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姉妹喧嘩

はい皆さんこんばんは、ブルーイヤホンとホワイトヘッドフォンの最近話題になってることにあんまり興味を持つことが少ない蒼です。


いきなり自己主張の激しい挨拶で申し訳ございません、あるYouTuberさんの挨拶を真似させて頂きました。誰かは予想してみてください。ヒントはゲームで有名な方々です。


そんな事は置いといて今回は修学旅行編第四弾、俺と花梨さんペアです。


流れからしてわかると思いますけど俺達以外にも人?は出てきます。


ではまぁ行きましょうか。



空港内で解散してそれぞれのグループになって京都を観光することになった。


俺は花梨さんと一緒。花梨さんはどうも行動が読めないから俺が慎重に見張らないと、俺は花梨さんを監視してるのか。


てか何一人でツッコミ入れてんだよ。


空港からしばらく歩いていきなり走り出して

後ろに手を組みながら振り返って


「蒼君と初デートだね〜」


不意に突発的に言われてしまったため反応に俺は困ってしまった。恐らく俺のあたふたした顔とか見たかったんだろうけどそうはいかない。


「花梨さん何を言ってるの」


「え〜だって渉君ともデートしたし佐奈ちゃんともミカエルちゃんともしたのに蒼君だけまだだったから楽しみだったんだよ〜」


二人で一緒に遊ぶことをデートって言ってるんだ。からかうとかそんなの一切無かった。そんなの考えた俺がなんか恥ずかしいんだけど。


「じゃあ京都のお寺にしゅっぱ〜つ」


この機会だ、いつも一緒にいる友達のことをもっとわからないと。


「ほら蒼君置いて言っちゃうよ〜」


「待って花梨さん」


俺達は京都の観光名所に向かった。



「ついた〜ここが有名な金閣寺なんだね〜」


「正確な名前は鹿苑寺だけどね」


俺達が向かった先は金閣寺で有名な鹿苑寺。


室町幕府三代目将軍足利義満が建てたとされたお寺らしいけど歴史とか全然わからないからこれぐらいしかわからない。とりあえず俺が初めて見て思ったのは


「めっちゃ金ピカだな」


俺の想像してた五倍ぐらいピカピカしてて造りもしっかりしてる。こんな場所に住んでたなんて夜絶対寝れないだろうな。


「うわ〜本当に金色なんだ〜」


花梨さんに関してはそこからなんだ。


「だね〜ちょっと金色なだけかと思ったけど」


「全部が金色だとは思わなかったけどね」


・・・あれ?花梨さんの他にも二人の声がしたんだけど、しかもなんか聞き覚えのあると言うか昨日聞いたって言うか今日の朝に聞いたことがあるような。


いやいやまさか京都だぜ京都。逆にいたらホラーレベル、バイオ○ード顔負けだ。


ただ声が似てる人がいるだけで見たら全然違う人だと思うから、今は何故か花梨さんと意気投合しながら話しているけど俺に気づいているのか?


横にいる花梨さんを恐る恐る見てみると、ツッコミたくないけどツッコまないといけない人が二人いる。


一旦深呼吸して思いっきり叫ぶ感じで


「なんでここにいるんだよ!!」


この声でようやく俺の方を向いた二人。


「蒼君なんでそんなに驚いてるの〜?知らなかったの?」


「知らないからこんなに驚いているんでしょ。母さん、ルシさん」


そこにいたのは朝に別れたはずの俺の母さんとルシファーさんがいた。


「蒼が行くんだったら私だって行きたいじゃん、そこで今回はルシちゃんにお願いして京都に来たって感じ」


「私も京都の魅力に惹かれちゃったから藍漓さんも連れて来ちゃった感じ」


理由はわかった、わかったって思うしかない。


ただそれ以上に言いたいことがある。


「あのさ、来るなら一言ぐらい言ってくれないかな?」


母さんの頭上にはてなマークが浮かび


「なんで?」


「こっちもそれなら心の準備も出来るけどいきなり来られたなんの対応も出来ないだろ」


「サプライズ的な感じで行きたかったのよ、ついて探したら蒼と一緒にこの子がいたから話しかけたのよ。で、この子って誰?」


俺はまずこのことに一番驚いた。


「知らないのに声掛けたの!?」


「ルシちゃんが知ってた感じだったから」


「花梨ちゃんとは面識があったから、なんで蒼と一緒に行動してるのかはわからなかったけど知り合いだったら話しかけるでしょ」


この二人絶対人見知りとかしないだろうな。


「でも母さんと花梨さん面識無かったんだろ。花梨さんだって困ったはずじゃ」


「蒼君のお母さんだったんだ〜、すごく話しやすくて優しい人だったから私も話し込んじゃったよ〜」


ここにも人見知りをしない友達が。


「なら俺に声かけてから花梨さんに行ったらいいものを・・・もう別にいいけど」


これ以上追求してもなんの答えも得られない気がするし。


「で、蒼となんで一緒に?もしかして付き合って」


「ルシさん違う。たまたまくじ引きで俺と花梨さんがペアになっただけだから」


「なるほどね、付き合ってるなら私にバレてるもんね」


ルシさんは人の心を読める能力を持っているらしいけど、プライバシー的にやめて欲しい。


「じゃあ花梨ちゃん、私とルシちゃん蒼と一緒に京都観光ね」


「いいですね〜いっぱいお話しましょ〜」


えぇ!なんで俺の修学旅行に親が同伴することになったんだよ!


