて急いで目的地まで向かった。
後ろを見ると余裕の表情のルシ姉、スピード勝負でルシ姉に勝つのは元々無理って分かってるけど。
ただ私のスピードでも早いのな蒼は
「ちょ、早すぎる!もっとゆっくり行けゆっくり!」
「文句言わない。私の移動で進んでるんだからむしろ感謝しなさい」
「感謝って・・・」
私は少しスピードを上げた。早く行きたいから。
目的地よりも少し離れた場所に地上に降りた。
「やっとついた。久しぶりに動かしたからちょっと疲れちゃった」
蒼は膝をつきながらガラガラの声で
「お前が思う倍ぐらい俺は疲れたけどな」
「ついてきて疲れたとかデリカシーが無いね」
「頼んでないし」
「ミカ、急がなくていいの?」
忘れてたわけじゃないけど確かに急がないといけない。
「二人共ついてきて。時間的に人はあんまりいないから結構近くに降りても問題無かったかな」
私達は疲れてる蒼を後目に先に進んだ。まぁ二分ぐらいで着くけど。
歩いてる最中は私は二人に
「言っておくけど二人・・・特に蒼にとっては結構興味無い物を見せることになるけど、ガッカリしたらごめん。
けど私は一度この目ではっきり見たかった、綺麗で本当に初めて見る」
歩いてる約二分そしてついに・・・
「見えた、ここがスミレ花畑よ」
私が見たかったのはこれ、花畑。
一面に色々な花が咲いてる、名前は全然知らないけどそれでも感動的。
私が来たくて来たけど言葉にならない、花でこんな気持ちになるなんてね。
見たかって言っても実際見てもこんなもんでしょって思って興味本位で見に来たけど予想以上で良かった。来た意味もちゃんとあったってことね。
「ミカよくこんな場所知ってたね」
「ネットで調べてたら出てきたの、それで行ってみたいって思って」
「でもこんな早くに行く意味って?」
「この時間は人もいなくて朝だから暑くなる前だからいいの。昼間とかは結構人が混むって書いてあったから。
結果的には人もいなくて充分快適に花を見れるから」
「なるほど、ミカって勉強全然出来ないけどこういうことに関しては本当にマメだよね。それを勉強に活かせないの?」
「だって楽しくないもん」
そう言えば気がついたけどここに来てからずっと黙ってる蒼だけどどうしたの?
まさか感動?するわけないよねだって蒼だもん。
「花か・・・俺、結構好きなんだよな」
衝撃の事実にめっちゃ驚いたんですけど。
「いやいや、え、そうなの?いつから?」
「子供の時からかな」
蒼・・・これからちょっと見方を変えよ。
「ルシ姉はどう?」
「花は好きよそれは勿論。この香りとか全てが本当にロマンチックなんだから」
どうやらルシ姉も満足してるよう。これだけでも来てよかったって言える。
とりあえず全員満足。
私は大きく伸びをして
「さて、帰ってもう一眠りしよ」
早起きしたから眠くて眠くて。
「確かに、私も無理に起きたから眠たい」
ルシ姉も眠そう。
良いもの見たから良い夢でも見れるかも。
「蒼、帰る・・・あれ?」
横にいたはずの蒼がいなくなっていた。
「どこ行ったのよ」
探そうとすると私の目の前から蒼が帰ってきた。
「何やってたのよ」
「悪い悪い、こんな広い花畑ならあるかなって思って探してたらあったから。
お前に一応渡そうと思ってな」
そう言って蒼は私にある花を渡した。
「これは?」
すると蒼は照れくさそうの顔を少し赤くして
「その、花言葉とかたまに調べるんだよ俺。それはマーガレット。
言葉は・・・信頼」
信、頼・・・
ルシ姉はマーガレットを手に取って私のポニテに付けた。
「うん、似合ってるよ。ミカ」
花を髪になんて淑女がすることじゃん・・・なんだか恥ずかしくなってきた。
「それと花言葉はまだあって・・・真実の愛ってのもあるのよ」
「ちょルシさんそれは・・・」
・・・・・
無言で私は蒼のスネを蹴った。
そこからはあんまり記憶が無いけどルシ姉が証言からしてこんなことを言っていたらしい。
「な、何カッコつけてるのよ!ぜ、全然か、かっこよくなんてないんだからね!
ばっかじゃないの!う、嬉しくなんてないよそんなのもちろん、花を送られただけでしかもその、一輪だけでしょ!そんなんで私がよ、喜ぶはずなんてないでしょ!
もう一度言うけど嬉しくなんてないから!」
って言っていたらしい。まったく記憶には無いけど。
私がハッと正気を取り戻したのは部屋に帰ってきた後少し眠ってから。よっぽど興奮してたんだろう、その時の私は。
まぁ・・・嬉しくは、ないけどね。
これにて終わり!
久しぶりの語り手だったから疲れちゃったよ。でもやっぱり楽しいね。
次回は・・・一体誰やるんだろ、まだ決まってないんじゃないかな。
それは乞うご期待ってことで。
それでは・・・いつでも来なさいよ!ま、待ってるから。