「それじゃあ行こ〜」


花梨さん!せめて俺の意見を聞いてくれーーー!!!



結果的に俺の母さんとルシさんも俺達についてきて一緒に観光することになった・・・誰がこんな展開を予想した?


金閣寺を観光してから母さんとルシさんに先頭を任せて俺と花梨さんはその後を追うことに。


「はぁ、まさか母さんと一緒か」


大きくため息を吐いた俺の隣から


「別に私はいいと思うな〜」


なぐさめてくれるのか、花梨さんが俺に話しかけた。


「一度に一回の修学旅行だよ?それをこんな形になるなんて」


「でも逆に思い出に残りやすいと思うよ〜、普通とは違う修学旅行ってなんだか私は羨ましいよ〜。あ、でも私もこんな状態になってるってことは普通とはちょっと違うってことになるね、だったら幸せになれるよ〜」


幸せの感じ方は人それぞれだと思うけど花梨さんは多分みんなと一緒に仲良くすることが幸せになれるってわかってるんだろうな。いつも笑顔で緩やかでほんわかしてるし。俺はそんな花梨さんに憧れを持てるかな。


今日でもうちょっと花梨さんのことを知っておかないとな、一友達として。


「あら、偶然ね」


突然前にいる二人が止まり二人の目の前には二人の女性がいた。


一人は藍色の髪色のショートヘア、もう一人の方も髪は短く明るめの白色、中性的な顔立ちをしている。二人共美人な人だけど。


でもルシさんと母さんを見て偶然って言ったけど面識あるのかな?


「蒼君あの人知ってるの?」


花梨さんが俺に聞いてきたけど・・・


「いや、あの藍色の髪色してる人は見たことあるんだけどもう一人は知らないな」


思い出せない・・・母さんに関係ある人だったら大体俺が知ってると思うから、子供のときによく母さんに連れられてその友達にも会ったから。


だからルシさんが知ってる人?


こうなったら直接聞くしかないか。


後ろから声をかけようとしたときに


「ちょ、なんであなたがここにいるのよ!」


「いたら悪いの?天界の仕事を放棄しながらこんな場所で遊んでるなんてね」


天界のことを知ってるってことは・・・


「あーーーー!思い出した!」


俺のこの声で俺達に気づいたようで


「あら蒼さんにお友達の方のようですね。そちらの方もどうやら私共の正体を知っていらっしゃるご様子で。

蒼さんの母方とお友達の方に自己紹介を、私の名はガブリエルです。ミカエルとそちらの駄妹だいもうとの姉でございます。

今後ともよしなに」


「誰が駄妹よ!」


そうだガブリエルさんだ、前に勝手に俺の部屋に入ってきた天使五人姉妹の長女の天使だ。思い出したけど二回目でめっちゃしっかりしてるのがわかるな。


ガブリエルさんはわかったけどもう一人は全く話さないな。


「花梨さんあの人は・・・ってあれ?」


横を見るといつの間にか花梨さんがいなくなっていた。


「初めまして〜私は花梨って言います〜これからよろしくお願いします〜」


花梨さんもうガブリエルさんの前にいる!早すぎるだろ。


「ええ、花梨さん。よろしくお願いします」


一つも笑みを見せずに挨拶した。結構無愛想なのかな。


「で〜そっちの人のお名前はなんですか〜?」


まぁ花梨さんが聞いてくれるならいいけど俺も気になってる。なんで俺聞けないんだろうな、人見知り?


ガブリエルさんの後ろにいた人は前に来て


「カマエル」


そう言って手を差し出した。カマエルって確かこの前家で勉強会でミカエルとメタさんが少し話していた天使だったな。


「カマエルさんって言うんですね〜よろしくお願いします〜」


花梨さんは握手を交わした。


「うん」


口数がかなり少ないな。タイプで言うと渉だな。


「さて両者の自己紹介が終わったところで私も金閣寺を見終わって暇だったので、あなた達はこれからどうするおつもりで?」


「別に予定はないよ、一緒にでも行く?」


母さんが二人を誘った。


「別に私はよろしいのですが、カマエルは?」


「いいよ」


二人も一緒に行動することになりそうだな、まぁ引き込むのが上手いのが三人もいたらこうなるか。


「私は却下で」


え、ルシさん?


「よく私と一緒に行動しようと思ったね。一応私の立場知ってるよね?」


「・・・ええ、現状では天使階級剥奪と天星玉の効果無効。実質天界にはいられない存在。

その力と階級があるからまだ天使としていられるけど本来なら天使ではなく堕天使として生きていかないといけない」


ルシさんって今そんな立場になってるのか?そこまでして一体何をやってるんだ・・・教えてもらう日も遠くないかもしれない。


「天使の敗北者の私と天使ナンバー2が一緒なんて何かの皮肉としか感じしかしないけど」


ルシさんその言い方はどうかと思うけど。


「一応姉として優しさを見せたつもりだったけど、あなたには不要だったようね。蒼さんの母方の申し入れを受けたけど・・・少々度が過ぎたようね」


あぁやっぱりガブリエルさん怒ってる。同じ姉妹でここまで相性悪いのなんて見たことないぞ。


「ルシエル、私からのお仕置きを受けなさい」


この言葉から、何故か地面が少し揺れ始め晴れていた空がどんどんと黒い雲に覆いかぶさっていく。


「ここで私とやるっての?その気なら受けて立つよ」


やばいルシさんも臨戦態勢に入ってる。どっかで雷めっちゃ落ちてるし。ここ一体数十秒後に崩壊すんじゃ・・・


「来なさい」


「言われなくても」


おいおいさすがにまずい!俺は二人を止めに入ろうとした。


「ちょ二人共待って!」


俺が間に入ろうとする前に


「ガブ、ルシ、ストップ」


その間には両手を広げたカマエルさんが割って入った。


「カマエルさん?」


「ガブいつもの冷静な判断を取り戻して。場所とか迷惑になるとかわかるでしょ」


カマエルさんの言葉に少し動揺を見せた瞬間に地響きが無くなった。


「ルシも一言が余計。文句とかあっても少しは黙って」


こちらもカマエルさんの言葉で


「そ、そうね。ごめんなさい、周りを見てなかった・・・」


反省した様子で雷が止まって太陽が射し込んできた。


一応二人共落ち着いたのかな?


「あ、蒼君、私怖かったよ〜」


花梨さんは涙目になりながら後ろから俺に抱きついてきた。


「花梨さん!ちょ、これはまずいって・・・」


恥ずかしいって!これただのカップルの絵だろ!!


でも花梨さんはそんな意識無くてただ怖がってるだけだから。俺も平常心になれ俺には心に決めた人がいる。


まぁ確かに急に天変地異が起こったら普通に怖いか。これをそこまで驚かない俺もどうかと思うけど。


つーかこの姿を母さんに見られるやばい!


「母さんちょっとこっち見ない」


「急に地響きとかなり止んだけどなんだったのかしらね」


この原因を二人のせいって分かってない!



ようやくみんな落ち着いて近くにあったカフェで休んでいる。


ガブさんとルシさんは二人共一人になりたいって言って俺達とは違う席で離れて一人ずつ座っている。なんかさらに溝が深まった二人だな、仲直りする日が果たしてあるのか。


後、母さんは帰った。ルシさんに送ってもらって帰りは飛行機で帰るらしい。はっきり言って意味がわからない。


ルシさんも今日中には帰るとは言ったけどリフレッシュしたいからって言って泊まるらしい。まぁあんなことあったら心を休むのも必要か。


ガブリエルさんとは話せる雰囲気では無かったから話してない。話しても何も返してこないとは思うけど。


なんか今誰も言葉にしてなくてすごい空気悪い。初対面のカマエルさんとも何話したらいいかわからないし花梨さんともさっきのことが頭によぎってちょっと恥ずかしいし・・・誰か言葉を・・・


「名前は蒼でいい?」


突然カマエルさんが俺に話しかけた。


「あ、はい」


「さっき止めようした?」


さっきって、あぁあのときか。


「あのままじゃ本当に危ない状況になりそうでしたから俺でもいいから止めないといけないって思いましたから。まぁでも俺じゃなくてカマエルさんが入ったおかげで収まったと思いますけど」


「勇気ある行動はしっかり褒めないと」


「いやそんな大したこと」


「危ない二人の間に入るのは命知らずがやることだった。天使だからよかっただけ」


「そんなに危なかったんですか?」


「ギリギリで境界線を超えなかったけど超えたら黒焦げになったかもしれない」


本当に死にに言ってたんだ俺。


「それを知らなかったとしてもあれは凄かったよ」


笑顔ではなかったけど微笑みを俺に見せていた。カマエルさんのことはまだよく分からないけどすごく優しいのかな。


ミカエルが頼れるお姉さんって言ってたけど本当にそうかもしれないな。


「蒼君さっきはごめんね、ちょっと私も怖くなちゃって」


花梨さんもさっきのことは恥ずかしかったんだ。そりゃそうだよな。俺だって恥ずかしかったのに。


「でも蒼君何も言わずにそのままいてくれてありがと〜蒼君が断ってたら誰に寄り添っていいか分からなかったよ〜」


「それはでも俺じゃなくて花梨さんの好きな人の方がもっと楽になるんじゃないかな」


「私の好きな人・・・」


好きな人を花梨さんは考えてるのかは分からないけどちょっと黙って本当に小さな声で


「冬君・・・」


聞こえたけど聞こえないふりをして


「え、何か言った?」


「う、ううん!別に何も無いよ〜」


誤魔化した花梨さん。


冬、あいつもこれから大変になるかもな。



これにて終わりにさせていただきます。


ちょっと重たくて重たくない話もありましたけど今の旅行中は楽しいですよ。


次が一応グループ編ではラストになります。お待ちいただけたらと思います。


それではまた。


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